そのときがきたら~映画監督山中貞雄の青春~ 公演情報 そのときがきたら~映画監督山中貞雄の青春~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    芝居だから。
    作者が言う「なんて魅力的な人なんだ!」という、その人物の魅力がいまひとつ伝わってこない。「真面目な人」で、人物像を伝える資料はほとんどないに等しいのは推察できるが、お母さんが生き生きしているのに比べるとどうも人間味が感じられない。歌唱力も問題あり。特に主役。全体としては楽しめる。

  • 生涯を追う単なる伝記だけれど…
    ある映画監督の短い伝記音楽劇。
    演出が良い!
    舞台美術もあかりも生ピアノも良かった。
    清水理沙さんの何役もこなす演技力に感心。

  • 満足度★★★

    観てきた!
    観ました!

  • 満足度★★★★

    感動しました!
    山中貞雄の生涯を全般的に明るく、前向きに、楽しく描いた音楽劇で、感動しました。

    楽曲も良かったですね。

    ネタバレBOX

    それだけに、戦争によって終止符を打たれたことが残念です。悔しかったでしょう。最後はジーンときました。

    「一筋、二ヌケ、三動作」、印象に残りました。

    音楽劇だったこと、踊りもあったこと、一人が何役も演じたこと、さらに小林多喜二という言葉まで出てくると、こまつ座のお芝居かとつい思ってしまいました。

    前作も観ましたが、幽霊物的に描くのが好きみたいですね。

    ところで、最初の紹介のシーンで、京都市中京区を「なかきょうく」と発音していましたが、「なかぎょうく」と読むと思うのですが…。
  • 満足度★★★★★

    これは
    文句のつけようがないかも。なんだろう。舞台を見たあとに、あのセリフいる?あの場面いらなくない?あの俳優の動きいらなくない?とか一個くらいあるんですけど、見つからない。すごく丁寧、な舞台。

    ネタバレBOX

    出演者はみんないい。歌と踊りがあるけど物語に合ってるし邪魔にならない。上手すぎないとこがいい。変なミュージカル公演よりセンスがいい。山中貞雄を少し知ってはいたが映画は未見。きっとこの舞台のように人情味溢れる素敵なものだろう。
  • 満足度★★★★

    とにかく楽しい!
    先に申し上げておきますが、このタイトルは重複しております。先にワタクシが情報をUPした後、またUPされたようです。こちらは削除できません。既に書き込みがあるからです。こりっち事務局でなんとかするでしょうけれど、中々気付かないようですので、書き込みました。

    追加です。【何故、こちらが先にUPした情報に「重複」をつけるのです?付けるなら検索せずに後からUPした「プリエール」さんの情報に「重複」と付けるべきでしょう?何考えてるんですか!こりっちは!4/7日】

    さて、物語は歌あり~の、踊りあり~の、ショーと芝居がMIXされた内容。

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX

    今回の目玉は映画監督、山中貞雄の母役のキャスト・西山水木ではないだろうか?山中ヨソのキャラクターが実に楽しいのだ。元来の楽天ぶりと彼女の発するセリフで観客を笑わせたのは間違いない。脚本家の意図はこの人物をナビ役とコミカルさを露出させる事によって、舞台に漂う空気感をカラッとしたものに作り上げたかったのだと思う。家庭の雰囲気を作り上げるのはいつの世も女性だと思うのだが、やはり女性は太陽に限るのだ。

    舞台は山中貞雄の生い立ちから家庭環境、映画を作る事を夢見てマキノ監督に弟子入りした経緯から死ぬまでを、コメディタッチで描く。劇中、監督のアラカン、滝沢英輔、稲垣浩、鈴木挑作らと脚本家の三村伸太郎、藤井、八尋なども登場させる。ワタクシはあまり存じ上げないが、彼らを知る世代にはたまらないのではないだろうか?

    更に、『丹下左膳余話・百万両の壺』の題材となった市太郎(次男)の放蕩ぶりなども紹介し、ヨソが亡くなった後も、ヨソは生きてるかのように霊となって活躍するのだ。そんなだから湿った材料は何処にもなくて、むしろゆったりと楽しめる娯楽舞台なのだ。終盤、貞雄にも遂に召集令状が届き戦地に行くが、軍隊の行進も魅せる。彼は戦地で散ったのだが、『人情紙風船』の紙風船が天から舞い降りる演出はやはり胸を打つ。

    何かをこの世に残すという事。それは人々の記憶がある限り永遠なのだと感じた。素敵な舞台でした。

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