海ノ底カラ星ヲ見上ゲヨ 公演情報 海ノ底カラ星ヲ見上ゲヨ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
21-23件 / 23件中
  • 20091220
    ン、)ノ うまい役者さんはいるのに使いきれていなかったと思います。

  • 満足度★★★

    賛否は分かれるのだろう
    面白かった。
    というより好きだった。
    しかし好みは別れると思う。

    嫌いな人もいるだろうなぁ。

    ネタバレBOX

    女優陣がよかった。
    熱量、質、個性、ルックス、いずれも素晴らしい。
    物語に無理なく連れて行ってくれる。

    アンサンブルに課題が残る。

    話をまとめるはずのアンサンブルだが、
    統制が取れていないように思う。
    音も動きもそろっていないのでかしましい。
    却って気が散ってしまった。


    綺麗な言葉まわしには嫌味がなく、すんなり受け取れる。
    くさいシーンもあるにはあるが、負けないくらいはっと目を見張るシーンも。


    課題と将来性が同じくらいあるように感じられた。

    焦らず、素敵な作品を創って欲しい。
  • 満足度★★★★

    幻想的でスケールの大きなロマン!
     死神の物語に乙姫の物語を加えて、おとぎ話のように物語は展開するが、その奥には実はもうひとつの秘密がかくされていたのだ。幻想的な物語とリアルな物語が入り交じりながら壮大なロマンが舞台上に展開する。

     照明と音響が見事に芝居とマッチし、縦横無尽に展開されるおぼんろの芝居をしっかりとサポートしていた。

     役者では、阿久澤菜々の圧倒的存在感に恐れ入る。まだ未完成で稚拙な部分も残るが、その女優としてのキャパシティは計り知れない。なによりも独特の空気感を持っていてとても魅力的だ。

     他の役者ではユキ役の前園あかりと医師山下役の福原冠に魅力を感じた。また太郎役の山本卓の華麗な身のこなし、死に神役の末原拓馬の体の使い方にも感動した。

     あまりにおぼんろの役者の動きが軽快なので、サンモールスタジオが狭く感じられたくらいだ。

    (補足)
     楽のマチネにもう一度見にいった。初日気になった部分がほとんど解消されていたことと、アンサンブルの調和が大きく前進していたことに感心した。

    ネタバレBOX

     作演の末原拓馬がまず観客に挨拶をし、ひとつの話を聞かせる。そこから本編につながっていくのだが、その始まり方が素敵だ。ラスト近く、穴の空いた布があたかも海中を表すように舞台上に現れ、我々はその隙間から登場人物を観ることになる。その演出も魅力的だ。随所に光る演出が見受けられた。

     舞台が終わった後、阿久澤菜々に会ったが、あまりに小さく、あまりに華奢なのにびっくりした。まさに小さな大女優だ。彼女の透き通った演技が観られるだけでも2500円は安い。

     後で耳にした話だが、重要なスタッフが本日の公演前に事故にあったらしい。そのアクシデントを乗り越えて初日の幕を上げた。その苦労はいかばかりか。そのせいでうまくいかなかった箇所がいくつかあるそうだ。それを聞くと、もう1回観たくなった。

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