マカロニ・ウェスタン・ほうれん荘 公演情報 マカロニ・ウェスタン・ほうれん荘」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    3回目
    南京観劇3回目。
    毎回毎回ハズレがないので、自分の中でハードル上がりきっちゃってる感じ。

    なので・・・あれ?もっと笑えたはずなんだけど、南京さん。
    って思ったのは今回自分の中でハードルあげすぎちゃったからだと思います。

    伊藤昌子さんは凄すぎる。
    彼女を見るためだけでも、おかわりする勝ちはある。

    いつもより選曲がやや古かったかな?
    さすがにGSは世代じゃないので、分からない歌もあったのが悔しい。

  • 満足度★★★★

    選曲がツボど真ん中
    欲を言えばマカロニほうれん荘ネタがもう少し欲しかったが、いつもながらの妙にトボけた台詞回しが楽しい。
    また、これも毎度ながら選曲が世代的にド真ん中で、新旧合わせてほぼイントロでワカるほどなのも嬉しい。
    それにしてもウエスタンカーニバル時代の日本語カバー曲、よく見付けたモンだ。

  • 満足度★★

    ごちゃまぜとチープ感
    初見の劇団で、明石スタジオも初体験。
    「吉本新喜劇+アングラ+不条理劇+60年代大正テレビ寄席」みたいなナンセンス・ミュージカルといった趣。雰囲気も内容もともにごちゃまぜ感が強い。観ていて気恥ずかしくなる演技の連続に当惑(笑)。
    チープ感たっぷりでいまどき珍しい個性の劇団だとは思うが、好き嫌いは分かれると思う。

    ネタバレBOX

    日劇と、その跡地に建つもうすぐ閉店の有楽町西武へのレクイエムともいえる作品。
    無楽町の西部デパートが、どう見てもちっちゃな個人経営スーパー(笑)。
    閉店セールにも客がやってこないという絶望的な状況のなか、在庫ダンボールの向こうからそこに棲み着くカウボーイ姿の日劇の怪人(?)たちが現れ、日劇ウェスタンカーニバルを繰り広げるという趣向。
    言葉遊びを取り入れたギャグで単なるオチャラケではないのだが、客席は無反応で終始引き気味でシーンとしていた。はじめのほうの「夢見るシャンソン人形」は期待させたが、西部劇の話が入ってくるので、音楽部分のノリが中断される。この西部劇部分の芝居が単調で退屈してしまい、眠気に襲われ、もうだめ!と目を閉じた瞬間、あっけない終わりかたで照明がつき、明るくなった(笑)。
    想像していたよりウェスタンカーニバルの部分が少ないのが残念。マカロニウェスタンのパロディーもいまの人たちにはどれだけ通用するかは疑問で、ミュージカルに絞ったほうが楽しめた気がする。
    言葉遊びを取り入れ、単なるオチャラケではないのだが、客席は無反応で終始シーンとしていた。
    開演前、100円マッチを販売していて、レトロな異次元といった雰囲気の劇団。ご当地商店街でウケている余興を無理やり見せられたような居心地の悪さが拭えなかった。
    あちゃこ先輩(たなか智保)、店長(椿やきそば太)、トシ(雅憐)が、大林素子、瀬戸わんや、仲村トオルの共演を連想させ、そういう意味では面白かった(笑)。「たまりませんわー」のギャグを連発する伊藤昌子は唐十郎のアングラ劇に出てきそうな雰囲気で、同じ日劇でもミュージックホールのストリッパーみたいな厚化粧が強烈だった(笑)。
    わたしが高円寺に住んでいた子どものころは、ここにこういう劇場もなく、自分自身が異次元に迷い込んだような不思議さは味わえたけど。
  • 満足度★★★

    ちょっとがちゃがちゃした感じ
    でも、かなり好きなテイストではある。

    いつもフライヤーとタイトルに惹かれていた。
    そして、初めて観た。
    確かにタイトル通りだった、とは言える。

    キャラが独特。
    歌が楽しい。

    だけど、そこに「愛」(あるいは偏愛)はあったのだろうか?

    ネタバレBOX

    ウェスタンカーニバルとマカロニウェスタンとマカロニほうれん荘、そして、ウエスタンに西部デパートという言葉の遊びに、有楽町西武と日劇、ウエスタンカーニバルという組み合わせ。たぶんこの言葉を思いついたときに、作者は「やった!」と思ったに違いない。

    そこから(たぶん)広げていった物語には、それらの要素が見事に散りばめられていた。ガンマンの3人の名前とか、マカロニウエスタンからのおなじみの場面とか。
    ただし、それらは、単なる「なぞり」にすぎなかったのではないだろうか。「言葉の遊び」の枠からは出ることがない。それぞれへの深みも感じられない。どの要素にしても、もっとマニアしか知らないようなディープ感があってもいいと思うのだ。

    いろんなキャラが出てきて、それはとても楽しいのだが、どうも均等すぎて焦点がぼけてしまっているのではないだろうか。

    物語の焦点が絞り切れていれば、キャラクターの軸もはっきりして、物語が整理されたような気がする。

    つまり、マカロニウエスタンでも、ウエスタンカーニバルでも、はたまた西部デパートでも、思い入れがほしいのだ。それは「愛」(あるいは偏愛)とも言う。
    思い入れがあれば、とりあえず入れました、のような扱いにならず、こちらにも伝わってきたのではないかと思う。

    アイデアから形にするまで、いろいろと下調べをしたと思うのだが、もっと深く知って、それを他人に知ってもらいたい、というような欲望があってほしかったということなのだ。

    そして、歌も楽しいのだが、やっぱりそこは、ウエスタンカーニバルに焦点を絞り、ロカビリーやグループサウンズ風な衣装の工夫や振り付けがほしかった(それにしても、歌のときになぜ「カラオケ」にしなかったのだろうか)。
    ガンマンたちが腰に下げているのは、拳銃でなくて、マイクだったりしてもよいはずなのだ。

    そういう「絞り込み」がされていないので、「全部乗せ」的な味の印象になってしまったと思う。

    フライヤーのイラストや当パンのイラスト、劇団のキャラクターなどの雰囲気はとても好きだ。
    その雰囲気をもっとセットに活かしてほしいと思った。段ボールというのは楽しい感じはあるのだが、今のままだと、貧弱な印象がしてしまう。あのイラストのような感じをもっとゴリゴリに出していったほうが、段ボールであったとしても、もっと楽しいと思うのだ。段ボールだからできること、もあるはずだ。できれば、段ボールであることの「意義」までほしいところだ。

    登場人物としては、誰もが面白要素を持っているように感じた。中でもアルバイトのヒメノ(メリルリン子さん)は印象に残った。そして、ルミを演じた伊藤昌子さんの怪演(意味なく回ったりする)は素晴らしいと思った。味もあるし。

    次回は、『フランケンシュタインの婚活』というタイトルらしい。また、面白そうなタイトルを付けてくる(笑)。
    ここは、面白要素をたくさん秘めているので、できれば、観たいと思うのだ。
  • 満足度★★★

    古めかしくて微笑ましい。
    ふとした瞬間にメーターの針が振り切れてしまったひとたちを戯画化したような、強烈な個性をもったキャラクターが盛りだくさんで、成熟した大人のハイテンションぶりに恐怖を覚えた・・・。笑
    ふとんがふっとんだ的なギャグにはちょっとした疎外感を抱いたけれど、昭和の生んだ大衆文化のひとつの轍としてみると、なるほど、分かりやすかった。
    さりげなく社会問題にも触れていていたことも興味深い。
    『古きよき日本』を記録でしかしらない私には物語の響きが新鮮に映ったけれど、リアルタイムで『あの時代』を過ごしたひとたちがこの作品をみたら、劇中繰り出される往年のヒットソングや小ネタに共感したり『あの頃』を思い出したりするのかな。

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