smallworld'send 公演情報 smallworld'send」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-18件 / 18件中
  • 一本しか観てない
    ので、観たという報告だけ。あのスタジオ好きです、明るい。

  • 満足度★★

    見せかけ、だなあ。
    趣向は面白いが、深さが全く感じられなかった。単なる寄せ集めの切り貼りしただけ、というか。
    面白い戯曲をまんまやってそりゃ飽きることはないが、それだけと言うか…ごまかしが見えた。

  • 初日
    観劇

  • 満足度★★★★

    面白かったです
    初めて、時間堂さんの舞台を観ました。演技の質にばらつきがあったので、その点、演出さんが苦労されたんじゃないでしょうか?戯曲のチョイスはとても良かったと思います。

  • 満足度★★★★

    外が見えるスタジオ
    外からも。最初は気になったが、そのうち集中。

  • 満足度★★★★

    十分に魅せられた短編集
     まずは女優陣がみな美しかった。そして、公演的には制約の多いスタジオ1で、よくぞここまで物語に入り込めるよう演出されたことに驚いた。

     とくに「星々を恐れよ」アゴタ・クリストフ(60分) は良かったな。 「かんしゃく玉」岸田國士(15分) 「熊」アントン・チェーホフ(35分) も面白かった。

  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 20091028
    ン、)ノ

  • みた。
    こういう演劇がもっと増えてほしいです。
    日常よりほんの少しだけ特別な空間と時間。
    ゆっくり楽しめました。

  • 満足度★★★

    会場も、時間も~
    面白ければ問題ないですね。休憩時間も役者さん目の前で衣装替えしたり、出番前の緊張感を見られたり、普段見られないものが見られて面白かった。

    ネタバレBOX

    「工場でのもめごと」が好きです。百花さんが可愛い!他で見ることはできないでしょう。セリフを二人で繰り返しているだけなんだけど凄く面白い。(絶対かまないのが条件でしょうけど)
  • 4時間は苦にはならず
    休憩時間ごとの気遣いが嬉しく、その休憩が逆にフェスティバル感生んでいる。内容の感想はブログに記載。ガラスの会場だから、寒がりさんは防寒対策に注意すると、ますますのんびり楽しめるよ。

  • 満足度★★★★

    一風変わった観劇風景
    5本立て4時間の長丁場。しかも、劇場の特性として車の走行音や通行人の会話など外音丸聞こえ、街の灯りもちらほら入り、舞台袖でスタンバってる役者さん丸見え、という今まで見たことのない状況のなか正直集中できるかどうか不安だった。
    しかし、始まってみれば周りはまったく気にならず、むしろ新しい舞台のあり方かななどと思ってしまい、当初の心配は完全に杞憂に終わった。

    以下、作品別の感想。

    ネタバレBOX

    『星々を恐れよ』
    時代背景の知識がまったくなかったため、最初はなんの話か良くわからなかったのだが、刑事や義父が出てきた辺りでなんとなく物語の方向性を掴むことができた。
    演出も結構凝っていて、客席の後ろまでを舞台として使っていたのは、自分もその場にいるような感覚に陥る効果があったと思う。最後列に座っていたのだが、ラスト近くすべてを知った義父が自分の真後ろで「星々を恐れよ」と言った時にはゾクゾクっときた。

    『工場でのもめごと』
    速射砲のごとく台詞が行き交う会話劇。
    内容はとくになく、役者さんの職人芸に感心するだけの作品だが、それだけで十分だった。

    『熊』
    演者3人が、未亡人、粗野な男、メイドさん、それぞれの役に良くはまっていた。未亡人の思惑(本当かどうかはわからないが)を男が身も蓋もなく言ってしまう場面は思わずニヤッとしてしまった。
    決闘するまで憤っていた男が、急転直下“未亡人への愛情”であるということに気が付き、そこから熱いキスに至るまでの流れは非常に楽しめた。

    『かんしゃく玉』
    4本目にして初めて声を出して笑った作品。
    どこで笑ったかというと家主の男がかんしゃく玉の「パーン」という音と台詞を同時に言うところ。SEを使っていたらこの笑いは絶対になかった。演出による狙った笑いだとしたらお見事。ちなみに、自分は単純な笑いに弱い人間だと思う。

    『奴隷の島』
    事前に「役者さんの調子によって当たり外れが大きい作品」と聞いていたのでドキドキしていたのだが、どうやら当たりの日に観劇できたようだ。
    奴隷の島に漂着した主人と奴隷の立場が逆転するというわかりやすい設定だったため、すぐに物語に入ることができた。今までの作品に比べてアドリブが多いような気がしたのだが、その分役者さんが生き生きしているように感じた。最前列に座っていた子供が良い具合に野次(?)を入れ、それも笑いに繋がっていた。
    1人1人ハイパーハイテンションでの独演場面が多く、確かに滑るときは悲惨なほど滑るだろうなとも思えたが、本当に今日は当たりでした。休憩で帰らずに観て良かった。
  • 満足度★★★

    うーん、なぜ5本?
    体感としては休憩もこまめに用意されていたこともあり、
    4時間という長丁場を感じることなく5本観劇できました。
    演者さんは大変でしたでしょうね。おつかれさまでした。

    黒澤さんのスタイルなのか、あまりセリフ回しにリアリティを
    持たせない芝居口調が続くと、全体的にトーンが似ますね。
    谷氏の「ショート7」ほど、演出の見本市は求めませんが、
    せっかく5本上演するなら、もっと振り切ったものがあっても
    よかったかも。いい作品ばかりなのに印象が薄くなります。

    お金と場所が許すなら、もっとゆったり観れるとよかったかも。
    でも充分に楽しめました!

    ネタバレBOX

    奴隷の島
    ストーリーがシンプルな上、誇張する棒読みなセリフだけに、
    ちょっと学芸会っぽく見えてしまったのはぼくだけでしょうか?
    ラスト、裏の心理が読めないところはなかなか好き。

    かんしゃく玉
    これはストーリーが素敵。黒澤演出ともよく合ってました。


    キャラクター勝ち!憤慨する気持ちから、愛情がわき上がって
    心が支配されていく姿は滑稽であり、逆にリアルでした。

    工場でのもめごと
    中休みのための息抜き作品的なコメディ。
    しかし印象的だわ、これ。演出だけで生み出した良作です。

    星々を恐れよ
    雰囲気は大好き。ただちょっと感情移入しにくい作品でした。
    演出面に一番工夫が仕掛けられてて、それも楽しめました。
  • 満足度★★★★

    時間堂、初見☆
    休憩2回こみで4時間の舞台。

    どのお話もクオリティが高くて面白かったです。

    ネタバレBOX

    個人的には『星々を恐れよ』が一番面白かった。

    デスクライトが作りだす光と影の演出が印象的。
    佐野功さん演じる主人公の暗転での独白シーンも、街灯が程よく照らし出して、まるで星の光に照らされているよう。

    外の環境音がBGMとして一番馴染んでいたと思う。
    王子スタジオという「入れ物」が一番活きていた。
    それは場面設定や時代背景的なものもあるのだろぅけれど。
  • 満足度★★★★★

    まったりと穏やかな時間
    魅力的な女優さんが多くて、ぼーっと見とれてしまいました。
    戯曲のセレクションも秀逸ですが、戯曲との距離感がとてもユニークで面白かったです。劇場外の道路の音とかの環境音までが芝居の効果音として機能しているような雰囲気がありました。
    飲食可なので、歌舞伎を見るように、ぼんやりと演劇にひたることができました。

  • 満足度★★★★

    それぞれの作品が何かを超えているから
    確かに4時間でしたが、時間はそんなに感じませんでした。
    終演後立ちあがって、初めて腰の感じに座り続けていた自分を自覚した・・・。

    それぞれの作品が、戯曲の設定やせりふを超えた何かを作り出しているから
    観ていて飽きないのです。

    開放的な会場の雰囲気も、うまく機能していたと思います。

    ネタバレBOX

    長編二つに短編が三つ。
    長編についてはWIPを拝見していました。

    ・星々を恐れよ(長編)

    主人公を演じる佐野功のお芝居が淡々とペースメークをして、他の出演者たちが彼のリズムをベースにお芝居をしていく感じ。登場する個々のキャラクターの想いが佐野の色の上でしなやかにくっきりと浮かび上がり、そこから今度は佐野のキャラクターが緩やかに強く伝わってくるのです。

    ある種の達観がもたらす不思議な軽さがすっと作品全体の色を染めて、義父の死にも説得力が生まれて・・・。

    キャラクターたちの表現にもぞくっとくるほどに瑞々しく秀逸なところがありましたが、それらがすうっと消えて一つの色に変わるような終盤にも瞠目しました。

    WIPの時と比べて、統一感が作品にあって、それゆえ個々のキャラクターにしっかりした実存感が生まれていて・・・。その密度の高まりに目を見張りました。

    ・工場でのもめごと(短編)

    冒頭の押さえた感じや雰囲気作りがしっかりと効き、後半の力技に圧倒的なグルーブ感が生まれました。

    大川と百花の相性が凄く良いのでしょうね・・・。互いが互いの力をぐいぐい引き出すような感じ。完璧に決まっていく台詞が観ている側はもちろん演じている側にとってもすごく心地のよさそうな熱を醸成していく。

    この境地まで演技が磨きこまれているからこそ、戯曲に内包しているニュアンスがパンチラインで解放される。戯曲が求める「演技の卓越の領域」に二人ががっつりと足を踏み入れて・・・。

    なかなか体験できないような突き抜け感に、観終わって拍手をしながら心が躍っておりました。

    ・熊 (短編)

    境宏子が冒頭からしっかりとキャラクターを演じ上げます。自らを律し支える女性がひとけた違う解像度で現出した感じ。ロシア人女性の自尊心がしなやかな演技から沸き立つよう。そこにやってくる白鳥の愚直さや頑固さも筋金入りの感じ。そして二人のお芝居にはキャラクターの内側に満たされた資産家としての教養や知性がしっかりと折り込まれているのです。

    それぞれの言動が相手の触媒となり怒りが膨れ上がっていく姿にぐいぐいと惹きこまれました。舞台のテンションというか質感がしなやかに増していく感じ。で、観る側が頂きまで連れてきてもらっているから、怒りの対象が憧憬に変質してく終盤にも不自然さがない。チェーホフの面白さってこの質感のクオリティが前提なのかも・・。

    双方の中間にある戸谷のお芝居の間が、随所で場の雰囲気に豊かさを付け加えて。

    ほんとうに面白かったです。

    ・かんしゃく玉(短編)

    百花がいきなりロシアから日本に舞台をトリップさせてしまいました。
    この人がつくる、その時代の色が本当に秀逸。観る側が何かを考える前に、舞台の雰囲気に染めてしまうようなしなやかな力を感じました。で、貞淑さにちょこっと世渡りの器用さを持ち合わせ、でも、その気持ちが揺らいだ時伝法な気持ちをかんしゃく玉にゆだねる空気がすごくよい。その、ちょっと息詰った内心の色にかんしゃく玉の炸裂音がほんとうにあうのですよ。

    主人や主人の友達との関係にも、暖かさとペーソスがバランスよく配されて、ヘチマコロンの瓶の使い方が絶妙におかしい。

    かんしゃく玉の破裂音から伝わってくる溢れそうな想いから、夫婦間の機微を演じる役者の繊細な表現力を感じて。
    その空気感に浸り、物語の肌触りに魅了されてしまいました。。

    ・奴隷の島

    実は、WIPを観た時にはけっこう不安を感じた作品。
    その時には、なにか箍を失ったような印象があって、
    なんというか個々のお芝居が、キャラクターの個性を頼りに、あちらこちらに観客を引っ張っているようにすら感じて・・。
    パーツの良さはあったのですが、物語全体を包むだけの膨らみが決定的にかけている感じがしました。

    でも、本番では、作品に物語の枠組みと広がりがしっかりと生まれていて。

    本番を見て感じた一番の違いは大川の突っ込みのよさ。WIPの時にあったためらいが消えて、抜群のクオリティとタイミングで突っ込みを差し込んでいきます。それが、大川演じるお姫様がもつある種の無神経さというか傲慢さを現わすだけではなく、他のキャラクターの独善性を際立たせていくのです。

    奴隷たちと島の住人を演じる3人には、独演会に近いシーンが用意されていて、役者たちもすべてを解き放ったような大迫力のお芝居を展開していきます。これらが圧巻。ついひと膝前に乗り出してしまうほど。伊沢の王子様がもつノーブルさや若さというかひ弱さにもだっぷりの実存感があって。

    それぞれのお芝居が枠を外れて突き抜けそうになるところを、大川が突っ込みでうまく一つの箍の内側に収めるから、ラストの大団円の常ならぬ高まりが唐突にならないで、まっすぐに膨らんでいくのです。

    もっと昇華させることのできる部分もあるとは思うのですが、それでも、黒澤演出がこの古い物語をよくここまで運んだなと思うし、それを具現化させる役者の力もそれぞれに半端じゃない気がするのです。

    ********  ********

    観ているときには疲れなど感じなかったのですが、6時に始まったお芝居が終わってみれば10時近く。作り手の真摯さが、観る側の時間間隔を失わせたような舞台でありました。







  • 満足度★★★★★

    珠玉の短編集
    見事です。珠玉の短編集を堪能させていただきました。特に「熊」「工場でのもめごと」「星々を恐れよ」は絶品。観れて良かったなぁとつくづく感謝。たしかに4時間は長かったが,なんとか集中力も持続。休憩中の役者さんの発声練習やストレッチも,上演中の出番までの仕草や出番での出方もとても興味深かった。この空間ならではだろう。ただ,観劇環境としてはちょっと。観劇している自分たちが道路から見られることは全く気にはならないが,車の音や通行人のおしゃべりが邪魔に感じる。面白い劇場であることはたしかだが。

  • 満足度★★★

    正直に書きます!
    って、毎回、正直すぎて困っちゃってるんだけれど。劇団が!笑
    今回は明らかにキャストの演技力に差がありすぎる為、下手が演技力のあるキャストの足を引っ張るというナリ!(苦笑!)
    観ているワタクシの方が気の毒に感じちゃったから、当の本人は拷問したかったのでは?笑
    休憩入れて4時間!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    奴隷の島
    ユートピア旅行記叢書の中のひとつ。
    鈴木浩司がセリフを度忘れしてぐずぐず。苦笑!
    つっこみ姫は上品の欠片もなくむしろ奴隷役の方が適役かと。コメディってはずなのに全くウケナイ。
    小田篤史が一人芝居のように頑張ってひっぱるも全体的にグズグズで哀れ。この5人で演じるには時間が長すぎる。自分たちの演じる空間を制覇できない感があった。


    かんしゃく玉
    夫の稼ぎが悪い為、妻を支えようとする親切な男が現れたり彼女にバーを開くように、と相談を持ちかける男たちを夫は嫉妬する。自分に稼ぎがないのは分かっているが妻には働かせたくないというしょもない自尊心で縛られちゃってる夫はかんしゃく玉でストレスを解消する。妻もそんな夫に至上の母性愛を発揮する。笑
    白花亜希の実力は流石!オーラ、出まくり!油断してるとヤラレル!(おらおら詐欺!ゴクウ・・)



    公演時間といい、魅せかたといい、面白い。
    借金取りにきたつもりがいつのまにか、当主の気の強い女性に惹かれて結婚の申し込みをする男。コミカルな展開とテンポの速いセリフまわしで観客を飽きさせない。
    リュカの立ち姿が美しい。


    工場でのもめごと
    社長と工員の会話劇。社長に工員達の不満を打ち明ける。社員の不満とは給料でもなく労働環境でもない。では何か?それは作っている製品だった。真鋳豆コックとか、半球型ロットエンドとか・・、しょもない製品を作り続ける事への不満。では何を作ればいいか?と問いかける社長に工員はひと言!「あめ玉」笑
    テンポの速いしゃべりに耳が追いつかない状態。
    すんごく面白い。今回の公演ではダントツ!
    百花と大川が上手い!つくづく、キャストって配役なのだと身に沁みる。笑


    星々を恐れよ
    女たらしのダヴィッドのところにはやたら女が集まる。
    結婚候補が多い中、彼が本当に癒されるのはセシールおばさんだった。一方でゲーム好きの彼は義父を自分の仕組んだゲームに引きずり込み失望させてしまう。ここでの鈴木は変なアメリカ人を好演してた。



    全体的に中3つが面白かった舞台。
    特殊な照明や一切の音楽もない環境で芝居のそれなりの背景を映し出すのに苦労した。


このページのQRコードです。

拡大