ガールフレンド 公演情報 ガールフレンド」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-6件 / 6件中
  • 20100118
    20100118@王子小劇場

  • 満足度★★★

    見やすいですよ
    やはり破綻がないのがいつもと違うと思う。

  • 満足度★★★★

    発想も面白いけれど・・・。
    アイデアも面白いのですが
    そこからの展開が絶妙。

    単純な妄想・夢物語ではなく、
    もっと滴るものがたっぷりありました

    ネタバレBOX

    男どおし3人のクリスマスという
    なんともとほほなシチュエーションから
    妄想の彼女を存在させるに至るという
    そのは発想が
    そもそも凄いのですが、
    でも、発想だけでなく、
    そこからの展開にこそ
    作り手の才能が垣間見えます。

    それぞれの彼女との付き合い方が
    まるでうぬぼれ鏡に映ったキャラクター達の姿を
    あからさまに映し出していきます。
    すごく彼女のことに気を使っているように見えても
    そこから、見え隠れするのはやさしい男だと彼女に認識されたいという
    願望の表れだし・・・。
    クレジットカードの返済に追われながら、
    その現実から逃避した上に
    「いろいろと考えているんだ・・・」とか妄想の彼女に言わせて、
    自らを支えるその根拠がとてもプアーなのも
    すごく切なく可笑しくて・・。
    さらには
    モンゴル人の女性が隣に引っ越して来るという設定が
    「オチのようになっている」という発想が
    妙にまっとうに思えたり・・・。

    彼らが妄想のディテールに
    拍車をかければかけるほど、
    妄想が具現化すればするほどに
    その反対にある現実のどうしようもなさが
    浮かび上がってくるのです。

    部外者ともいえるバイト先の店長の来訪時に
    女の子たちが台所に押しやられる表現もうまいなぁと思う。
    彼女たちが暗い台所でたたずむ姿に
    現実と妄想の乖離の狭間での
    ぎりぎりの選択が感じられて。

    さらには
    架空の彼女の去の去り方からも
    それぞれの女性に対する温度というか
    コアにある女性観がしたたかに滲み出ていて
    その表現のしたたかに舌を巻きました。

    気持ちよいお片づけ(あれだけきれいになるとは思わなかった)後の
    最後のシーンも秀逸で
    男女を超えたどうしようもない満たされなさが伝わってきて。
    河西裕介の世界観の広さと
    イメージを具現化していく力を感じたことでした。

    そうそう、前回公演や15minutesを観たときにも感じた
    染み込むのではなく、ざらっと残るようなペーソスが
    今回はぐっと洗練されていたような気がします。
    前回公演でも
    客入れの音楽から、ミラーボールの使い方、
    さらには場面の転換にいたるまで、
    独自の色をしっかり打ち出せる
    強さを感じていたのですが
    今回の公演ではそこにデリケートさというか
    繊細が加わったように感じて、
    荒削りだったペーソスに細かい肌合いが生まれたような。

    なにか次の公演も、楽しみになってしまいました。




  • 満足度★★★

    惜しい惜しい
    はっとさせられる前段。状況がわかると、これからどんな
    ストーリーが待ちかまえているのか楽しみで仕方ない‥
    と前半すごく前のめりにさせられたのに、やや消化不良。

    ネタバレBOX

    アパートに同居する男三人「どんな女がタイプ?」と他愛のない話。
    それぞれに好みのタイプを語ると、後に妄想通りの彼女ができる。
    しかし、彼女の存在が見えているのは彼氏だけ。妄想の彼女。

    なんて面白そうなんだ!何が起きるんだ!と期待していたのに、
    別になにも起きませんでした。

    居る居ない、見えなくて困ったというばたばたはすぐ飽きちゃう。
    見えないけど居るもののように、友達の彼女を誘惑するとか、
    妄想彼女から一歩離れたストーリー展開が欲しかったです。
  • 満足度★★★★★

    過去イチ!?
    いままでになく、ポップでキッチュで胸がきゅんきゅんする作品に仕上がってます。音楽もいい!サウンドトラックが出たら買いたいくらい!

    これは見ておかないともったいない!

  • 今回は国分寺大人未満倶楽部。
    本公演は初見。普段がダークテイストの趣だというのは何となく知っていたのですが、これを観たらそっちも気になる。あらすじを見た時点では『自分好みの死体をくすねてきて愛でる』みたいな話になるのかと思っていたら…。是非とも中学生に見せたらいいのに。ここで言う中学生は実際の中学生でもそうでなくても可。ひとまず、これはジャンルとしては萌えに足を突っ込んでいる。形は違えど、愛でる様な感覚がそこにあった。
    脚本自体は非常に分かりやすい。事態を把握しない第三者の振る舞いで場が乱れるとか、人間関係の基本構造がしっかりしているから観易かった。でも内容的には登場人物からしても『あれ???』ってな事が起きる。良作が多かった頃の「世にも奇妙な物語」みたいなテイスト。妄想は結論なくただひたすら繰り返すもの。あのラストはセオリーっぽいけど、やっぱある種の正解なんだなー。
    個人的には段々とぺぺが可愛く感じられる様になって、すると辿々しく相手をするゴウダまで可愛く感じられました。ちなみに実家で20年前にぺぺって名前の犬を飼っていました。この話は特に関係ありません。
    おまけ「マイケル寂聴」。本当にどうしようもない。観たからといってきっと今後の人生の役には立たない。だから身構えずに観て良い。くだらないって最高だ。明日からも元気に生きていきたい。

    ネタバレBOX

    初めて部屋に6人が揃った時に一瞬だけぺぺとナナの間で会話が成立してたから、女の子同士はお互いに見えてるのかな?とその刹那ちょっと惑いました。その先に引き摺って楽しめなくなったら損だから考えない事にしたけど。

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