スピンオフ 公演情報 スピンオフ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★

    こりっち投票の為にコメント
    spin-offとは、 副産物・派生的な・思わぬもうけ・・・という意味だが・・・



    強制労働を強いられてる炭鉱の物語。


    一人の女性がどこかにあるはずの脱出抗を見つけて、ここから中間達と脱走し自由を手に入れようともがく過程の劇でした。。



    ただね~~、演技の殆どが苛烈な鉄拳制裁というなの暴力シーン。
    ( _ _ )..........o


    どつく・殴る・蹴る・どこまでも死なない程度に痛めつける。



    その演技はどの役者も壮絶で素晴らしく、ホントに何発かはマジ入ったんじゃないの?!つーくらいのド迫力だったのだけれど・・・
    観ていて暗い気持ちになりました。。(_ _|||)




    だって、結局その散々痛めつけられた一人の女性は精神がおかしくなって、ニンゲンではなくなってしまうんだよね。。




    仲間の裏切りによって脱走も出来なかったし、主犯ということで一緒に脱走した中間達に経営者は彼女に鉱石をぶつけるように指示し制裁を加える・・



    そうして・・・心が壊れる・・・





    人って今が辛くてもその先に希望があるから生きていける訳でしょう?

    だとしたら・・・・この終わり方は何?! (-_-)



    ワタクシをこの暗い闇に連れてってどーするつもりなんじゃーい!!と・・・叫びたかった。。il||li_| ̄|○il||li

  • 満足度★★★★

    はじめて観ました
    チケプレで、初めて観にいきました。冒頭はちょっと荒削りな感じもあったけど、だんだん世界にひきこまれていきました。役者・松崎さんの存在感が好きでした。演出・演技ともたまに不安定だけれど、うまくまとまっている感じでとても良かったです。

  • 満足度★★★★

    引っ張る力は十分、
    前回公演が初見で今回は2回目。演技にムラのようなものがなくなり、スムーズに物語が運ぶようになった。
    暴力的なシーンもあるのだが、舞台全体のトーンがきちんと仕上がっていたので、それらのシーンが物語のなかにうまく取り込まれていた。
    主演の松崎に限らず、他の役者が想いを適切な力で表現できていたのが作品の説得力につながったと思う。

    松崎の演技もさることながら、前回同様船木の演技がよく芝居のトーンを支えていた。他の役者も舞台の空気の質量のようなものをうまくコントロールできていて、観客が一気にひきこまれてしまった

    ネタバレBOX

    しいて言えば、主人公達のシチュエーションを客観的に伝える外側の設定があいまいすぎた感はある

    それと最後のシーンは蛇足だったような・・・。
    あのシーンがなかった方が観客の思いは広がるような気がした
  • 満足度★★

    もっとブラッシュアップを・・・
    出だしはイイ感じだったんだけど、段々と説明セリフが多くなってしまい、その結果、中弛みが・・・もっとセリフの削ぎ落としが必要だったかも・・・

    ラストも夢落ち?って感じてしまう処があったのも勿体無いな・・・

  • 満足度★★★★

    胸に迫る。
    観終わった後の胸にぐっとくる感じは、感動なのか悲しみなのかわからなかったけど、なんか迫るものがありました。重い部分もあるんだけど、役者さんたちが巧いので、ぐんぐんひっぱられて全然気にならなかった。主演の松崎映子さん、やっぱり目がいいなぁ。

  • 満足度★★★★

    暴力あり、社会批判あり、でも泣けます。
    炭鉱での強制労働者階級へすべり落ちた若者たちが、希望を信じるミケという痛みを感じない少女とともに、“脱出”を試みるが、その意外な結末は・・・?

    汚れた顔の役者たちが、床面をはいつくばる。顔を背けたくなるほどの過激な暴力あり、ワーキングプアと言われる今の若者たちの現実を重ねあわせた社会批判あり、でも最後には泣かずにはいられなかった。

    一種、狂気をはらんだような役者たちの演技、ロープを使った演技上の工夫もいい。ただそれだけじゃなくて、この劇団はいつも何かを考えさせる。ぜひ、いろんな人に観てほしいです。



    ネタバレBOX

    いつものことながら、役者が本当にいい。

    過去のトラウマによって痛みを感じなくなり、希望だけを信じている少女という、一種、記号的な難しい役どころを、独特な透明感を持って演じた松崎映子。また、そんな少女に反感を抱き、強制労働に甘んじている若者を演じた菊池豪の、これまでになかった薄暗さを漂わせた感じもいい。

    そして今回は、労働者たちをモノのように扱う、狂気に満ちた炭鉱経営者を演じる、ククルカンの三瓶大介さんがツボにはまった。ふわっとした優しい感じの演技した観たことがなかったのですが、頭のねじが一本抜けているような、キレた演説のシュールさは、誰にも真似ができないと思う。

このページのQRコードです。

拡大