満足度★★★★
お祭り
福岡演劇界のお祭り企画。見応えは非常にあった。豪華すぎるキャストは福岡の演劇ファンなら誰もが気になったのではないだろうか。
ひとまず、満足だった。
満足度★
つまらない。と言わせないで欲しい。
江戸末期と明治、二つの時代の絵師を描いている本作。
設定だけ聞くと面白くなりそうな予感で満ち溢れている。
だが、そうはならなかった。
問題点は幾つもあるが、そのひとつに江戸パートと明治パートの繋がりが非常に希薄であることがあげられると思う。
二つの時代が実際に交わるのは舞台も後半を過ぎてから。
いくつか二つの時代をまたがるものが出てくるが、あまり物語に絡まず、二つの時代はただ平行に描かれるばかりで、因果の絡みがどう表れてくるのかと気にすることすら段々と嫌になってくる。
ストーリーも盛り上がりに欠け、クライマックスも唐突過ぎた。
どちらかの時代に重点を置いた方が良かったのではと思う。
次に気になる点は暗転中の音楽だ。
ジャンルを問わずいろんな曲がかかっていたように思う。
時代物だからと古い曲を流す必要性などはないが、芝居に合わない曲ばかり流すのはどうかと思った。
基本的ともいえる「暗転中に観客の興味が芝居から逸れる愚」を犯している。
一番酷いのは言葉だろう。
当時そのままの言葉を使う事は不可能だという事はわかる。
だが、舞台上にいたのは「江戸・明治」の人間ではなく「現代の若者」であった。
古い言葉・動作を努力しているようではあったが、少し気を抜くと現代の動きや表情が表に出てきていたし、昔の人間なら絶対にしない動作が多かった。
ただし、これは役者だけの責任ではなく脚本・演出の責任が大きいだろうと思う。
作る側が大して調べもせず脚本を書き、演じる側も大した考証をせずに演じた結果がああなったのだと思う。
演技に関してはあまり言っても仕方がないように思う。
声を聞きとれない役者さんや神経に障るような声を出す役者さんがいてセリフが聞き取り辛かった。
全員がセリフを自分のものにしていないし、もちろん間も取れていなかった。
仲谷氏の演技は特に酷かった。一番のベテランが一番酷いというのはどうなのだろうか。
唯一感心したのは、落合芳幾役の方が目を剥いて失神するシーンで瞬きひとつしなかったことだ。
最終日だった為アフタートークあり。
トークの中で「これだけ別の方向性の劇団から集まってよくケンカにならなかったものだ」との旨の発言が出ていたが、自分の信ずるところを主張し意見を本気で戦わせるのでなければケンカをすることすらできないだろう。
「本当にたくさん芝居の話をした」とも出たが、どの程度の話をしたのか、この出来では疑問だ。
満足度★★★★
なかなかでした。
ショーマンシップさんの公演はなかなか行く機会がなかったので、
劇ふうはわかりませんが、若手キャストと組んでも
違和感なくすんなり観られました。
田坂さんの脚本も普段より言葉遊びが少ないなあと思っていたら
ヒューストンですか。あの兜どうやって作ったと?
満足度★★★★
みごたえあり
これだけ多くの劇団員が集まってしまうと逆に
まとまりのないものになってしまうのではないかと
危惧していたけど、どうして、どうして。
抑える部分はしっかり抑えてはじける部分は遠慮なくはじけた感じ
だった。導入部分がへんな物体(?)から入ったものだから、
なんだこりゃ~とはらはらしていたけど、後半になるほどにどんどん
引き込まれ、時間の推移などが鮮やかになってきた。
満足度★★★★
最前列でがっつきました。
芝居が始まったあと、最初は、役者が普段「どこに気をつけて演技を行っているのか」ということが気になりました。
なにせメンバーは、それぞれ、普段は別の団体で創作活動を行っています。
クセ、といいますか、それぞれの劇団に色があります。
それが、ゴチャゴチャです。
見ている側としては、とりあえず、持ち帰れるものがあったので、良かったです!
見やすい、分かりやすい、でもコアな人のためのネタも散らしてあって、
楽しかったです!
久しぶりに
芝居を見た~という感じがした。福岡の有望若手ががっつり大活躍。期待以上のおもしろさ!でした。福岡で演劇にちょっとでも興味がある人なら、絶対に見た方がいいと思います。