満足度★★★
なんだか
コント仕立てで、しかもみなさんちょっとずつ間を外したり小さなミスをしたりで、ドラマとかおかしみが積みあがっていかない感じがした。
ファンだからきっと次も見るけど、初めて見たのがこれならもうみないと思った。
満足度★★★
現代丁寧語演劇
今年の1月末に、青年団リンク・二騎の会が「F」という芝居を上演した。内容は新薬開発のための臨床実験に被験者として志願した娘の話。偶然だろうけど、MONOが12年前に初演した今回の芝居にも、やはり臨床実験の被験者たちが主人公として登場する。
MONOの芝居では、役者の言葉使いに独特なところがある。
独自の方言を使うというのもその一つだが、今回は方言ではなく、「です、ます」調の丁寧語をしゃべっている。「あなた」「わたし」を使い、ものを頼むときには「~ください」という。
青年団の芝居を現代口語演劇だとすれば、MONOの芝居はさしずめ現代丁寧語演劇といえるかもしれない。もともと京都を本拠地とする劇団だし、メンバーにも関西(というか西日本)出身が多い。関西で現代口語演劇をやろうとすればそれは関西弁になるわけで、MONOの芝居を見ていると現代口語演劇というのが関東のものだということをあらためて意識させられる。
満足度★★★★
面白くて、ちょっと切ない
土田英生さんの作劇は基本的に好みなので、行ける限り行っていますが、何だか久々、文句つけるところのない上出来作品でした。
見た目は喜劇ですが、やんわりと社会批判的な部分もあり、最後はちょっと身に詰まされました。
客演の紅一点、山本麻貴さんの好演のお陰で、ただの喜劇でない奥の深さがありました。
やっぱり、土田さんの作劇、大好きです。空席がかなりあって、ファンとしてとても残念でした。
満足度★★★★★
Excellent! 素晴らしい出来栄えでした!
お気に入りの京都の劇団「MONO」。ほぼ年1回の東京公演はもうかれこれ10年近く必ず観にいっています。いつもだいたい期待とそれほど違わぬ作品に仕上げてくるのだけれど、今年はどうか・・・。はい、今年もExcellent!でした! それも例年以上に完成度が高かったように思います。観客を上手に物語の世界にいざなう誘導の巧みさ、絶妙の役者のアンサンブル、よく計算された舞台美術。とても完成度の高い劇団です。休日にもかかわらず空席が目立ったのがとても残念です。