よわいもんいじめ 公演情報 よわいもんいじめ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★

    あの事件が少しワカった気に
    実在の事件をベースにしたタテ軸に女のサガをヨコ軸として絡ませて、碁盤の目のようにキッチリ組み上げられた感じ。
    おかげで今まで疑問だらけだったあの事件が少しだけワカった気になるも、「教祖」はもっとおっちゃん然としていて欲しかったかも?(笑)

  • 満足度★★★★

    二役の変化が楽しい
    脇役がよいスパイスとなっている。作品名にかかわらず陰湿ではない。舞台下の場面は後方席からよく見えないのではないか。

  • 満足度★★

    毎回違う作風。
    との事ですが、そういう意味では今回私には合いませんでした。コマツ企画の劇場の隅から隅まで独特の空気で満たすあの濃厚さが好きだったのですが、劇場の大きさで薄れてしまったような。コマツ企画の役者さんと佐野功さんは良かったです。

  • 満足度★★★★★

    星のホールを使い切った。
    いつものコマツ企画とひと味違い、しっかりとしたストーリーのある物語。哀しい男と哀しい女たちの人間喜劇。

    昭和の有名な事件を題材にしながら、描いているのは小松ワールド。さまざまなひねりを入れながら、人間の面白さと愚かさ、哀しさを描いている。

    役者では川島潤哉の上手さは当然として、クラブのママを演じた柿丸美智恵が抜群に魅力的だった。自殺女を演じた近藤美月は近藤美月にしか出来ない演技を確立している。あの存在感は恐ろしいほどだ。

    小松美睦瑠が星のホールの広い舞台を見事に使い切った。

  • 満足度★★★

    よかったと
    以前から気になっていた団体。長かったけど、自分は楽しめましたよ。

  • 満足度

    いやぁ・・・
    なんでこの団体三鷹に呼ばれたんだろうか?本当に税金の無駄を感じました。

  • 満足度★★★★

    みた
    すきだ
    もすこし時間短くても良かったけど。

  • 満足度

    ハコモノ行政
    ガラガラの客席。スカスカの舞台。三鷹のホールは、なぜこの団体を呼んだのだろう。チョイスにはなはだ疑問。税金がただただ無駄に浪費されているように思われて、責任者の顔が見たくなった。

  • 満足度★★★★

    時代と女性と
    あのときはそうは思わなかったけど、今思えばそうなのかもしれないと。そういう昭和な女とか。当パンも読ませるねぇ。

  • 満足度★★★

    自分勝手
    よわいもんもつよいもんも自分勝手。

  • 満足度★★★★

    はみ出しから生まれる客観
    三鷹の大きな舞台をしなやかにはみ出して、
    時代への客観的な視座を作りだしていく・・・。

    一方で時代の内側の感触もコマツ企画テイストで
    上手く築き上げられて・・・。

    時間を忘れて見入ってしまいました。

    ネタバレBOX

    この事件の表層的な質感を知っているというと
    それだけで歳がばれてしまうのですが、
    あの時代が持つ、
    なにかが薄められたような、
    どこか行き場を失ったような感覚のリアリティに
    しっかりと取り込まれました。

    事件を描くという手腕に加えて
    怪作「動転」のようにフレームの外側というか
    時代まで含めたバックヤードを描くやりかたが
    本当にしたたかで・・・。

    舞台下のお芝居で
    あっという間に
    物語のフレームの外側にまで運び出してしまう。。
    べたな比喩を
    がっつりと踏み込んでべたに表現する凄さ。
    薄っぺらさをあざ笑うように舞台に現出させる一方で
    「死ぬと言って死んだ奴はいない」ものを
    あっさりと冥界に持っていったり
    バカ旦那をあざとくデフォルメしたりと
    ちょっと枠を超えたような踏み込みに独特のウィットを醸し、
    醒めた深いニュアンスを生み出す
    その表現力に目を見開く・・・。

    結婚破棄で自らを仕立てあげる女性の
    会場を巻き込んだ表現にも
    ぞくっとくる。お店のママが語る
    水商売の蘊蓄も凄かった。
    こうなると、もう、お芝居の一シーンを超えて
    至芸の世界。
    結婚を放り出して集団に戻る女性の表し方も
    絶品・・・。


    その集団に集う女性たちの心理も
    夜の街に集う男女たちや
    当時のメディアが持つ雰囲気も
    作り手が見極めて独特のテイストで表現する
    様々なうすっぺらさや欠落感のなかに
    すっと浮かび上がってくる・・・。
    しかも、キャラクターたちを塗りつぶさずに
    描き切っていくところが
    作り手の真骨頂で・・・。

    行き場のないという3人組の女性たちにしても、
    なかの一人の妹にしても、
    その中に個性をきっちりと作りこんでいく。
    彼女たちのどこか軽質な部分も
    ただ軽く描いていくのではなく
    一人ずつが抱える重さのなかに表していく。
    オヤジから滲み出てくる人間臭さや
    その妻の達観の解像度もがっつりとやってくる。

    それを支えうる実力派の役者だちが
    個々のシーンをがっつりと作りあげていくのです。

    だから、どこかでコミカルにすら思えても
    真理というか人間のコアにあるものが
    ぞくっとするような解像度で
    見る側に伝わり残る。
    その先には、
    その時代の個性にとどまらず
    人が生きることの普遍性を
    すいっと俯瞰するような感覚までが生まれて・・・。

    ここ数作は、遊び心のなかにも
    どこか息をつめたような質感があった小松作品ですが、
    今回はその縛めをやや恣意的にはずした印象。
    でも、それだけで間口の広い劇場の舞台にとどまらず
    舞台の下のスペースや劇場全体を満たしてしまうほどに
    表現の大きさを広げる
    作り手の才能には舌を巻くばかり。


    2hほどの比較的尺の長い作品でしたが
    飽きることはまったくなく、
    作り手の世界に遊ぶことができました。

    肩が凝らない、
    でもどこか突き抜けた
    コマツワールドに
    しっかりと引き込まれてしまいました。

    ☆☆★★★◎△




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