友情-Friendship-秋桜のバラード 公演情報 友情-Friendship-秋桜のバラード」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    初々しい若手
     若手俳優中心のお芝居の場合、ワキをがっちり固めるベテラン勢の芸達者ぶりに泣かされることが多いのですが、今回は生徒役に泣かされまくり!本当に坊主頭にしちゃったとはビックリしました。

  • 満足度★★★★★

    感動した!
    話には聞いていましたが、私もやはり泣いてしまいました。
    生徒さんたちの演技が、とにかく良くて、ホント感動しました。
    違うバージョンを、友達誘って、また観たいと思います。

  • 満足度★★★★

    2回目の観劇
    第2シーズンに観たときと、キャストが違っていて。中学生役は桜組さんの方が、大人役は第2シーズンの方が好きかな、なんて思っていたけど、最後には、この話の前ではどうでもいいことなんだという結論に。(むろん、お芝居が出来てなければNGですが、十分な質は持っています)
    もう染みこまない、というほど泪でハンカチが濡れました。

  • 若手が主役
    伝えたいことが明確な芝居は、気持ち良い。
    若手役者の元気な芝居が圧倒的で、
    客寄せ的な中堅陣や日替わりゲストへの、
    チラシやカ-テンコールでの厚遇ぶりは、
    何なのだろうとも思った。

  • 満足度★★★★

    舞台の中身を上物ですが
    なんといっても客入りが悪い。それが残念無念。
    ホームページで粗筋はおさえて行きましたが、それでも涙が止まりませんでした。書かれていない、アナザーストーリーがあって、そこでも泣かされました。
    中学生役の子どもたちは、ほんとに女の子も含めて剃髪して舞台に臨んでます。本気の度合いが違います。
    大人役の役者も、ごめんなさい、名前は知りませんが、演劇をみる限り、ベテランクラスが揃ってます。

    またあの中学生の子たちに会いたい。

    そう思わせる素晴らしい作品でした。

  • 満足度★★★★★

    とにかく泣かされた
    観劇生活始まって以来の号泣でした。あんなに泣けたのは本当に久しぶりだったのではないかなー。鼻水まで出ちゃって鼻かみながら泣いてました。泣きすぎると頭と目が痛くなる。(苦笑!)
    他人の子供にふりまわされる教師という仕事、辛いよな。と思う。生徒との我慢比べみたいなもんだよね。相手がそれを意識していない我慢比べ。時には独り相撲になって酷く疲れる。だけれど、いつどういう形になるかは解らないけれど努力は必ず実を結ぶと思う。だからここでの教師も誠意と熱意を忘れずに生徒達に接し続ける。その接し方にも涙する。

    素晴らしい舞台でした。お勧め!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    コスモスの花が咲き乱れる北海道から、島崎あゆみは白血病治療のため転校してきた。転校生って別の惑星から来た孤独な生き物に見える時があるよね?当初のあゆみもそんな感じ。あゆみが最初に出会った級友の森山信一はちょっと荒くれ者でクラスでは厄介者だったがクラスメイトの中には子分のように使われてる輩も居たりする。母親が日本人で父親を韓国人にもつ信一はかつて差別された経験もあることから、喧嘩に強くならなきゃいけないという意識のもと、こうやって生きてきたのだった。

    一方でみんなからネクラだという理由でハブられてる鈴木さちこは義父から性的虐待を執拗に受けてリストカットによる自殺未遂をした経緯を持つ。

    14歳という感受性豊かな、だけれど大人になりきれない不安定な彼らは個人のそういった誰にも言えない秘密を解ろうともせずにどこかでせめぎ合い、どこかで摩擦を起こし、どこかに歪みを生じながら、他人と深く関わることを避けながら過ごしていた。

    そんなある日、あゆみと口論になった信一は脅かすつもりであゆみにナイフを向けるも、ひるむことなく言い放つあゆみ、「刺せば。死ぬことなんて怖くない。どうせ私はあと1年か2年で死ぬんだから!」その言葉に動揺する信一とクラスメイト。聞けば、あゆみは白血病のために治療中で余命幾ばくもなかったのだと知る。

    そんな中、同級生達は真剣に生きるとは何か、死ぬとは何か、自分たちはあゆみのために何をすればいいのか、そうしてどこに向かって転がって行けばいいのか・・・。こう悩むことで彼らは少しずつ大人になっていく。

    一方で入院して学校に戻れなくなったあゆみの頭髪は薬の副作用で抜け落ちてしまう。みっともなくて恥ずかしい、と言いながら見舞いに来た友人達と会うのを拒むあゆみ。遅れて訪ねてきた信一はあゆみの頭を見て唖然とする。

    いつでも傲慢で気楽なものだった彼らがあゆみのために考え出した結果は・・。

    中学最後の夏休み、あゆみを励まそうと三浦三崎への旅行を計画したクラスメイトにこんな頭だから行きたくないと言い張るあゆみを説得して連れていく。参加はしたものの、あゆみは頭が気になり、打ち解ける事ができない。そんなあゆみを見た信一は、クラスメイトを集め床屋へ出かける。そうして全員がバッサリと髪を剃って丸坊主になって帰ってきたのだった。「これでみんな同じだよ。お前の髪が生えるまで俺達ずっとこのままでいような、って決めた。」この瞬間から本当の「友情」が生まれる。

    いっしょ。いっしょ。みんないっしょ。(ダンスシーン)

    その夜、信一と二人っきりになったあゆみは14歳の淡い恋を語る。そして流れ星に願いをかけるのだった。「生きたい」大人になるまで生きたいと…。

    それでも中学生のあゆみは限られた命の重みに耐えられなくなる時がある。恐怖で胸が張り裂けそうだ。だが健気にも両親にはそんな思いは言えない。そして、先生にすがり付いて泣き叫ぶあゆみ。ただただ苦しみから発せられる切り裂くような叫びだ。断末魔のような・・・、「先生ー、わーーーー!!!っと叫びたいくらい恐い。」

    やがて、あゆみは亡くなってしまうが思い出の中のあゆみはいつまでも楽しそうに笑っていた。はら・・・、と舞い落ちるコスモスの花びらが淋しくもあり楽しそうでもあった。


    舞台のセットは勿論のこと、導入音楽、演出、マッチ売りの少女を聞かせるシーン、全てに欠点のない舞台でした。中学生役のキャストがひじょうに素晴らしい。大人役のキャストなんか目じゃないくらい素敵だ。全員が本当に髪を剃って体当たりの演技だった。その熱意にも泣けた。さちこが自分の過去を告白したシーンにも号泣した。事実を知ったクラスメイトは「さちこは悪くない。今までごめんね。私たちはさちこに何をしてあげられる?」
    するとさちこは「何もしてくれなくていいよ。私の話を聞いてくれればそれでいい。そして、ずっと友達でいてくれたら、私は嬉しい。」

    オープニングも終盤のダンスも素敵だった。今回の舞台は知らない誰かに熱い手でぎゅっと心臓を掴まれ、そしてその熱い手から温度が溶け出して満たされるような感覚があった。たぶん、この芝居は今年のこりっちアワード10に入るような気がする。それ程の舞台だった。

    だから、観劇が好きで止められない。だけれどこの観劇中毒はいつもワタクシの心を幸せに満たしてくれるのだ。


  • 満足度★★★★

    いい芝居なのに、
    ①白血病だけでなく他の問題も絡んで、とても感動的なお芝居なのに…、

    ②沢田さんが娘さんのことを話したりして、白血病で苦しんでいる人たちを救おうというのが趣旨のはずなのに…、

    ビックリするくらいお客さんが少なくて、2ヶ月間公演できるなんて不思議です?!

    その理由は、「友情」上演実行委員会には多くの企業が協賛していて資金があって、興行的にはお客さんを集める必要がないからでしょう。

    出演している若い俳優さんたちには申し訳ないですが、集客するには、もう少しアイドル的女優とイケメン俳優を登場させることが必要です。

    ということは、頭を剃るというのと違うバージョンにする必要があります!

    頭を剃るのが友情とも思えません!!

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