『垂る』-shizuru- 公演情報 『垂る』-shizuru-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
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  • 不思議な感覚
    今さらですが・・・。
    とても不思議なお話でした。
    時間が交差する感覚、時空がグニャとゆがむような感覚を感じる舞台でした。

  • 見ました
    おつかれさまでした!

  • 満足度★★★★

    2009年に印象に残った芝居4
    緊張しそうな雰囲気を感じてしまっていたのですが周りに薦められまして初見です。ついかまえてしまって逃した過去作も見てみたいです。舞台美術・照明・音響すべてが劇場にピッタリ!!

  • 0912101930
    観劇

  • 満足度★★

    モヤモヤ感が残ったまま
     前半、一つ一つのエピソードはわかりやすかった。恋人カップル、夫婦、携帯をかける女、車椅子の老人と介助する女、老女、そして怪しい男の、それぞれ面白い設定で、それなりに楽しく見ることができた。
     しかし、暗転後の後半とつながりが、飛躍ありすぎて、わかりづらい。
     最後のオチが納得できない。面白さ半減。
     なんかモヤモヤ感が残ったまま家路を急いだ。

  • 満足度★★★★

    不思議な空間
    そこにいるのか?ここはどこか?不思議な感覚に襲われます。自分も役者同様の空間にいれた事が心地よいと思ってしまった。舞台音楽に癒されました。

  • 満足度★★★★

    男ぞありけん 女ありつる~ポか式夢幻能
    「夜奏」ではパフォーマンスであったこと。
    無言で演じられたこと。
    そのドラマと、かかる・かける人のありさま。

    ネタバレBOX

    サクラさんの靴にも☆4つ
  • 満足度★★★★

    溢れる
    舞台上にあらわされること、
    一つずつをみると、
    眉をひそめる以上に変哲もないことの重なりなのに、
    溢れる・・・。

    それも尋常ではないほどに・・・。

    とても不思議な体験をさせていただきました。

    ネタバレBOX

    古びたアトリエヘリコプターの階段を上がる段階で
    すっと空気の密度が違う気がする。
    場内に入ると木の香がかすかに・・・。

    通常とは異なる舞台の切り方に驚き、
    横長の座席配置に少し戸惑って・・。
    そして細い木を組み合わせた舞台装置や床の角度に
    見入る。

    物語は淡々と進みます。
    夕暮れ近く、
    最終便の水上バスに乗ろうとする若いカップルの会話。
    遅れてやってきた夫婦の会話・・・。
    そこに一人の女性が現れて。

    つながる感覚、止まる時間、
    ふた組のカップルを結ぶ糸が生まれたり。
    舞台に流れる濾過されたような時間が
    携帯電話をかける女の登場によって揺らぐ。

    その揺らぎがなんともいえない空気の歪みを作り出していく。
    車いすに座った老人と介護の女性の姿がそこに拍車をかけて・・・。

    なんだろ、いやな気持ともすこし違うのです。
    舞台が醸し出す独特のトーンの中だから
    見つけられるような淀みのようなものを感じて。

    で、初老の女性が現れて・・・。
    彼女が水上バスにで起こる修羅場を予言する・・・。
    突然に降りてきた、あいまいな死の可能性
    伏線的に置かれた
    その日がシーズン最後の水上バスの運行日であり、
    最後のバスの運行であることが
    さらに空気を波立たせて・・。

    若いカップルが取り込まれるように始めた
    生と死の端境の風景での会話。
    すごく自然に空気が膨らんで
    で、若い男女の気持ちが溢れる・・・。

    隠微な言葉なんてほとんどないのに
    溢れる感覚があたりまえのように観る側に伝わってくるのです。

    呆然とする・・・。
    でも物語にはさらに奥があって・・・。

    その感覚の先に全く異なる容器が用意されるのです。
    登場人物が、若い男の記憶の中でのロールに吸収されていきます。

    電話をかけていた女性と母親の記憶が重なる・・。
    荼毘に付される母親の記憶と、
    その死の受容・・・。
    男の過去と今が寄りあわされて。

    終幕、
    舞台の空気が、冒頭のたおやかさを取り戻していることにハッと気がついて。
    時間と空気を編み上げていく明神作劇に、完全に飲み込まれていたことを悟ったことでした。

    この感覚を観客に与えるために、
    この舞台装置や光が欠かせなかったことが本当によくわかる・・・。
    役者の演技も舞台の空気にしなやかになじんで
    言葉にできない、とても得難い時間を体験させていただきました。




  • 満足度★★★★

    今からでも遅くない
    考えることをやめると、人間はダメになる。

    「垂る」を観て、その思いを強くした。

    誰かの言葉に耳をかたむけ、動きを見つめ、空気に触れ、
    それを自分の深いところで感じ続けること。
    それが、考えること。

    明神慈の紡ぎだす言葉が、大桟橋を想わせる舞台の上に
    浮かび上がり、時折鋭く突き刺さる。

    今からでも遅くない。
    考えるための上質な時間を手に入れてほしい。



  • 満足度★★★★

    何重にも
    何重にも折り畳まれた時空。リピートして観てやっとわかってきたけれど、わかってゆく過程もまたポかリンの水気したたる罠だったような。今回ほんと上等な羊羹のようにねっとりと濃かったです。木藤さんの照明が生きて呼吸して時に泣いていました。役者舞台音響照明空間、ひとかたまりの大きな波になって押し寄せて来ました。

  • 満足度★★★★

    リピート考えちゅう
    面白かったです!


    話の展開が予測出来ない上に、
    合間合間に意外な面白ネタが転がされていて、
    コロコロとお話に絡めとられてれて行きました。

    えっ、今回はサスペンスもの???と思ったり、
    展開を探りながらの観劇はとても楽しめました。

    ストーリーのせいか、
    ポかリン空気に入り込んでしまったためか、
    ・・・なかなか覚めやらず。

    昨晩の帰りは、ポかリン空気を身にまといながら帰って行くかの様な夢心地でした。
    劇場での、上演空間・上演時間にとどまらぬ濃厚な余韻を楽しませて頂きました。

    そこはポかリンの「上質」がなせるワザなのか・・・。

    今朝思ってみると「行きしな橋をわたる前から始まっていたんだなぁ」と。


    最後に。
    和服美人のおもてなしは、やはり良いものですね。

    潤いました。

    その効用ったら…
    仕事に疲れた心身がたちまち観劇モードにしっとりシャッキリとなりました

    やはりポかリンは独特の味わいでした♪

  • 満足度★★★★★

    過去最高。。
    たしか6年前から関わっています。今回も稽古場から少しお手伝いさせて頂きました。
    空間が捻じ曲がるのを体感しました。3cm浮かぶのとは違うけど、もっと凄い新しい領域に踏み込んだようでした。それがスタッフや役者さんの力によって押し上げられている。そこに身を委ねるのがとても心地良かったです。

    ネタバレBOX

    小屋入り2週間前に稽古場に行ったとき、今までで最も危機感を感じました。。なんとか本番までには間に合うのだろうけど、大丈夫なのだろうか???

    小屋入りして仮の舞台の上で稽古している時、更なる不安を感じました。。この小屋の雰囲気は良くない。。稽古も難航している。。もう本番まであと僅か。。

    初日 本番前、完成された舞台美術を拝見、それに光を調節してい
    る照明さん。。美しい影ができていました。
    客入れの音を試していました。。前日までの倉庫とは、まったく別次元の空間が出来ていました。

    そして本番・・、役者の皆さんが空間を捻じ曲げていました。彼らの呼吸や所作によって、空間が膨らんだり縮んだり、大きな波の中にいるような感覚でした。

    特に主役のそう君がカッコ良かった。過去の作品ではどうしても客演のレベルの高さを感じてしまう集団でしたが、今回は劇団員が素晴らしかった。客演の方々は申し分なく、総じてバランスの良い素晴らしいチームワークを感じました。
    ギリギリ合格ラインとかではなく、これまで到達してない新しい世界に一歩踏み入ったようでした。

    演劇好きな人より、アートに通じる人には是非見て欲しい、演劇とか知らない人でも良いのではないか、そんな話を終わった後にしてた程でした。。

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