ヒメ 公演情報 ヒメ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    おもしろかった
    一度見たら忘れられない長い劇団名にひかれて見に行きました。
    セットを作らずにああいった形で舞台を表現するのは新鮮でした。
    ただちょっと情報量が多くてつらい部分も・・・。
    今後に注目したい!

  • 満足度★★★★★

    想い…
    ラストシーン美しすぎて号泣してしまった。

  • 満足度★★★

    ミステリーからファンタジーへ
    キャンパス内で死んでいるのが見つかり自殺と判断された教授が研究していた「散らない桜」について薬品会社の女性と学内のイベントで咲いている桜が必要な女子学生が調べていると…な物語。
    警察は自殺で処理したものの殺人なのではないか?的なミステリー(サスペンス?)風味もありつつ、過去の出来事などが絡んでファンタジーとして開花する流れが独特。
    また、広い舞台をいくつかの場所として使い分け、中心となる部分では普通の演技でそこに入る前とそこから出てからはスローモーションになる演出も面白い。

  • 満足度★★★

    まあまあ
    広めの舞台を有効につかっているのがよかったです。まあまあ面白い芝居でした。

  • 満足度★★★

    まずまず
    なかなか練られていた気はする

    所々でいい部分はあったが

    全体が何だかぼやけている感じ



    でも好印象


    チェリー役の方の
    あの手話的な、手の動かし方、体の使い方は
    美しかった。

  • 満足度★★

    人数多いかな
    把握するのに時間がかかった

  • 満足度★★

    なんとなくは。
    セットや舞台の使い方が良かったです。あの劇場や芝居にとてもしっくりきました。
    ベタな話な上に説明多いなと感じました。好みの問題でしょうが。
    キャラクターや要素的に好みだったりはするのですが、特別光る役者さんがいなくて残念

  • 満足度★★★

    サクラ・クロニクル
    出会いと別れを見守るかのように咲き誇る春の風物詩、桜。満開の桜の樹の下には死体が埋まっているかどうかは定かではないものの、桜には何かしら不思議な力が隠されているような気がしてしまう。そんな素朴な疑問に寄り添うように展開されるこのドラマは桜の満開なこの季節にふさわしい、さわやかなペーソスに満ち溢れていた。

    ネタバレBOX

    サノ教授はどうして死んだのか?
    教授が大切にしていたヒメザクラと呼ばれる一本の桜の樹と20年前をキーワードに迫るミステリーテイストの学園ドラマ。

    俳優、脚本、音響、空間演出、舞台美術とどれをとってもまったく非の打ちどころがなく、特に両サイドの通路、6つの出入り口、中二階をくまなく用いた空間演出は過去、吉祥寺シアターで観劇した作品のなかで最も空間の奥行きと広がりを感じた。
    そして照らす。ことを楽しんでいるかのような照明がすばらしく、あんなにも照明に対して躍動感を抱いたのははじめてだった。冒頭と中盤のダンスも圧巻であった。

    しかし照明、ダンス、音響、空間演出のグルーヴ感に比べると、物語があらすじ通りに進んでいるというか、上手にまとまりすぎていてるというか、全体像がぼやけているような印象を持ってしまった。
    これは多分、主役が不在という訳ではなくて、教授の謎とヒメザクラの謎を主軸にした人間ドラマのなかに解き明かされない心理的な謎や、心にひっかかるような余韻が希薄だったからのように思う。

    校内における謎の大半が生徒らのくだらない噂話によってつくられるものだとしたら、20年前というキーワードは、そういった中から出てくるべき証拠であるはずで、ヒメザクラを切ろうとした時にユキの父親が交通事故に合ったのは、大変なスクープでそれこそ、ヒメの呪いだ!などと言って騒ぎ出す輩がいてもおかしくないような気がするのだけれど、舞台はとても淡々としていた。

    要所要所に出てくる桜井くんという学祭で使うかぶりものが出てきたり、うっかりかぶってしまったためにカワイイキャラクターを演じなければならななくなったオモイガワとアリアケなどはコミカルで面白かったのだが、ユキ、ウコンなど、ぶっとんでるキャラクターが少々空回りしているような殺伐とした空気が場内に立ちこめていた感は否めない。

    学校には必ずしもハメを外してしまうおバカさんがいるものだ、という固定観念がどうも私の頭の中から抜けていかないのだという物言いは安直かもしれないが、やはりどうしたって私はトキメキたかったのだ。サノ教授と奥さんのエピソードなど、もっと聞きたかったのだ。
    (こう言う言い方は間違っているかもしれないが団体名の通り、ここはストレートに(?)桜高校を舞台にしたお話にしてもよかったのではないか、とさえ思ってしまった。)

    そうは言っても物語の中でサノ教授の真相を代弁する役として登場するアンタは、オマエがヒメで20年前に死んだ奥さんの生き写しであり、品種改良に失敗した散らない、咲かない桜であるという、ヒメザクラの謎解きをするストーリーテラーとして上手に機能しており、ミュージシャンのチェリーの想いとヒメの記憶とがシンクロした時に起きた奇跡には目を見張るものがあった。3人の演技もすばらしかった。

    ただ、サノ教授の謎に迫る学園内の設定や動きに関しては少々首をかしげるところがあった。それはあらすじに書いてある、どこにあるかは誰も分からないであろうヒメザクラが、生物学部の敷地内にあることが序盤であっさりわかってしまったこと。これには少々げんなりしてしまった。

    それからサノ教授はオオシマ准教授が殺したのではないか。と疑うコトとフジカワのくだりは理解できるが、ヒメザクラを売って欲しいとやってくるOLのヤナギは、オオシマ准教授を学園外に連れ出すために配属されたようにしか見えなかった。彼女こそ、ヒメザクラの知られざる秘密の情報を握り、ヒメザクラの謎に迫る人物ではないか。と思われたのだが…。

    また、カモイダについては冒頭、ひとひらの花びらを片手に桜を枯らしてしまった、世界の終わり、など詩的なセリフを述べるものの、何としてでも桜を咲かせようと奔走する熱意というか動きが見られなかったため、ラストでの彼女に桜が降り注ぐ場面には、あまり感傷的になれなかった。
    カモイダが生物学部を訪ね、噂で聞いた散らないサクラを学園祭で何とか咲かせることはできないか交渉すべきだったのではないだろうか。

    しかし20年前の事故によるサノ教授、オオシマ准教授、サノ教授の奥さん3人の因果関係と木を切ろうとしたユキの父親の事故の奇妙な関連性、20年前のカレンダーがサノ教授の遺品のなかから突然見つかるというエピソード、ヒメをエキスに作ったドラッグを使用したフジカワがあちらの世界へ身体を持って行かれそうになるところなどは、SF的要素の含まれたミステリードラマとして楽しめた。

    あと、給食室をたまり場にしたのはすばらしいアイデアで、トオヤマさんのキャラクターもナイスであった。個人的にはトオヤマさんは勤続20年くらいのベテランさんであってもいいような気がしたけど、それだと色々と知りすぎてしまっているから若い女性ぐらいで丁度良いのかな、なんてぼんやりおもったりもした。

    上述したように物語はとてもキレイにまとまっており、エンターテイメントとして気軽に楽しめる作品だったのだが、何かが物足りないように感じてしまったのは事実。非常に完成度が高い作品なのにどうしてなのだろう。と考えた末、ひょっとして説得力に尽きるのではないか。という結論に行きついた。
    作品のなかでの説得力とは、本公演のキャッチコピーである”想い”の強さというものであるはずなのだが、上手に連携がとれていなかった箇所があったように思う。その想いというのは、生徒がサノ教授を想う気持ちであるような気がするのだが、生徒たちがあまりサノ教授に関心を寄せていないように見えてしまい、そこが物語にのめり込めなかった原因なのではないかな、と。
    あるいは非の打ちどころがないことが、この団体のむしろ足かせになっているのではないか、という。
    もちろん勢いだけがすべてだ、とは言えないが、ある程度の乱雑さはこの場合、少々あってもいいように思う。そういうくだけた乱雑さのなかから人間味がじわりと滲みだすような気がしたのだ。
  • 満足度★★★★

    新感覚劇場空間
    シンプルながら吉祥寺シアターという劇場の面白みを存分に活かしている。それだけでかなり満足感がある。
    光や音楽の使い方、テンポなどからは比較的はっきりした演劇を目指している様子が見えたのだが、諸処沸騰寸止めで火を止めるようなもどかしさを感じた。そのためかわからないが全体的に観客との同調率がよくなかったように思う。演出が芝居のバイオリズムを意識していくともっと見応えのある舞台になる予感。
    チェリーさんの手話で音楽を奏でるシーンが美しくてすごく好き。あれずっと観ていたい。

  • 満足度★★★★

    よく練られたSFファンタジー!
     推理小説のように謎解きも楽しめるSFファンタジー。大学教授の謎の自殺と、その教授が研究していたという散らない桜の謎を巡って、哀しくも美しいドラマが展開する。よく練られたストーリーだ。

     吉祥寺シアターの広い舞台をさらに広く使ったような演出が見事。特に奥行きの広さはこの芝居の幻想性を高めた。そして、2階席舞台袖部分を使ったのも上手かった。よく考えると吉祥寺シアターを素のまま使ったということだが、そこに見事な照明が加わって幻想的なステージとなった。

     広い舞台をエリア毎に照明で照らし、次から次へとシーンが展開していくのはビジュアル面でもストーリー展開面でも素敵だった。

     役者では阿久澤菜々が透明感あふれる演技で、ミステリアスな少女役を好演した。その他にも個性的で魅力的な役者が多数いた。

  • 満足度★★★★

    阿久澤菜々さんの魅力満載♪
    舞台を上手く使った良い舞台でした。
    阿久澤菜々さんが良いスパイスになる演技をしてました。
    お勧めできます。

    ネタバレBOX

    ストーリーは特別捻った物ではないですが、
    良い気持ちになれる物語でした
    ただ、出演者のレベルにバラつきがあるため、
    最高とまでは言えないかな。
    もう少し上手いキャストで再演を見てみたい。
  • 満足度★★★★

    初見でした
    チラシと同じで、なかなかセンスのある展開で楽しめた。
    広い舞台を有効に使った演出(通常の暗転ではなく、明転でもない場面展開)は面白い手法だと思った。

    惜しかったのは、客席に背を向けた場面でのセリフ!
    舞台が広い(音の反射もあまり期待できない広さ&構造の舞台だった)ためだと思うが、舞台より高い位置にある後ろのほうの客席だと役者を見下ろす形になるので、声が上まで届きにくいためセリフが聞こえなかった。

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