満足度★★★★
心から楽しめる
つい最近観た感じ、と思ったら、佐々木蔵ノ介さんの『狭き門より入れ』を観たからでした。安心して楽しめる。危ういところを少しも感じない作品。役者さんの作る空気が抜群。確かに、昔と比べたらエンターテイメント路線が強く出ているとは思うけれど、それはぶれってことにしてしまっていいんじゃないかしら。
殿様ランチの板垣さんが素晴らしくいい。
満足度★★★★★
Dear,ハピネス
エキセントリックな妄想が濃度を上げながらゆるやかに、現実という静謐なサークルをまわり続けて着実にその形を失っていきながらアウトプットされる世界は、半信半疑であろうとも、受け入れざるを得ない現実として大胆に提示する作風と英語を日本語に直訳したような説明的なセリフを抑揚なく淡々と話す役者陣がその特異な世界観を更に唯一無二なものへと昇華させるイキウメだが、他の方々も言及されている通り、今回は少々勝手が違う。私も正直、戸惑った。なぜなら、立ちはだかる現実問題に追い詰められたひとたちは、そこにある対人関係をごまかさないでしっかり向き合おうとしていたからだ。
とはいえこの芝居を見た直後は、なんだか物足りなさが残った。けれど後々、思い返せばひとはそんなに不幸でない時、幸せについてあまり深刻にならないし、さほど執着しないものだと気づく。そう思うとこの、一見ほのぼのしたようにも思えるドラマには、不満を感じるくらいで丁度いいのかもしれない。
かつて人間として存在したモノたちと、何かが崩壊しかけた者たちが、ささやかな交流の先に、それぞれの世界でちゃんと生きようとする物語。110分。
満足度★★★★
前川流の「幸福論」を堪能
新人を迎え、研修としてその仕事についてレクチャーする先輩「家守」たちとその新人の過去…という物語は「こんなのイキウメじゃない!」とか言って…。いや、「従来の」というコトバが抜けましたね。(笑)
得体の知れない漠然とした不安感が通奏低音のように流れる身近なSF、な世界とはガラリとオモムキを変えた第二形態あるいは version 2.0 のイキウメといったところ?
適度なユーモアはかつての短篇集の中にもあったし、終盤での緻密な構成…ちょっと違うか…新人家守の過去には実は先輩家守も絡んでいたというネタ(?)はやっぱりイキウメっぽいし、耳打ちした内容を舞台で再現して終わるツクリも巧みで、満足満足。
ってなことで前川流の「幸福論」を堪能。
なお、一般的な「座敷童子」像ではなく、オッサン(笑)を含んだオトナたちである(だから本人たちも「家守」と言うんだが)ことにヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン 天使の詩』(87年)も思い出す。
満足度★★★★
ほのぼの系
前川作品、流石良いですね。
このちょい前に、現実として
座敷童が出るという噂の旅館が火事になったと聞いて
少し複雑な気持でした。
古き良き日本の習わしが消えていくようで・・・
満足度★★★
なんだろう? このふわふわした雰囲気は。
今回は座敷わらしがテーマ。
でも、この前みた佐々木蔵之介さんの『狭き門より入れ』にあったような
日常と非日常の切迫した緊張感はほぼなし。
出てくるエピソードもありがちだし、伏線なんか読めた。
最後の方はそれでもうまくまとまっていたが、
なんかリアルさがなく、中盤は正直退屈だった。
『狭き門より入れ』がかなり面白かったから
期待してたんだけどなー、残念!
満足度★★★★★
「今何が幸せなんだろう?」イキウメらしい、ちょっとだけほろ苦いヒューマン・ファンタジー。
イキウメらしい、ちょっとだけほろ苦いヒューマン・ファンタジー。
現代に生きる座敷童子=家守(やもり)たちと、彼らとの不思議な生活。
座敷童子が居るだけで本当に幸せが訪れるのか?
そもそも、今、自分は幸せなのだろうか?
日常生活に潜むリアルな心理、悪意、人の心のもろさを、座敷童子というフィルターを通して描き、後味は爽やか。
満足度★★★
期待が高すぎたけど、
前評判からの期待が高すぎたようです。
面白いし、いい作品だとは思うのだけど、
もう少しパンチの効いたものが見たかったなあ。
この広さだと、薄っぺらい印象がプラスされてしまうのかも。
満足度★★★★
いやはや
イキウメ作品としては
独特の緊張感だったりっていうのが
今回はそこまでなかったと思いますが
これはこれであり
というかなんだか冬の寒さに
ほっこりした温かさをいただけて
私は満足ですww
満足度★★★
外見と中身
チラシ(外見)がいつものイキウメだったからか、実際観たら意外とライトな味わいって感じでした。
それでも前川さんの世界観はスキ。
その核の部分も見せ方も。
岩本さんは叫ぶと最高ww
彼女の声には共鳴するような、声の中に響きが含まれていて大好きだ、やっぱり。
リーディングとかもして欲しいな。
満足度★★★★
幸せの在り方を考えさせられました。
さすが!イキウメ前川さんは、
観客を舞台上の世界に引き込む演出を仕掛けてくるなぁ、と
その世界に魅せられてしまいました。
それに役者さんが皆さん、本当にレベルが高い!すっごい!
一人ひとりの役が何かを背負っているバックグラウンドがはっきりと確認できて、とても感動しました。
これからも楽しみにしております。
満足度★★★
コミック
軽く読めるコミックタッチの仕上がりは、時々はいいかもしれない。だが、演劇の力はまだまだ計り知れないはずと考えてみる。見やすいものも嫌いではないが。
満足度★★★
評判が良かったので…
イキウメは一度観たいと思っていたが、いつも他の公演を優先していたので今回こそ観る気満々で観劇。予習せずに観れる芝居は楽しい。座敷童子の話だったんですね。ほっとする作品で良かったです。
満足度★★★★
初イキウメ
久々に観たあとにほのぼのした気分になれる舞台をみました。
役者さんたちもそれぞれのキャラクターをしっかり作っている感じがして良かったと思います。
満足度★★★
イキウメファンとしては
やや残念な仕上がりだった気がします。
いつも、目立たない役の多い森下さんが、今回は重要な役どころで、いい味を出されていたし、若い窪田さんが、とても好演されていて、先々楽しみになりましたが、イキウメらしからぬ、緊張感が足りない舞台に、ちょっと不満が残りました。板垣さんの台詞が聞き取りにくいのも、舞台への集中への邪魔をしました。
でも、相変わらず、前川さんの作り出す世界感は素敵だし、伊勢さんが、益々魅力的な女優さんになって、イキウメには欠かせない存在になられたなあと感じ入りました。
「狭き門より~」の時も好演されていた有川さんが、今回も自然な演技で、感動を与えて下さいました。また、イキウメの舞台で、拝見したい役者さんです。
最後の種明かしシーンは、ちょっと蛇足な気がしました。もし、あのシーンを見せるなら、もう少し前にしてもよかったかなと、ややスッキリしない感じがしました。あくまで、個人的好みとして、最後は、座敷童子達が、じゃあね、又みたいな、ほっこり余韻の残る終わり方で行ってほしかったもので。
満足度★★★★
意外っ!
イキウメってこういうかわいらしくって優しい作品も作るんだ、ってびっくり。笑いもあるなんて。座敷童子がテーマってね。SFというよりファンタジー。
当日パンフは読んでからのほうがちょいちょい楽しめるかも。
客演さんもさることながら、劇団員の方々のキャラも今回はおもしろかったと思います。
満足度★★★★
当日券で観劇
よかった…!
イキウメの劇団員さんの演技はすごく安定しています。
作品もストーリーの流れに飽きず最後まで集中して見れました。
でも個人的には奇ッ怪の方が好きでした。ゾクゾク感が。