「ひつじ」 Les moutons 公演情報 「ひつじ」 Les moutons」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 魔法が染み込んできたー
    「えー、なんか奇をてらいました、みたいのだったらどうしよー」
    なんていやらしくいぶかしんだのだけど、感激。
    いぶかしんでごめんなさい。
    お兄さんめちゃかっこいいし!

    あれだけの技術はなかなか身につかない。派手ではない部分にすごさがちりばめられまくってて、もう、ね、あきらめた。

    こどもモードにスイッチオンして、
    ポケーと観てました。つか、居ました、かなぁ。


    魔法がかかってきます。
    慣れてくるというか、月並みに表現するなら
    「本物みたいな気がしてくるー」というのか、
    “人間ヒツジ”たるおニューな生命に出会ったというか、
    へんな気持ちになってくる。

    しあわせでしたよね。
    なんかそれがとてつもなくすごいや。
    みんなで花火をみて一緒に「たーまやー!」
    のときみたいな、隅田川の奇跡!みたいなのとそっくりな、
    ニコニコづくしの、一週間はひとにいじわるをしたくなくなるような、
    戦争する気力なくなるような、
    「めぇへ~~ぃ」て呪文でした。
    義務教育に組み込んで、月に一度「ひつじになる日」を制定したらいいです。

  • 満足度★★★★★

    めへぃ~とけた外れの身体表現
    とても秀逸な身体表現であり、
    ウィットと遊び心に満ちた30分でした。

    ネタバレBOX

    最初、偶然にその場を通り過ぎて
    後半部分だけを観ることができて・・・。

    愕然として、
    気が付けば、
    翌日に再見しに出かけておりました。

    大上段に構えることなく
    あの、凄いものを目の当たりにした高揚が
    とてもナチュラルにやってくる。

    演じ手たちの身体の使い方のしなやかさや
    30分を演じきる精神的な強さに瞠目したのですが、
    それはパフォーマンスが終わった後のこと。
    理屈抜きに、その場にいろことが
    こんなにも楽しい・・・。

    観ることができて本当によかったです。
  • 満足度★★★★

    めぇぇ~めぇぇ~
    結局、2日間で3回観てしまった…。なのに四つ星なのは、ほんとなら、なにも情報なしに観たかったから。でも、ツイッターで何人かがつぶやいていなかったら観なかったかもしれないのだけど…。なにも知らずにエスカレーター降りたら羊とすれ違った、みたいな出会いを希望(笑)

  • 満足度★★★★

    楽しい!一気に童心に帰った(笑
    東京芸術劇場 ロワー広場に牧場が。4匹のひつじたちが首のベルをカランコロン鳴らしながら現れ、一気に童心に帰ってしまった(笑 。楽しい。すごく楽しい!黒ひつじが特にかわいい。子供のころマザー牧場とかチューちゃん牧場に行ってドキドキしながらひつじに触ったコトを思い出した。たくさんの子供がひつじと一緒に走り回って楽しさ倍増だった。

    ネタバレBOX

    クールな羊飼いを、作・演出・振付・美術のダビット・ダンゾン が。
    すごくステキ。たぶんオオカミも彼。

    ひつじの中には日本人の二宮恵子さんも。

    コープスホームページでいろいろ観れます。
    http://www.corpus.ca/en/
  • 満足度★★★

    もっこもこ。
    きっと偶然通りすがりにこのひつじに出合ったなら目がぱちくりして、その後すぐにニンマリしてしまう。ひつじがエスカレーターに上がってしら~っと逃げ出すとか、あの会場を大いに楽しんでいた。2階から眺めていたけど見ている人々の顔は幸福一色。ひじつが姿を消すまで皆がぞろぞろついていく様子が、移動型の祭りを追っているようで最後観客も集団で動くひつじになっていた。

  • 満足度★★★★

    ステキに自由
    『ひつじ』でしたww

    ネタバレBOX

    柵に入れてもらえなかった雄ひつじが
    エスカレーターに乗って逃げたり、
    何かの拍子にコチラに向かってきたりと、
    動物らしいというか「ひつじ」そのもので愉しかった。

    子どものリアクションも
    自分より大型の動物に対する反応そのものでおもしろ可愛かったりして。

    中身の演者が『外人』さんでブルーの瞳だったりしたので
    より客観的に受け止められて楽しめたのかも。

    羊飼いさんがスナフキンのようにクールでカッコイイので
    思わず『チッチッ』という羊追いのマネをしたくなりました。

  • 満足度★★★★

    ひつじだ! ひつじだ! デカイひつじだ!
    ひつじが確かにいた。
    観客は笑顔。

    小さなお子様の中には、大泣きしたり、半泣きで「帰りたい」と訴えている子もいたけど。

    TACT/FESTIVALのほかの演目も見たかったなぁ。

    ネタバレBOX

    「1匹逃げた」というアナウンスの後、10分押しぐらいで、いよいよひつじが登場! 「あれっ、デ、デカイ」という第一印象。どうやらほかの観客も同様に思ったらしい。そんな空気が開場を包む。

    そして、一番大きなお姉さんひつじが観客に乱入。
    「おや、このシーンどこかで観たことあるぞ」、笑顔の阿鼻叫喚…。あ、そうだ新日プロレスのブルーザー・ブロディの入場シーンだ(あ、ブッチャーとかシンも同じだけど)。リングに上がる前にチェーンを振り回し観客を蹴散らす、というアノ雰囲気だ。ひつじの入場時に脳内に『移民の歌』が流れた(ウソ・笑)

    ちなみに、お姉さんひつじに追い回された子どもは、大泣き。可哀想だけど、それも含めて『ひつじ』だった。
    でかくて怖いのと、無表情はやっぱり怖いのかも。

    考えていたよりも、もっとひつじだった。無表情と口の動き、さらに常に上下するお腹と、つま先立ち、もう、素晴らしい。それは笑顔で観てしまうしかない。

    コヨーテかオオカミに襲われたひつじが勝ってしまうのは、しょうがないかな。

    終演後、ひつじと羊飼いがカーテンコールで現れたが、それを見て「ああ、人間だ」と。無表情に表情が生まれるだけで、「人間」になるということを再確認した。

    今回、この舞台は気になってはいたのだが、時間的には無理だろうと諦めていた。しかし、しのぶさんのつぶやきに背中を押されてなんとか時間をつくり出かけた。よかった。つぶやきに感謝。
    他人の感想は、好評も不評もとても参考になる。もちろん、不評=見ない、ではなく、不評でもその内容によっては、「見たい」となるものもあるのだ。
  • 最高
    ひとりで一度、子どもを連れてもう一度見た。
    ひつじはひつじであるだけで、あんなにもおもしろい。
    それぞれのひつじに、物語を感じました。
    最高すぎて驚いた。

  • 満足度★★★★

    マジでおもろい!
    とにもかくにも緩くて楽しい!羊は全部で4匹。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    そのうちの一匹オスが勝手にエスカレーターに乗ったり、観客にちょっかい出したりする。一方であまり動きのない黒羊メスが天使のようにキュートなんだよね。

    その綺麗な女羊ちゃんがジョーー!!なんつって長すぎる放尿なんかしちゃったり、はたまた交尾なんかしちゃったりするのだから、いあいあ人間も羊も解りませんわ。

    要は眠れない夜に羊がいっぴき、羊がにひき、羊がさんびき、なんつーてのどかに夢見心地にうとうとしてる場合やありませんぜ。というコミカルな見世物。羊飼いのイケメンが主婦らの人気を集めてました。笑
  • 満足度★★★★

    牧場in芸劇
    東京芸術劇場の地下1階の広場で行われた無料公演で、小さな子供もたくさんいて賑やかな雰囲気でした。
    内容は羊に扮したパフォーマー達が柵の中で餌を食べたり、寝そべったりとかするだけなのですが、観客とのやりとりがあって楽しかったです。

    いわゆる「演劇」ではないですが、この作品に見られる演じる側と観る側の関係性がとても興味深く感じました。

  • 満足度★★★★★

    演劇ができる最小かつ最大のこと
    無料!0歳から大人までOK!通りすがりにチラっと見つめるのもOK!写真ありのブログエントリーをトラックバックしましたので、よかったらご覧ください。

    ネタバレBOX

    地面に落ちた餌(サニーレタス的な葉っぱ)を拾って子供に渡して、「ひつじ」に食べさせようとしたお母さんがいたんです。大人の方が、彼らが人間であることを忘れてた(笑)。
    “あの”シーンの突然の静寂もぜひ体験してもらいたいです。何も知らずに見つめるお子さんと、それを見守る親御さんの、あの戦慄!きっと上演される国のお国柄が出るんだろうな~。
  • 満足度★★★★★

    演劇がたどり着いた天国。
    演者が創るフィクションの中にしっかり取り込まれ、餌を与えたり怖がったり柵越しに近寄ってみたり、ってすっごく楽しい。演者はある意味純粋にひつじになりきるだけ。ひつじが放牧され、ひつじ飼いが管理する社会。

    作り事をどれだけ受け入れ、楽しめるかっていうのはどの作品にも感じること。それをここまで自然な形で投げかけてくれるから、観客はどこを見回しても笑顔笑顔笑顔。

    演劇の可能性・到達点ってここなのかっていうのを回り全体を見回しておもってしまいました。誰もが笑ってる。子供も、大人も、見慣れた演劇ファンも、劇場職員やスタッフたちも。すばらしいです。

    時間のある限り皆さん通りすがって欲しいです。無料、芸術劇場小ホール前広場にて。

    ネタバレBOX

    柵に寄ってひつじに餌をあげたり、ひつじから搾った乳をいただくもよし。私は若干俯瞰しました。おかげで観客の幸せスマイルを堪能できました。

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