いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校 公演情報 いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    子供のしっぽと大人の萌芽
    あちらこちらの評判をうかがって
    楽前日に拝見。

    物語の仕組みが見えるに従って
    ぎゅうぎゅうの場内が気にならないほどに
    惹きこまれました。

    登場人物たちが見つめる現実や未来に潜む鋭角なエッジ、
    でも切り落とされたものに子供のしっぽが残っているのが
    すごくヴィヴィッド。




    ネタバレBOX

    ロロは前回の15MINUTES MADEで観て
    既存の感性をすっとのりこえたところに
    惹かれた劇団。

    女の子が提示する
    小芝居の不思議な理不尽さや
    ギターを抱えた少年の歌が変わっていくあたりに
    子供からしだい脱皮していく姿が
    すごく瑞々しくつたわってきました。

    大人になるといろいろと美化してしまうような記憶なのですが
    そのヴェールをさらっとはぎとってくれるような力が
    舞台からやってきて・・・。

    風変りな転校生に見えるものが
    次第に少年に共有されていく姿がすごくよいのです。
    知らず知らずのうちに
    変わっていく少年や
    同級生たちの温度差になにかすごい実存感があって息をのむ。

    クラスの内側と外側がライティングで
    切り分けられているところも
    物語の枠をしっかり作っていて物語をぎゅっと締めていたようにおもいます。
    役者の切れもすごくよくて・・・。

    しっかりと歌える役者のいる座組のメリットも十分に生かされていました。終幕ちかく、「卒業写真」とプチパンクな歌が重なりながら場内を満たしていくのが圧巻。ベタな盛り上がりではなく、そこに先生や生徒たち個々の姿が切り取られているところにこの劇団の力量を感じたことでした。

    彼らの作り出すものをもっともっと見たくなりました。







  • 満足度★★★★★

    好きなモノばかり入ってる玩具箱みたいな作品でした☆
    なので、わあっ、カワイイ! と、無防備に猫を撫でようとしたら、じつは相手は虎の子供だった。牙もあるよ♪ みたいな感じ、でもあるんだけど(笑) 

    ネタバレBOX

    前回につづき今回も物語の底流には舞城ワールド、というよりズバリ『好き好き大好き超愛している。』と語ってしまっているわけだけど、じつは台詞もR.D.レインの『好き?好き?大好き?』っぽくもあり、劇中で流れるカノンからは『蛹化の女(むしのおんな)』→ 戸川純→『好き好き大好き』なんて連想も当然のようにできるわけで。で、タイトルはオザケン、ですか。そのうえ、客入れ時の宇多田ヒカルのときから「愛は祈りだ」感が漂っていたもんなあ。いやあ、「ろっ骨融合」してしまいそうでした!(違)
  • 満足度★★★★

    いたいたコポリさん。
    魔女の宅急便のね、彼みたいだなって初演から思ってましたが。

    ネタバレBOX

    ピンとこない人にはこないかもしれないロロの作風ですが、私は今回で三度目。やっぱり好きなのです。あの狭い会場でもしっかりロロ。教室と教室の外での告白したりさせられたり、卒業式に向けての出来事。ほのぼの観ていると時折はっとさせられる子供の発言。そこでその台詞がきてしまうのねっていう驚きもロロの好きなところ。
    作家の三浦さんはおばあちゃん子なんだろうか?のび太のおばあちゃんに育てられた子、みたいな素直さを感じる。
    一作目の王子小劇場でも亀島さんはギターで歌ってくれたんですが、とってもあったかい雰囲気を作る人だなあと思って。今回の企画は嬉しかったです。
    やや、本当に切り口がびっくり楽しい言葉たち。宙を転げるよ。


    配役↓ 配役表がなかったので違っていたら訂正お願いします。
    うまく言えないのですよロロのこと。でもこれそのまんまです。

    眼鏡でギターでピュアラブ=亀島一徳
    赤×白の紅白な彼女=望月綾乃
    サルティンバンコな先生=小橋れな
    お腹からお菓子な子=北川 麗
    参加型ラブレターな戸惑いハチ=長澤英和
    黒いペット8×4=崎浜 純
    優しいジャイアンな彼=池田野歩
    壁の可愛い絵=玉利樹貴さんでしょうか。

    因みにこの日は椙山聡美さんの代役で作家の三浦さんが参加されてました。会場は靴脱ぎます、スリッパあり。

    可愛いだけじゃないけども、可愛い、ロロ。
  • 満足度★★★★★

    みなさん!お勧めです。
    良かったですよ。ロロは愛を追求している。そんな感じでした。

  • 満足度★★★

    前売り/当日¥1500
    ネットでの口コミ評価につられての初観劇。新宿眼科画廊というヘンな名前の場所にも惹かれたし、上演時間が約60分というのもふらっと立ち寄るには手頃だった。
    若手の劇団で、内容はシュールというかナンセンス系のコメディだった。

    終演後の挨拶で、今回は宣伝が遅れて客の入りがよくないので、気に入った方はコリッチやブログで宣伝してくださいと言っていたので、宣伝します。

    けっこう面白いですよ、他愛のない内容だけど。

    ネタバレBOX

    卒業を控えた小学生たちの物語。一人だけテンションの高い女教師と、体から8×4(エイトフォー)を噴霧する謎のペットも登場する。
    ギター好きの主人公を演じた役者は亀島一徳だろうか。配役表がないのではっきりしないが、窮地に立たされて焦るまくるというキャラは、ちょっぴり三浦俊輔に似た演技だった。主役だけあっていちばん上手い。
    衣裳担当の藤谷香子が快快のスタッフだからというわけではないが、場面転換に踊りを入れたり、照明を極端に変化させたり、衣裳に台詞めいた文字を漫画の吹き出しっぽくあしらってあるところなどがちょっと快快っぽいかなと思ったりもした。
  • 満足度★★★★★

    観に行こう
    とてもおもしろいから、みんな観に行こう。

    ネタバレBOX

    「気持ちよかったポメラニアン」というセリフが印象に残りました。
  • ロロの世界観がとても好きです
    15ミニッツメイドで魅せられて。
    なんとも可愛らしいのです。
    無理の無い、嘘の無い、魅力。
    すぐ恋にいっぱいいっぱいになっちゃう人たちがとてもキラキラしていてとても良い気持ちでした。

  • 満足度★★★★

    きらきら輝く衝動
    傑作だと思いました。

    演技の質などは、ギャラリーサイズではなかったものの、表現することの衝動が、嘘なく、ダイレクトに伝わってきました。
    なぜ三浦さんが表現をするのかということが、表現形態と密接に絡まっていて、胸を打ちました。

    ネタバレBOX

    前2作にもあった、ナンセンスなストーリー展開から発せられる哀しさや切なさが、至近距離で観劇することにより、一気に胸に突き刺さるようになってきました。

    素敵な台詞もたくさんありました。また、途中の劇中劇(?)の切なさと、クライマックスシーンの何とも言えないうつくしさは、破壊力がありすぎました。

    とにかく、すばらしかったです。
  • 満足度★★★★★

    「M任谷頃す〜」
    傑作。

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