満足度★★★★★
タイトルの秀逸さに驚く
初めてこのタイトルを見た時、正直意味が分かんなかったんですけど
終演後、振り返ってこのタイトルの巧みさにうんうんと頷ける部分が
大きかった。
閉鎖的で暴力的で。 こういう人間の姿と確かな現実とを一部分でも
ハッキリと、そして過激に描いた作品は最近ついぞ観なかったので
非常に刺激的でした。
満足度★★★★
スリリング
凄かった。暴力的なシーンから始まるので、これはどうなってしまうのか・・ハラハラ。最後までドキドキハラハラ、不安定な気持ちは終演後も静まらず。テレビモニターを中心にいくつもの(家族の)密室になる舞台セットもおもしろかった。サッシを開けると高層ビルのベランダからゴウゴウと吹き荒む風の音・・不安要素が増長させられ、不気味です。
満足度★★★★
熱演
衝撃的との前評判に割に、想定内の展開で驚きはなかった。いつもの鐘下作品に比べ、登場人物が多く場面転換も頻繁で、少し集中力に欠けた。一連のエピソードも類型的。ただ俳優の熱演と斬新な演出はさすが文学座。新劇の範疇ではないが、病んだ人々を的確に演じて見事。新しいレパートリーに果敢に挑戦する姿勢も評価したい。