自称女優 公演情報 自称女優」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    ドストレートなドタバタ劇
    路線を戻してくれたのが、個人的には嬉しい。

  • 満足度★★★★

    導入の勝負
    幾重にも層を重ねていく構造のお芝居を
    ばらけさせることなく、
    しっかりとひっくり返し続けた役者の力には
    感心しました。

    ただ、最初の部分の構造が
    もう少ししっかり作れていればと
    感じました



    ネタバレBOX

    後半から終盤にかけて
    あれよあれよとひっくり返っていく展開には
    見応えがありました。
    役者の踵を返すようなお芝居も
    乱れがなく切れを持っていてぞくっとくる・・・。

    ただ、劇中劇の位置づけに変化していくとはいえ、
    冒頭の下地となる物語が、
    いろんな意味でちょっとラフに過ぎる感じ。
    後から浮かんでくる説明的な伏線が
    あざとく感じるところが何か所かあったり、
    ストーリーとして貫かれていない部分もあって。

    お芝居的には、冒頭の部分が結局仮住まいのようになるので、
    「綿密に作りすぎてもねぇ・・・」みたいな感じがあるのは
    わかるのです。
    ただ、仮住まいのなかでも、劇団側が守ろうとしていることの
    動機付けがなんともいえず弱くて違和感が残る。
    ここがもっと鮮やかに作られると、
    きっとベースになるものに巻き込むような力が生まれ、
    そのクオリティが
    終盤で舞台に起こっていたことがなんだったが明かされるときの、
    その「女優」の
    想いと現実のさらなる落差を作ってくれるように思うのです。
    劇中劇団は、
    役者たちなども普通に上手い印象が舞台からやってくるので、
    よしんば仮住まいのピースであったとしても、
    その部分がしゃきっとしていれば
    観客がさらに、しっくりと深く戯曲の構造に入り込んでいける
    感じがしました。

    そうは言っても、前述のとおり
    中盤からの物語の返し方には勢いがあって
    惹きこまれました。
    役者の力ががっつりと生きる。
    物語の観点が変わった時に
    舞台上に設定の乱れがなく
    もたつきや矛盾が上手く回避されているし、
    役者一人ずつがかっちりと色をかえてくれるので
    観る側がそのままのっていける。

    シーンを作る力量があるから
    シーンの意味合いが一気に変わっても
    バランスを崩さないで
    その世界がすっと成り立つ。

    いくつもの場面から女優という人たちの「業」が
    滲みだしてきて
    その感じがとても良い。
    どこか泥臭く戯画的ではあるのですが、
    塗りつけられるような感触というかある種の臭みが
    舞台自体の虚飾になじんで
    コアにあるものが
    観る側に押し込まれるようにがっつりと伝わってくる・・。

    そう思い返していくと
    劇中劇の物語設定のあいまいさが
    とてももったいないと思えてしまうのです。

    ○●●□




  • 満足度★★

    私にはちょっと…
    合わなかったです。すみません。たぶん自分にはくどすぎだったのでしょうか。展開の持って行き方や演出が強引な感じがしてから、一歩引いた目で見ていたように思います。周りのお客さんの反応が上々だったのもあり、「おかしいのは自分だけなのか?」と思ってしまい、なんだか淋しかったです。劇場でこんな強烈な孤独を感じたのは初めてでした。

  • 満足度★★★

    いきなり歌う気まんまん!
    歌!選びたくねえ~。ピンポン入れたくねえ~(笑)こんな事を思いながらも観に来ている事実。まあ~ある意味怖いもの見たさだけど(笑)まあ歌は別として(浦ちあきさん見ていた)公演自体は面白かったかと。

  • 満足度★★★

    別段目新しいわけではないが
    キャストが秀逸、クドイ人間しかいない。ただ、ほかの方が言っているように、後半しつこかったかな、と思ったり、

    ネタバレBOX

    三谷作品の「マトリョーシカ」を彷彿とさせた。
  • 満足度★★★

    柴田薫を堪能
    構造がしつこいかな、またかみたいな。単なるコメディーでなないところは素敵。

  • 満足度★★★★

    うわぁ〜
    冒頭で引き込まれました

    ネタバレBOX

    劇場に入っていきなり渡されたピンポン球、3曲のうちどれか1つに投票を。

    んで、そのうちの1曲を熱唱。

    投票によって毎回歌う曲が違うんですかね。

    もしくわ、投票なんて建て前で、その日の気分で勝手にチョイスしてたりして。。。


    三軒茶屋サンの声が良い!!

    女装をして、女優で。
    冒頭に出て来た役者の方もどぅどぅとしていて魅力的でした。

    確かに2000円なら納得出来る芝居になっていたと思います。
  • 満足度★★★★

    結末は両刃の剣?
    冒頭の趣向・演出でいきなり引き込まれ、以降は上出来なコメディぶりを存分に楽しみ、終盤のタイトル関連の部分では息を呑む。
    その後の展開も見事だが、多少クドい(あるいはいじり過ぎな)感無きにしも非ず。
    大好きなパターンではあるのだが、そこのところがちょーびみょー。(笑)
    なお、入口付近での演技や「アレ」の中もよく見える特等席とも言える2階席を「天井桟敷席」と称して半額で提供するという大サービスにも感謝。

  • 満足度★★★★★

    期待を大きく上回る面白さ!
     強烈なフライヤーの女優顔、そして、「女優ですけれど・・・・何か。」という挑戦的ななコピー。そしてタイトルが「自称女優」、何から何までが刺激的だ。芝居を観る前からここまでわくわくさせられたのは久しぶりだ。

     そして、観た舞台が期待をさらに上回るものだった。三軒茶屋ミワ演ずる女優鳳誉のふてぶてしさ。そして登場するその他の女優のかわいらしさ。この対比は見事だ。

     そして物語はラスト近くから、どんどん盛り上がりどんでん返しの連続。そしてラストにしか登場しない登場人物が複数いるのだが、そのほんの少ししか出ない(しかし重要な役)を演ずる俳優がまたうまく、魅力的な役者を贅沢に使っているなあと感心。

     くどさ、あくの強さはあるものの、それらも全部劇団の持ち味。そういったことを差し引いても(いやそういったことはこの芝居では全てプラスなのだが)面白くて楽しめる。日大芸術学部出の劇団とのこと。あらためて日芸の底力を感じた。初日ゆえ若干どたばたした感じはある。また役者で台詞の噛みが目立った。それにも関わらず、面白くてたまらなかったと白状しよう。明日から、もっと凄い作品になるだろう。これはもう一度観に行かなくてはいけないな。

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