公演情報
「ハヴ・ア・ナイス・ホリデー」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/07/13 (水) 14:00
老いることがなくなる薬の発明により改めて問われる「生きる意味・価値」。後半に出てくる現象(?)とラストのそれについての研究論文はいかにも最近の「哲学系SF」っぽく、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品に通ずるようにも思えた。
いや、全体に流れる「静かながら何故か引き込まれる」感覚もヴィルヌーヴ監督作品に通ずるか?
あと、ラスト(とチラシの)シーンに往年の某イタリア映画も想起。
実演鑑賞
満足度★★★★
音楽自身が生む高揚を劇に包摂する舞台を作るユニット、と認識しているが、今回は演奏が一人、プラスαの趣向で、そこ一点突破な劇構造だったな、と一日置いた後思えて来た。そう考えて漸く、私にとっての「第27斑らしい」範疇に戻って来た。つまりは実際の舞台はその狙い通りには必ずしも行かなかった、という結論になるが...致し方ない。。
架空の設定の特区での若者たちの群像が描かれ、擬人化された存在も登場するが、「SFは設定が命」と最近よく思う通りで今作も些か詰めが甘い。話の舞台は不老薬が配られる「未来の村」という特区での設定で、畦道が伸びるだけの過疎地に人を呼び込む政策意図がありそうなのだが、薬は有料であるとか、だから仕事を(自力で)見つけなきゃならないとか、幾分無理が(説明し切れてなさが)ある。だが、移住してきた若者たち(背景はほぼ説明されない)にとってのアジール的空間がそこはかと立ちのぼりそうなのが良く、ブラッシュアップされた舞台をまた観たい世界であった。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/07/07 (木) 19:00
本劇団観劇は3作目。いつもとは少し違うテイストらしいが、面白い。121分。
細胞を老化させない薬が見つかり、病気や事故では死ぬが老衰では死なないことになった近未来。その薬を希望する人は過疎地に住まなくてはならない、ということで、不老を希望して集まる人々の物語。生と死、子どもを残すこと、など、シリアスな話題をソフトに扱っているのがスゴイ。それぞれが少しずつ変な中で、一人常識人のタクシー運転手と、役場の職員で薬を飲まない女、そして蜂という設定の役の3人が面白い。
アフタートークでフラメンコから発想したと作・演出の深谷が言っていたのは印象的。どういうわけか当パンに作・演出の名前がないのだが、何か意味があるのだろうか。