GOLDEN★HANDSHAKE 公演情報 GOLDEN★HANDSHAKE」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    サクゾウにはイタく共感
    「ホスピタルクラウン」的発想をもっと進めて取り入れた診療を行なう病院を舞台にした悲喜こもごもの人間模様、チラシの惹句から予想したような(σ(^-^) の弱点でもあるところの)家族ものではなかったものの、息子を亡くしたことから目をそむけ続け…というか逃げ続けて、入院している声を失った少年に息子を重ねているサクゾウにはイタく共感。
    また、そんなクライマックスを経て迎える結末は、「逆・胎児の夢」(ありゃ?胎児は前世を夢で見る、ではなくこれから迎える人生を見る、だったっけ?だったら逆じゃないな)的で、こういうのもまた好きなんだな。
    で、そんな全体構造もそうだし、序盤のちょっと騒がし気味にコミカルかつテンポ良く進む感じにも野田秀樹的なモノを想起したのは当日パンフに「初演は野田・鴻上リスペクト的なものだった」と書いてあったからだけではあるまい。

  • 満足度★★★

    ちょっと疲れましたけど
    熱い芝居でした。作り手の思いが過剰すぎて、ちょっと疲れましたけど。

  • 満足度★★★★

    力いっぱい
    80年~90年代の小劇場ブームの感じ、あの躍動するスポーツ的な演劇でした。

    振り付けっぽいっていうか、計算された動きっていうか。
    力の入れ方、間、テンポが全部設定されてる…この団体の統率感が好きだ!
    とても好みの芝居でした。

    一点、美術が不満。四方を囲んでる白い布があんまり綺麗じゃなかったのは仕様?
    もっとケチらないでびらびら布使ってれば綺麗だったかも。

  • 満足度★★★★★

    面白かった
    野田、第三舞台世代には懐かしく
    でもしっかりドラマがあり楽しみました
    懐かしい小劇場テイスト
    この手の芝居は作り手だけの自己陶酔に近くなりがちだけど、ちゃんと冷静な部分があって素敵でした

  • 笑ったり泣いたり
    喜劇と悲劇が合わさるとこうなるんだね、ってお芝居でした。
    観ていて、熱くなったよ、泣けたし笑った。本当に観て良った。

  • 満足度★★★

    熱い!
    主宰者が特に熱い!

    ネタバレBOX

    親子関係の再構築の話、熱かったです。

    子を亡くして立ち直れない親が新しい命に救われる…、博多の親子を思い出しました。

    会社人間の男は…、家庭から捨てられ、退職後は無縁社会を漂うことになるという現代社会を先読みしたような内容でした。
  • 満足度★★

    錯綜しまくっていましたね
    ロジックよりもエモーショナルな芝居で、
    悲喜劇込めたミュージカル漫才って感じでした。

    あぁそれと、前説でケータイとかの注意伝えますが、
    マナー云わないとわからない人もいますので。
    お願いですから、前の座席の背もたれに足をのせたり、
    ひざで押したりしないようにも話して下さると、
    観劇に集中できて、大変助かりますね。

    ネタバレBOX

    うーん、観る人選ぶかな?
    M-1を芝居にすると、こんな感じになるのかなぁ。
    ってのが、正直な感想です。
    で、再認識。
    個人的に、自分漫才は好きな方ではないんだ、とわかりました。

    えー、でも時事ネタ(?)といえる。
    ひとり「アリスインワンダーランド+シザーハンズ」は熱演ぶりも、
    あいまって楽しかったが、滑っていたような気もします。



  • 満足度★★★

    絶望のあとの誕生
    コメディのネタはベタで古臭いのと新しいのが混ざっていた。ジブリネタは好み!(^0^)再演にあたって本を少しいじったのだろうか・・?絶望という記憶を消し去る事で今まで生きてこられた人たちの物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    かつて漫才師だった男は、今は病院の清掃を受け持つ。彼は笑太という子供を亡くし、鋭利な刃物で切りつけられるような絶望の日々を生きていた。そんな気持ちを誤魔化すために掃除を続けてきたのだった。

    一方で病院では言葉を失くした少年の心をケアする為に、チームを作って取り組んでいた。ここで登場するキャラクターは看護師だったり「アオイ」というカネモト興行の社長だったりとコメディならではのハイテンションぶり。ただワタクシが観た公演はキャストらの噛みが目だって気になった。噛まれると、そこで妙な空気が漂ってしまうから、ますます気になってしまう。

    それでも「アオイ」役の大熊誠一郎がこのキャラクターにドンピシャで実にいい。大熊には田舎の政治家役や、土建屋の社長や、富山の薬売りもやらせてみたい。そんなちょっと土臭いキャラクターが似合う大物だ。笑

    そんな中、ハナサクゾウ(清掃係)は言葉を失くした少年を自分の亡くなった笑太と重ねて、少年と関わりあう事で自分の過去を癒しという温い湯で守ってしまう。サクゾウは前に進む事が出来ないのだ。自分の子供を突然失うということ。血の繫がりよりももっと、太い絆で結ばれていたという安心感。あたかも自分の体の一部であるかのような理屈ではない一体感。それらを剥ぎ取るように急に失くしてしまうのだ。その瞬間、自分の中に荒れ狂う別人が入り込んでしまうのだ。絶望という名の別人が・・。まるで底の見えない穴を覗き込むような恐怖を覚え、たぶん、この先子供を喪った気持ちに整理が付くはずもなく、時間が癒してくれるなんて嘘だと思い知る日々を過ごすのだと漠然と感じる。そして、少年に拘ってしまう。

    しかし、妻のアヤメが出産したことにより、自分の過ちにやっと気づくサクゾウだった。少年の裏に笑太の影を見ていた。と認め、気持ちの整理は自分で付けなければ前に進めない事を知り、これから生まれてくる子と妻と現実に目を向けて歩こうと誓う。

    夫婦漫才は昔風のベタベタな漫才!笑
    コメディ色よりも一人の男の人生を描写した芝居だったと思う。
    それにしても・・・、「アオイ」が着ていた衣装は金太郎がでっかい鯉を抱えてる絵柄。金太郎ってマサカリ担いでるんじゃなかった?ってか、5月のこどもの日にちなんでの衣装なんだろうか?それがまた、恐ろしいほど良く似合ってる大熊だった。笑


  • 満足度★★★

    観てきた
    観てきました。

    ネタバレBOX

    d-倉庫で初めての観劇だったので、どきどきしながら会場へ。とってもいい箱でした。

    あいさつ文に、野田さん・鴻上さんの文字を見つけて、確かに演出・脚本などが野田さんぽいけど、野田さんにある特有の演出方法などは見いだせなかった…。

    なんだか長野っぽさを感じました。親近感なのか、それとも信大さを感じたのか…。それはわかりません。

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