公演情報
「GOOD BOYS」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
直視するのが辛いほど、痛くて苦しい時間が続く。
母親から捨てられるように、祖母宅へ預けられた双子の兄弟。同じように社会から家庭から見捨てられた人たちとの出会い。生きるために強くなろうとして出した、少年たちの歪な正解。
シンプルでいて多くを物語るセットや心情を揺さぶる音楽がすばらしい。
崇高な美しさと浄化という言葉が浮かび上がってくる。
この劇は、目には見えない人たち、けれど今もどこかに存在する人たちに思いを馳せるきっかけを与えてくれる気がした。
少年たちが救われ、幸せになって欲しいと願わずにはいられない。
実演鑑賞
満足度★★★
暗闇の中の会話から始まる。二人の子供とお婆さんの声。しかしこのお婆さんの声がおとぎ話の魔法使いのようなわざとらしいダミ声で最初から違和感がある。その後も泣くべきか、怒るべきか、はたまた笑うべきか喜ぶべきか困ってしまう場面が続く。30分以上してようやくこれはファンタジーなのだと気が付いた。そう思って観ればいろいろ合点が行くのだか今度は何が面白いのかが見えなくなる。ううむ何なんだろう。この疑問は観劇後、以下のように氷解する。
作者は「ステージナタリー」「MOTION GALLERY」などでアゴタ・クリストフ『悪童日記』を下敷きにしたと語っている。Wikipediaで『悪童日記』の項目を読むと大きなプロットはほぼそのままに戦時下のハンガリーから現代の日本に設定を変えていることが分かる。したがって不自然に感じる部分が沢山出て来るのは当然である。原作を読んでみると中身はまるで違っているし、この舞台の主題として価値や本質を見抜く力ということがあるので特に原作表記はしていないのだろう。
家の外壁を回すという大技の意味が分からなかったのだが uzさんの「観てきた!」で合点した。日記がめくられて行く(=時間が経って行く)イメージなのだ。しかしゆっくり回すときは良いのだが早く回すとホコリが舞ってスモークをたいたようになる。マスクはむしろこの対策に有効だ。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/01/20 (金) 19:00
ステージ上で繰り広げられる児童虐待、ネグレクト、自傷行為、他傷行為、ゴミ漁りなどを100分以上延々と見させられるのは拷問。ダメな作品ではないんですよ。その逆です。終演後のトークで、虐待される子供役の人が、ステージ上で演技ができて嬉しいと言ってたのには、精神的に救われました。こういうとことん胸糞悪い系の作品を作っちゃった主宰の狙い等も一言聞きたかったです。親ガチャとかいう言葉も耳にする昨今、そういう厳しい環境の子供もいるんだという社会批評の作品という解釈も出来なくはないでしょうが、問題作ですね。
実演鑑賞
満足度★★★★
祖母に虐待を受けながらサバイブする双子。当パンに記載はなく、アフタートークでも言及されなかったけど、“悪童日記”の設定を現代の日本に置き換えた話だな。“悪童日記”の魅力はあの文体なので、日記を書くっていうだけだと弱い(セットは日記帳のイメージだろうね)。