満足度★★★
「カツドウ屋」の世界・心意気
ベテラン映画監督が急死しての通夜にプロデューサー、脚本家、カメラマン、常連の俳優が集まり、僅かに撮り残した最新作の今後についても検討し…な物語。
こことの出会いであった『ウェルズ』と同じ作家の作品ながら、監督の死因が死因だけにブラックな笑いも少なからずあり、オモムキはかなり異なる。(チラシにも「抱腹絶倒」なんてコトバがあったし)
が、中盤で監督の霊が登場してから終盤にかけての劇中劇(厳密には「劇中映画」?)と劇中現実が微妙にカブるあたりで伝わってくる根底に流れる「ナニカ」に共通するモノがあるようなないような…(爆)
また、「カツドウ屋」の世界・心意気を描きながらも、極めて演劇的な表現方法をとっており、終盤の構図の美しいことといったら。下手に立つ霊とほぼ中央で進行する映画のクライマックスにふりかかる花びらの図は一幅の画の如し。(見返り気味の霊に既視感があるのは何だろう?)
満足度★★★★★
爆発力
今更ながら書かせていただきます。
説明にもあるように、爆発力のすごい舞台でした。
最初は舞台の世界に入るまでにいつもより時間がかかりましたが、
入ってしまえばこっちのもの。
ぐいぐいと引き寄せられていきました。
いつものスパイラルさんとは違うなーと思いながら観てましたが、
最後は期待を裏切らない形になっていて、
もうほんとだから好き…!!!!って思いました(笑)
たくさん笑って、最後に泣いて、楽しませてだきました。
満足度★★★★★
超高速しゃべり倒し!
いやはや、面白かったです。
超高速しゃべり倒しの2時間、じっくり魅せるとみせかけてやっぱりしゃべり倒し!な展開が爽快でした。一本の映画に携わる各自の思いやスタンスがしっかり描かれてて、葬式だというのになんとも罰当たりな連中の人情味も見え隠れする面白い芝居でした。笑った笑った。
満足度★★★★
初日観劇
なぜ、SPIRAL MOONらしからぬ演目を選んだのかなと思っての観劇でしたが、ラストシーン見て、「あぁ、このラストがやりたかったのかな」と。ラストはとってもSPIRAL MOONらしい切なくも暖かく、ちょっと爽快な気分♪
初日ゆえか、前半は笑いのテンポがいまいちでしたが、後半、幽霊が登場してからは話が転がりはじめ楽しませていただきました。
満足度★★★★★
こういうのもアリか
SPIRALMOONで今まで観たことがないタイプのものだった。
作家が違うからだろう。
評価としては4.5くらい。
次回の「夜のジオラマ」再演に期待して四捨五入で5にしよう。
以下はぼやき。