解ってたまるか! 公演情報 解ってたまるか!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★


    普通

  • 満足度★★

    広告に意義あり、全く笑えない。
    時代設定の説明がないので詳細はわかりませんが
    おそらく昭和30年代が舞台なのでしょうか?
    何でも50年近く昔の作品のようです。
    しかしながら、その時代の雰囲気が、まるで伝わらない。
    セットは殆どないし、役者の服装も大して時代を表していないし
    なにより役者陣が、みな飽食の時代を映しているような
    垢抜けた顔立ちをしているので、現代劇に見える。
    何より主役の加藤敬二が、努力はしているでしょうが
    全く苦労をしている雰囲気が出ていないので、
    この作品の本質である、反骨精神のような姿が、まるで解らない。
    そりゃ最近まで「コンタクト」でスタイリッシュな役をしていたんだから
    無理もないでしょうが、そんなものは我々には関係ありません。
    だから全く作品に入りきれない、
    3時間と、長い長い長い公演時間の間、とにかく違和感に
    戸惑いを感じ続けました。

    何より一番不愉快なのは大量に宣伝されている、この作品。
    「笑劇」という触れこみをしておきながら
    全く笑えない。
    表情の乏しい大部屋役者達が、随分古いベタなギャグというか
    「ズッコケ」をして、笑えるんでしょうか?
    物凄くベタネタで、観客に強制的に「笑い」を強制するような雰囲気で
    四季シンパ(と思う)
    の方が「作品に参加する」的(手拍子みたいなもの)で
    笑っていましたが、これがまたわざとらしい。

    しかしながら、再演で、しかも追加公演までされるよう。
    実際客席はいっぱい。
    作品的には俳優座劇場あたりで、4000円程度の芝居ですが
    毎日2000人以上行き交うのに、
    何もない浜松町東口で、大部屋俳優しか出ていない芝居で
    チケット代も(四季の中でも無名揃い)
    7500円もするのに
    1ヶ月以上観客を入れている。
    四季の営業力というか動員力って、凄いんだなぁと
    思いながら帰りました。

    ネタバレBOX

    50年近く前の初演は、日下さんが、加藤敬二の役を
    演じていたそうです。
    今でも「苦節00年」感が抜け切れない日下さんが演じた役を
    デビュー当時からスター、しかもミュージカルの中の
    芝居の部分でさえも出来ない加藤敬二が早々こなしたら
    それはそれでビックリ。まぁ期待通りでしょう。
    クライマックスの独白のシーンも、とにかく、大根。

    四季の人って、セリフをしっかり伝えるためでしょうか
    みんなセリフが一本調子で感情が伝わらない、
    ラジオドラマじゃないんだから、
    もっと感情込めて演じて欲しいものです。

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