海獣 公演情報 海獣」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★

    また見たい!!!!
    初観劇でした!!!

    感激しましたぁ~~~!!!!

    すごい熱量の舞台でした。

    かっこよかったです♪

    ぞくぞくわくわくしましたぁ!!!!!

  • 満足度★★★★★

    いつもあつい芝居をありがとう
    今回もびっくりの装置、演技も熱い!ベニサンピットが復活したかと思った小屋ですね。次も楽しみです。

  • 満足度★★★

    ヤマ場が分散気味
    開国前後の横浜村のはずれ、いずれ羅紗緬となる少女たちと、彼女たちをしばらく預かった漁師たちの物語。
    羅紗緬哀歌を中心に、開国という時代の流れに押し潰されそうになりながらも生き抜いて行く庶民の力強さ・良い意味でのしぶとさ(特に女性たち?)も描いて骨太な印象なのはここの持ち味。
    で、普通ならばクライマックスになりそうな少女たちが死にかける場面の後にまだ複数の波乱があるのが従来と異なるところか?(そこをクライマックスにすると尺が短くなってしまうしなぁ…(笑))
    また、その少女たちを介抱する場面にドラマ「赤ひげ」(72~73年)で長屋の井戸に向かって帰って来いと叫ぶ住民たちの図を思い出したりも。
    さらに、それまでに登場していた浪人風の男たちが実は尊皇攘夷派で…なんて展開は予想外で「そう来たか」的な。
    ただ、その構造によってヤマ場が分散して重点が定まらない、な感なきにしも非ず。
    いつものレベルと比べるとそんな不満もあるものの、絶対評価では悪くないかな。
    ちなみに椅子はベニサンピットのものを再利用したようで、そう言えば客席のツクリや全体的な印象もベニサン風だったりして。

  • 満足度★★★★★

    あとあじさわやか
    海緒のようなたくましい女性が家庭を支え、ひいては日本を支えてきたのではと思う。

  • 満足度★★★

    舞台美術・セットは素晴らしかった
    ここの評判良かったので行ってきました。

    倉庫内に組まれた舞台美術・セットは素晴らしかった。
    たぶん、劇団員の手作り?
    去年観た「維新派」の琵琶湖に沈んだステージ並にビックリした。
    これだけでも一見の価値あり。

    ただ、舞台の内容は個人的にはいま一歩。
    確かに演技も熱い、役者さんもみんなうまい。
    ストーリーも、幕末の開国前後の当時まだ小さな漁村だった
    横浜が舞台と意外にない切り口でおもしろい。
    でも、セリフの言い方や動きがもろ舞台という感じで
    どうもそこでいま一つ入り込めなかった。
    まあ、この辺は個人の好みの問題かな。

  • 満足度★★★★★

    さすが
    舞台装置やセットが圧巻。

    役者がパワフル。

    ネタバレBOX

    紙吹雪や最後の舞台の床が上がり、波にみたてるラストは感動でした。



    とにかく女性が強かった。
    男性は悲しくもその気持ちを最後まで溜め、消化するのがよかった


    オープニングとラストの歌がよかった。まさか歌と踊りがあるとはおもわなかった

    お札売りの人は見てて異質だとおもった
  • 満足度★★★★★

    倉庫舞台
    惚れました。
    入った瞬間から装置のカッコ良さにワクワクしました。
    内容自体もしっかりしていて、パワーが伝わってきました。そして物凄い仕掛けやら、装置のオンパレード。
    歌も感動、終始勢いに持ってかれました。
    重いテーマでしたがこちらも負けず最後まで受け止めることが出来ました。
    二時間一緒に走り切った感じで、どっしりきた。

    また是非観たい劇団です。

  • 満足度★★★★★

    倉庫
    よかった。

    ネタバレBOX

    倉庫公演。会場に入ればそこは海岸沿いの風景。古い鳥居に不気味な鳥居。煙が立ち込め異世界へと通じる。

    すさまじい演技力と芝居をみせつけられた感じ。

    でも、泣き叫びがとにかく多くて・・・ちょっと2時間疲れてしまった気もします。舞台セットがとてつもない。多くの演劇人に影響を与えているのが目に見えてわかりました。
  • 満足度★★★★★

    すごいです
    このような、芝居は始めてみましたが、なんていったらいいか、
    不思議さ、生々しさ、いろんなものを感じさせられました。
    不思議な世界に引きずり込まれました。

  • 満足度★★★★

    しっかり伝わる
    気持ちいいです。劇団の、この舞台のメッセージがはっきりしていて。桟敷童子色がいい意味で定着して、安心して、ドキドキはらはらしながら観劇できました。どうか、ずーーーっと続けて欲しいです。舞台、照明…すべてがひとつにまとまっていました。

  • 満足度★★★★★

    みたーーー
    倉庫に入っただけで、すでに世界が出来上がっている
    その時点で劇団の術中にはまってました。
    良いよねーーー
    心をえぐられました。

  • 見てきました。
    久々の桟敷童子。劇構造などは今までの作品と比べてまったくぶれていません。無骨なまでの一本道でしたあ。役者さんが増えていてびっくり。

  • 満足度★★★★★

    海獣の咆哮を聞け! 人はそれでも生きていかなくてはならないのだ
    強いメッセージが込められた熱い舞台。
    その熱さに乗せられ、観ているこちらもラストまで一緒に突っ走った。
    120分は決して長く感じない。

    ネタバレBOX

    鈴木興産の倉庫(スタジオ)に入ったときから、「やっぱり桟敷童子だ感」が充満している。
    倉庫だからできる大胆で大掛かりに組み上がったセットがそこにある。
    期待感は高まるばかり。

    やはり唄がいい。登場人物全員が叫ぶような歌声が染みる。
    ここにも強いメッセージが込められている。

    物語は、いつものような伝奇モノとは少し様相が異なっていた。
    時は、幕末、ペリーの黒船が来航し、日米修好通商条約が締結され、横浜が開港されることになる。
    横浜の小さな漁港にも、その波が強く押し寄せてくる。
    漁師は海に出ることを禁じられ、異人のために作られる建設現場の力仕事で日銭を稼ぐ。攘夷を唱える侍が横行し、人を襲う。
    そんな中、異人相手の女郎「らしゃめん」に、これからなる幼い女たちが女衒と女将に連れられて舞台となる小さな漁港にやって来た。
    横浜に異人相手の遊郭ができるまでの間、面倒を見てほしいということなのだ。
    彼女たち、らしゃめんは、異人を一定の場所に閉じこめるため、つまり、「お国のため」に働くと言う。それを頼まれた母娘は、親身になって見るからに痛々しい彼女たちの面倒を見る。
    しかし、女郎たちは、異人に抱かれて鬼になってしまうという迷信を信じ、毒を飲み死を選ぶ。
    それに気がついた村の人々は彼女たちを生き返らせようと一生懸命になる。
    その騒ぎの中、海獣の咆哮が聞こえてくる。

    舞台となる漁港と同じような漁港から売られてきたと言う女郎たちだが、実は地獄のようなところに生まれ育ち、そして地獄に売られていく。
    地獄しか知らないので地獄でも懐かしく帰りたい場所であると思う彼女たち、そして彼女たちを待ち受ける境遇はあまりにも悲惨すぎる。

    それでも生きていかなくてはならない。どんなことがあろうとも、絶対に死んではならない。そういう強いメッセージが舞台上から押し寄せる。

    過剰すぎるほどの気持ちの表出がある。
    逞しく生きる漁村の人々と、おびえ震える幼い女郎たちの対比。それを結ぶ、1人の女郎のカラ元気が悲しい。自分たちを大切にしてくれる家族にウソをついて、わざと波風を立ててしまうのは、自らの境遇がさせてしまうことなのだろうか。
    同じ女郎仲間のために、自分が先にらしゃめんになると言う彼女の姿は美しくもあり、逞しい。
    結局逞しい者だけ、生きることに欲望がある者だけが生き残っていく。
    彼女1人だけが、毒を飲んだときに「生きたい」とあがいた。生きたいという強い気持ちがあるから生きていける。

    そして、彼女たちを見守るのは、海神様ではなく、海獣様。
    老いも若いも、富める者も貧しい者も平等に連れて行ってしまう海獣様。信仰の対象ではなく、恐れの対象だ。
    しかし、救いでもある。海の向こうに救いがあるというのは、海の向こうからやって来た異人相手の女郎になる女たちにとっては皮肉でもある。
    海獣様の咆哮を聞いて恐怖できる者は、生きる欲望がある。

    また、この舞台では「お国のため」という言葉の欺瞞も強く指摘する。お国のためと言われてらしゃめんとなる彼女たちには、お国は何もしてくれなかったし、これからも何もしてくれないだろう。そんなことよりも、「食べて」「生きろ」ということなのだ。

    役者がいい。うまいとかどうとかと言うことではなく、まっすぐに正面を見ているような姿勢と目の力がどの役者もいいのだ。そういう姿が心を打つ。だから桟敷童子は好きなのだ。

    桟敷童子では、いつもスペクタクルのような舞台展開をついつい求めてしまうのだが、今回もラストはとてもよかった。凄いスペクタクルというわけではないのだが、思わず涙してしまったことは確かだ。少々センチメンタリズムすぎかもしれないが、とてもいい。
    異人の妾になってまた村を訪れた女郎に、世話をしていた女房が「もう会うことはないだろう」とキッパリと言う様はセンチメンタリズムを突き抜けていた。

    ちょっとだけ気になったのだが、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の一文をお札売りがさらり言うが、そのタイミングはそこでよかったのだろうか。
    また、攘夷浪士が、女郎に切腹を迫るのだが、この一文を知らないと、斬り殺すのではなく、「なぜ切腹をさせる?」と違和感を感じたかもしれない。
    それを舞台で説明してくれ、ということではないのだが・・・難しいところだ。

    そして鈴木興産を後にするときには、すでに次回の公演も楽しみになっていた。

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