満足度★★★★★
拍手
やっぱり切ないストーリ。というか切ないなんて言葉じゃ足りない。もう本当に素敵な舞台だった。
お話ももちろん素敵だったけど、役者さんも素敵だったなぁ。
キリヤさんの愛情深さと人間臭さにただただ感動。
本当に素敵な舞台だった。
満足度★★★★★
共感を越えて
「見る」という言葉では失礼なくらいにこの舞台は観客を引き込んでいました。
もちろん自分もそんな中のひとり。
戦争に送り出した夫の帰りを待つ女性たちの話。
最初に明るい希望が見えたからこそ、あまりにつらい話に、登場人物たちを何とかしてやりたくて仕方がない。
けど何もできない自分。
短くまとめられた作品には全く無駄が無く、小劇場でこれだけの作品を見ることが出来て嬉しくて仕方がない。
大きな劇場で有名な役者たちが出て有名な作家、演出家が作ればまた全く異なる作品になるのだろうけど、商業演劇だとゴテゴテと無駄が付いて本筋がぼやけてしまうところを、一直線に、真摯に描いた作家、演出、役者陣に感謝です。
満足度★★★★★
ああ、何て素晴らしいんでしょ
これだから、古川の描く世界は見逃せないのです。西洋の風景が簡単に思い描く事のできる演出は劇中導入の音楽と、待つ女達の衣装、バックに干してある洗濯物だけで表現する。その情景は美しく、天を見上げれば澄み切った青空の下での女たちの想いが空中を彷徨い、やがてその感情は・・・。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★★
号泣
とにかく泣きました。
戦争は自分にとって遠いものだと思っていたけれど、待つ女たちを通してこんなに感情移入できるとは思ってもみませんでした。
素晴らしい作品。
満足度★★★★
残された者たちの、脆い日常。
派手な戦闘シーンで、戦争を見せるのではなく。舞台の天井が、澄み切った青空に感じられる日常の中で、辛く重い戦争の現実を表現した秀作でした。
満足度★★★★★
心に染みました
「銃後を守る」という言葉があったように、戦争は残された女たちも蹂躙する。
女たちの静かな日常に絞って描いてあるから、一種、寓話のようでもある。
「いつまでも乾かない、乾かせない想い」。
洗濯の風景につづられる女たちの哀しみが心に染みました。
こういうテーマだと、作家は長く描きたがるものだけど、抑制して
1時間20分にまとめ上げたことにも好感が持てました。
満足度★★★★
残された者たちの戦争
夫もしくは親族が戦地に赴き、残された30歳前後の女性7人を描いた作品。
戦争をしているのは、戦地に赴任した男ばかりではなく、内地に取り残された女性たちも必死に戦っている様が見事に描かれている。
男を戦地に取られ、連帯していたはずの7人が、ちょっとしたきっかけで、パワーバランスを失い、7人の中で、敵と味方に分かてしまうシーンなどは、人間のもろさをうまく表現していた。
戦地の描かれない戦争物であったが、十分に戦争のむごさ、不寛容さを表現した秀作である。