満足度★★★★
人をめぐる抽象
タイトルと内容説明で、うんと損をしているとしか思えない本作。
これだけで内容分かれ、という方が無理だと思う。
ある人が見ているその人の姿と、別の第三者が見ているその人の姿は
全然違う、どれが本当なのか、どれも本当だろう?
皆がかっこ良いと認めていた人が自宅の敷居を跨げば、はやだらしない
格好に早変わりというのはよくあること。 誰もその人の本当の姿はコレだ!
とはいえない。
だから、「人」というままならないものをめぐる「具象」じゃなくて「抽象」。
満足度★★★★
タイトルがタイトルだけに・・
[木をめぐる抽象」なんてタイトルはあまりにも抽象すぎてなんすか?ソレ。なんて疑問符だけど、説明を読んでいよいよ、更に抽象的で、「なんだかなー、芝居も抽象的なんだろか?」なんて考えたのもつかのま、マジでおもろい。これといって大きなうねりも大きな展開もないのだけれど、淡々と社会を営む人間関係がそこにはあって、そこはかとなくオカシイのだった。笑
以下はネタばれBOXにて。。