BLUE/ORANGE 公演情報 BLUE/ORANGE」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    ちょっと疲れたけど、
    緊張感の高い芝居。
    ライブ感があって、意外性もあって、セリフも情報もたくさんあって、観ている方にも集中力が必要だった。
    そんな2時間40分。
    イギリス人がベーシックに持っている知識や常識があればもっと楽しめたのだろうなぁ。

  • 満足度★★★

    凄まじい集中力
    役者さんの集中力、溜め込んだ力の解放。そのエネルギッシュなこと!!
    芝居の内容はほぼ申し分ないのだが…

    ネタバレBOX

    客席は超満員。見る側にも熱が入る。
    …が、しかし
    客席パイプ椅子のうるさいことうるさいこと。
    ギィギィギシギシあちらこちらで音がなる…
    余計な装飾がない対話劇なので集中したいのだが、あまりの騒音に耐えられない。
    おそらく劇場備品なのであろうが、制作側はこの点を問題にしなかったので、あろうか?
    気付かなかったとしたら、感性が鈍っている。気付いていたとしたら怠慢である。
    せっかくの芝居がそれがもとで、感動も半減。
    お金を払い、時間をささげ、足を運ぶ観客に対し、また演じ手に対し、これは失礼ではなかろうか。

    芝居自体はチョウさんとしゅうさんの居方に特に目がいった。チョウさんの心身の柔らかさ、自由さには驚嘆すべきものがあった。
    しゅうさんの飄々としたところも役柄にマッチし心地よく見られた。
    ただ、休憩開け後半から、各々の状態が変化していき、感情の吐露が見え初めてから、表現方法が日本人的になってきて、戯曲の世界の間に溝が見えはじめ、違和感が出てくる。
    千葉さんに特に顕著にそういった傾向が見えはじめる。こういった作品をこういった形で上演することは素晴らしいことだとは思うが、出演するとなるとご自分のことは?
    少人数の芝居は特にそう感じられ、演出に専念していただきたかった。

    ただ、全体としては矢張り面白かったのである。
    だからこそ前述した点が惜しい。
  • 満足度★★★★

    密度の高いスリリングな三人芝居
    ワハハと笑っても不安にさせられる、スリリングなお芝居でした。私が観た回は満席。気になる方は早く予約した方がいいかもしれません。5/2まで。人間は他人を知りたがるけど、実際のところは自分自身のことも全然わからないんですよねー。

  • 満足度★★★★★

    空席がもったいない!!
    コリッチメンバーの皆さん、こんな素晴らしい芝居を観ずして、どこの劇場に行ってしまったの??と叫びたいくらい、見逃したらもったいない感いっぱいの何もかもクオリティ高い名作舞台でした。
    あーそれなのに、客席、4分の1くらいかな?空席ありました。
    残念です。本当に…

    「兵器のある風景」でも感じましたが、このジョー・ペンホールという作家は、相当のつわものです。2時間半以上の会話劇をちっとも長いと感じさせない!!
    スゴイです!!驚嘆します。
    そして、見事この上ないキャスティング!!
    千葉さんは、主要な役を演じつつ、よくぞここまで名演出ができるものだと、また敬服!!中嶋しゅうさんは、もちろん期待以上だし、チョウソンハさんも、もはや若手ナンバーワンではと思える実力!!
    観ないと損だと断言できる名舞台でした。

    ネタバレBOX

    統合失調症か、境界性人格障害か、判断がつきにくい一人の精神疾患患者を巡って、2人の医師の間で繰り広げられる、全編、会話劇の重厚舞台。
    長い会話劇でありながら、単なる説明台詞はないし、一つとして、無駄な台詞がないのも、「兵器のある風景」同様でした。
    人間、自分の思考と思っていても、どこかで、他人の言動の影響を受け、それを自分の意思と思い込んで生きている…
    それは、精神病の患者でも、常人でも、同じこと。だから、2人の医師も、自分の感情を抑えられなくなったり、精神安定剤に頼ったり…。
    精神病患者と、正常人の境界も実ははっきりしない、人の世の常。
    そんなことが、3人の名演により、実に丹念に活写された、近来稀に見る、会話劇の名作中の名作でした。
    患者一人を部屋に残し、対立する医師2人の言い争いが、隣室から声のみ聞こえ、その間に、間もなく退院する患者が、何気なく、ライターをバックの中へ入れてしまう…。彼が退院した後、何かが起こることが暗示されながら、それ以上の説明はなし。その作劇と演出の妙に、心酔しました。

    単なる、意見の違う人間同士の対立劇に留まらず、少数民族に対する、多数民族の優越意識とかも、巧みに織り交ぜ、脚本としては、超一級品の名作を、それを本以上に独自の色で彩色した3人の名演に、心から拍手喝采!!
    最近、精神異常な役柄が多いチョウソンハさんも、その都度、役作りが違って、感心しました。益々、楽しみな俳優さんです。
  • 満足度★★★★★


    10倍のチケット代を出しても惜しくない。

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