天国 公演情報 天国」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    淡々とした日常でした
    と、そうも言っていられない数々の事態が展開するのですが。
    個々の登場人物に特定せず、居酒屋の中で話が進んでいきます。
    一人一人に、いろいろな過去や因縁がまとわり付く話の中。
    重たい話や出来事も過ぎていき、また日常はめぐってくる・・。
    とりあえず酒でも飲んで、さっさと寝よう。と軽く流すところが印象的でした。

    ネタバレBOX

    えー長身のヤクザ屋さん、アキヤマさん。
    存在感といい、さっと使うナイフの妙技といい、カッコよかったー(^^)。
    ・・・・クマのぬいぐるみ抱えてニコヤカに去ってゆく姿も。

    居酒屋の女将さん、美人なんですが・・・。ものすごい性悪さんでしたねー。
    そのアンバランスさが、妙に現実感深めてました。
    包丁使った、にじり寄り怖かったー。

    サトウさんは、指はもげるわ。頭は陥没するわ。うーんすごかった。
    「やだ!」の台詞が印象深く残りました。
    たぶん翌日お亡くなりになってそうな気がします・・・。

    現実の日々のニュースみてると、こんな話は本当に日常茶飯事。
    珍しくもなさそうな気がしてきます。

    「期間工」について、よーく判る芝居でした。

    ハイテンションなキリュウさん、
    宝くじの使い道が殺人依頼というのも、設定凄かったです。
    それにもましての、あり得そうな子分タイプ・
    パシリ体質の演技はうまかったー。

    スカッとする話ではありませんでしたが、
    えらく印象に残る、話になっておりました。





  • 満足度★★★★★

    世の中厳しい
    登場人物のうち特に誰かに過度な肩入れしていたり、社会悪を訴えようとしたりするというよりはむしろ、労働者達や悪女らの間で起こった出来事を淡々と客観的に描写。淡々としているからこそ、ゆっくりとじ〜んと心に効いてくるのかも。

  • 満足度★★★★★

    あっぱれ!!
    現代を生きる人間の悲恋のお話。「天国」というタイトルから、ちょと違うイメージをしていたのだが見事に裏切られる。サスペンス、コメディ、醜態、渇望、強欲、バイオレンス、絶望・・・それらが入り混じった満足感満点の舞台だった。

    脚本といいキャストらといい魅せた!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    自動車工場に期間工員として働く一時的な滞在者らの、しばしの憩いの場がマヤママが開く小さな居酒屋だった。しかし、このマヤの過去が段々と暴かれていくうちに、期間工の二人サトウとトモノが過去のマヤと関わっていたことも露呈される。夫からDVを受けていたマヤは夫殺しをサトウに依頼し、これを受けてサトウはマヤの夫を殺すも、直後、マヤは夫の保険金を抱えて居なくなってしまう。その後、マヤは整形をしてまんまと居酒屋のママに納まっていた、という筋。

    そんな居酒屋に集まる期間工らはそれぞれ、人に言えない過去を持っていた。ここでの登場人物のキャラクターの立ち上がりが実に絶妙でインパクトがあり、観ていて楽しい。そこそこ笑いも誘いながら、見たからにヤクザです!ってな感じのでっかいお兄さんが登場する場面から、舞台の空気圧は一気に不穏な方向へと上昇しながらも「なんなんだ、こいつの威圧感は・・。」なんて心で呟きながら、こいつの名前が「アキヤマ」ってんだから、ふ、ふ、普通じゃん!笑)
    せめて権藤とか、神宮とか、辰藤とか、竜神とか、ゴンザレスとか・・・そういった名前の方が迫力あんじゃん?なんつってアルマジロが獲物を威嚇した時のような鋭い目を持ったヤクザをしみじみ見ちゃったわさ。

    でもってそのヤクザ風のアルマジロはマヤの殺された元夫の弟だってんだから、物語は壮絶なクライマックスとなり、兄の敵討ちの標的はマヤ本人なのだけれど、マヤ自身はそんな敵討ちなんか、への河童状態で、図太くアザケリ笑いながらも、他人の誰をも愛をも信用せず、マヤがひたむきに信じてやまないのは金だけなのであった。

    男の純情を踏みにじって人を殺してまでも、留まるところを知らない悪女ッぷりは、あっぱれもので、むしろ清々しいのだから、オンナって素敵だわっ!!!笑

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