満足度★★★★★
笑っていたのに気付いたら涙が
とあるサイトで昨年の「てのひらに滲んだら」の批評を読み興味を持ち初めて拝見して参りました。
近くの席にいた方の話の内容から今作は作風が少し変わったと聞こえました。
このお芝居は特に大きな波も無く何でもない様な普通の田舎の話で、下手をすれば特に何も感じず、だから何だったのだろう?となりがちな内容を、演出と個性溢れる役者の方々が妙に小気味良く演じていました。
トツカユミコさんとても好きです。
心あたたまる泣き笑いな作品を観劇する事が出来て感謝感謝。(大袈裟かしら?)
もしかして若い世代には物足りなさもあるかもしれません。
でも私の様な子供もいる世代にはとても染み入る作品でした。
笑っていたはずなのに何故か涙が。
実家を思い出します。
お盆に会ったけれど父と母と兄にも電話してみようかしら。
もっと人の感情の揺れ動きのある作品を期待して行きましたが今回は違った様です。
全員良い人という不思議な違和感も有り。
次回は作家の森下氏のもう少しどろっとした作品も体験してみたい物です。
団員の平田暁子さん、客演の小谷美裕さん、共に違う趣の華がありとても魅力的でした。
年年有魚は女性の出演者が素敵な方ばかり。
もう何年恋愛に悩んでいないかしら。(当たり前ですが笑)
満足度★★★
うん。
作・演出・役者の若さがにじみ出ていた。
本的にも役者的にも、頑張って喋らなくてもいいのになぁと思った。
地に足が・・・ついた方がいいのか、このままの路線の方がいいのか。
もっとコメディ路線狙ったのも観てみたいかも。
満足度★★★★★
情趣にあふれた夏芝居
初見です。「ああ、いい気分だなぁ~」、劇場を出るとき、思わずそう声に出したくなる、久々素敵な芝居だった。東京から兄弟の一人が実家に帰省してきて、家族、友人に起こるひと夏の出来事を描いた秀作。「特別なことは何も起こらない、普通のことを普通に書いている」が、にじみ出てくるような情趣があった。つい最近、同じようなうたい文句とよく似た設定の芝居を観に行ったら、ありえないことだらけで正反対の失望する内容だっただけに、本作の感動もひとしおでした。
若い人には古臭く感じるかもしれないし、いい人ばかり出てくるという批判もあるかもしれないが、私は安心して観ていられるこういう芝居が好きだ。たまにはこういう芝居があってもいい。昔の「東芝日曜劇場」みたいだけど。
開演前の空調の説明や、終演後、アンケートを書いている間の作・演出家のトークにも、温かでユーモラスな人柄が表れていて、場内、笑いに包まれていた。森下さんは人情を知ってる人だと思うなぁ。「次回もぜひ、拝見したいです!」と声をかけて、劇場を出ました。
満足度★★★★
絵面がとてもきれいな佳品
舞台美術にしても
照明にしても、
物語の構成にしても
キャラクターたちの心の動きにしても・・・、
なんというか、
いろんな絵面がとてもきれいな作品でした。