Don't freak out 公演情報 Don't freak out」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    時~々観るナイロン100℃。「しびれ雲」を観たばかりでスルーしていたが今回は劇場がスズナリとはうっかり。公演の終り間近の昼公演を当日券にて観劇した。凝り具合がよろしい。無二の世界に思えたが徐々に「アングラに寄せてるな」と楽曲(全員で歌う歌もあり)で思い当たった(音楽が鈴木公介氏なら意図的なのは明白・・白塗りもその含みがあったのね)。
    舞台は一軒家の女中部屋。猟奇な世界観(江戸川乱歩とか)。完璧に作り込まれた濃密な空間で趣向も憎かったが、最後にケラのテイストが出て少々残念がった。
    長く女中をしている所の姉妹(松永玲子・村岡希美)の風情が秀逸。とりわけ村岡女史はThe Shampoohat「砂町の王」で目にして以来その存在感にやられているが、その舞台や際どい役を堂々こなした「娼年」の事など思い出させる。みのすけをはじめ役者力とオーラを間近に浴びる贅沢な舞台でもあった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    松永玲子・村岡希美に当て書きしたのであろう本作、スズナリの狭さを生かすことで、充実した演劇体験がつまっている。美術・映像・照明によって、不気味な屋敷の全貌をからくり小屋のように見せつけてくる、魅力的な観劇体験だった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/03/07 (火)

    ナイロン100℃!!だ!!
    と頷いていました。すごい。
    スズナリが、えっ!??という感じに
    惜しみなく舞台が出来ていました。
    しかも物語、メイク、照明、プロジェクションマッピング、音楽、音響…本当に演劇って文化総合芸術だ!!と感じました。
    あの世界観にどっぷり浸かることが出来ました。
    ひゃぁ~~
    それから、着物の足さばきの見事さが見どころ??でもあったわ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    劇団初めて三十年、先に「しびれ雲」いまこの「D!ont freak out」。同じ昭和戦前期ものをそれぞれ好きな先行作品の本歌取りをしながら、自分の長い付き合いの俳優たちと作るのは作者冥利に尽きることだろう。Conglaturation!!
    松永玲子 村岡希美の二人に捧げたような作品だが、二人から引き出すものは引き出し、しびれ雲とは真反対のホラーである。それでいながら、ともに芝居見物の楽しさを十分味合わせてくれる。スズナリでは見たことがないようなマッピングや照明、道具操作の技術を尽くして、昭和期なら松沢病院、といった感じの脳病院院長一家の不気味な安逸を、松永・村岡の奇妙にメイクした女中二人の目で追っていく(二人、快演)。つじつまが合っているような、合っていないようなストーリー展開もステージ技術で見せられてしまう。
    「女中たち」のようでもあるし、狂人幽閉の話もどこかで見た(イプセンの幽霊?)ような気がするが思い出せない。客席一杯に客を入れているが二百までは行かないだろう。このキャスト・スタッフで普通にやれば赤字である。チケットも8千円を割る。こういうスズナリという劇場に配慮できるところもKERAの偉いところである。補助席も出ていて手に入りそうだから、一見をおすすめする快作である。意外に短くて2時間20分。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    歪んだ人物たちの濃密な関係が、ユーモアをたたえつつホラーな展開へ進んでいく。ダークな芝居を得意とするケラの本領発揮。狭いザ・スズナリの舞台を、通常よりも桟敷席、ミニ椅子席まで作って客席を増やし、一層奥行きを狭くしていた。その狭い舞台に、女中部屋のセットをしっかり建て、奥の窓の向こうに屋外の演技スペースと、奥の上部に地下の監禁部屋をつくる。人間関係と同様にきわめて密度の濃いセット。ザ・スズナリであんなに作りこんだセットは初めて見た。

    松永玲子の妹あめと村岡希美の姉くもの女中姉妹に、一家の主で監禁されている清太郎(ミノスケ)、今は主人になった次男(岩谷健司)、奥様(安澤千草)、お嬢様(松本まりか)、おぼっちゃま(新谷真弓)に、大奥様(祖母)の吉増裕士の一族。次男は大奥様の言いなりで、奥様は邪険にされる。大奥様がお坊ちゃまが学校でいじめられてることを見抜き、「本当のことをお云い」とステッキでせっかんする場面は迫力あった。そして「復讐するのよ、それだけ覚えておけばいい」と。これが伏線となってひたひたとダークな結末へと転がっていく。
    妹あめの婚約者だった鏡と葬儀屋の傀儡(くぐつ)の二役の入江雅人、田舎警官のカブラギ(藤田秀世)もよかった。

    全員おしろいを濃く塗り、目じりにくまを作る濃いメイクで、虚構の芝居の雰囲気を醸していた。その虚構(怨念と物語)の物語のリアリティーがさえていた。
    2時間20分の休憩なし。でも、ちょうど疲れたころにブレイクタイムとばかり、全員で歌う幕間が二度ある。二回目のブレイクの後は、怒涛の悲劇の連続で、疲れも吹き飛んだ。

    ネタバレBOX

    坊ちゃんをいじめていた子たちが行方不明だという教師の話、外に出られないはずの清太郎が外で子供を作っていたという告発など、謎をちりばめながら、それを無残な悲劇へと回収していく。面白い展開だった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    観てきた☆ 凄かった☆
    役者さんはもちろん、照明、音響がもの凄い! さすがです!
    安澤千草さんが印象的でした☆

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  1. @JumboCarnation @RueCodey @fistfightjones cackling watching lucie and dot freak out at this because iirc this was l… https://t.co/KsEriLyCuh

    約1年前

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