若者万歳
うらやましい。
おののくほどのパワー
主宰の容貌(完璧)からは全く想像し得ないコンプレックスの塊が炸裂していました。
ひとってわからないなぁ とか
パワフル どこいった?!(自分) とか、
なんとも不思議な気持ちで帰路につきました。いつかまた新作が観たい!
満足度★
初早稲田
初めて早稲田大学で演劇を見ました。
大学演劇の本場というイメージがあったので期待していましたが、正直、見ているのが苦痛な芝居でした。
芝居が700円は安いけど、元は取れてない。それ以上に灼熱の教室で105分拘束がキツイ。
熱く、臭く、醜い。
題名を知った時には「勢いだけか?」と思ったものの、正に清々しく全力の勢い。ちゃんと楽日まで保つのか心配になるくらい削ってます。体力と気力と、即ち命。それだけやられたらこっちも覚悟を持って観ます。
部室に集まるくだらない仲間の物語には既にやり尽くされた感があっても、やっぱり自分の中の何かを重ねてしまいます。だって毎日が素晴らしいと思えている人と思えていない人では後者のほうが圧倒的に多い。世の中が暗いのではなくて、より良く生きたい理想があるから。前売券700円が割に合わぬ良作。妥協を選ぶ日々に慣れてしまったアナタへ。
ちなみに。ハウスダストの症状がある人が最前線で観たいならマスクが必要かも。アレルギーなんかにやられてる場合じゃない。ちゃんと観て。
満足度★★★★
早慶戦のごとく熱く!
エンクラ+てあとろ50’という早稲田演劇の本流に慶応から創像工房 in front ofが武者修行にやってきたというような公演。その結果、エンクラの流れをくみながら、どこかゴジゲンチックな熱さを持った面白い公演となった。
作演は今回が初の奥村徹也。一回きりの演出だそうだが、それだけこの作品に賭ける情熱はすごく、高校の野球部を舞台にして熱い熱い男達のドラマを創り上げた。一見、ROOKIES(ルーキーズ)もどきだが、最後までヒーローになれない男達のプライドと劣等感が表裏一体となったような青春像を見事に表現している。
役者では慶応から来た島田真吾、村上淳也がさすがに渾身の演技を見せた。エンクラ勢ではいのっち役の藤本大将と、マネージャー役の佐藤あい子がいい味を出していた。魅力的な役者に育ちつつある。将来が楽しみだ。