青 公演情報 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-10件 / 10件中
  • 201002141500
    観劇

  • フカイブルー
    終始鳥肌が立ちっぱなし。ボッ立ちであった。
    碧い色にズンズンとシンクできて最高だった。
    あらためて惚れた。キャストも最高。「体の半分をもってかれちゃうような」体験ができるのは演劇だけなんだよなあ、とかそんなことを考えた。

  • 満足度★★★★★

    おかえりなさい
    おかえりなさい、夏井さん。ブラボーreset-N。
    素晴らしかったです。
    静かさと情熱と。
    もう一度観たいが観れないのが悲しい(iдi)。

    ネタバレBOX

    『ノーベル平和賞』のくだりの鶴巻さんに惚れました。
  • 満足度★★★★★

    迷わずスズナリへ!!
    自分は2度見ました.雨も降ってて、なんだか奇跡みたいな回でした.
    本当にありがとうございました.すごいいい!!!
    ああ残したい、こういう演劇残したい!!
    次回公演の『視野』って、もうタイトルからやばいいい!!!

  • Natsui is Back.
    私戯曲シリーズから硬質ストレート・プレイにカムバック!

  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 肩の力が抜けていく。
    「観たい!」には彼らの作風には分かる分からないの差があると書きましたが、訂正します。今回は誰だって分かる。学生を初め若者に観て欲しい。そう言える様に大人にも観て欲しい。冒頭からしばらくは「難しいのかなぁ」と思いながら観ていたけど、進むほどにシンプルでストレートになっていきました。そして最後には言い様のない気持ちに脱力。もしかしたら古臭いテーマと感じる人もいるかもしれません。しかしそこはreset-N。新しいセンスで包み込んでいます。古ぼけてなどいない。現代のミュージシャンがあえて過去の匂いがする曲調を選ぶ様な。とか綺麗な物言いを選んでしまいましたが、描かれているのはいつまで経っても解決しない永遠の悲しいテーマ。
    鶴牧さんと井上さんの佇まいが好きでした。知的で格好いい男は男から見ても魅力的。作風が影響するのか、個人的にはいつもreset-Nの登場人物には謎を感じます。でもそれは説明不足なんじゃなくて、人が誰しも「隠しながらもしくは隠し切れずに抱えている孤独な部分」を見たくなるからなんじゃないかと。
    響いた台詞は『それが言えたら』。あまり書くとネタバレになるので自重しますが、この台詞を耳にしたら是非ともその先を考えて頂きたいです。

    ネタバレBOX

    始まって早々に「青ってそういう事か」と。政治にもっと興味を持って共産主義とかを詳しく知っておくべきだったと思いましたが、予備知識がなくてもちゃんと付いて行ける丁寧さのある戯曲で有難かったです。
    後ろの扉が初めて開いた時はただ単純に綺麗だなーと。閉塞空間が開けたから気持ちが軽くなったのもあるのかな。
    「暴力を克服するのは科学と芸術」って台詞も好き。人の感性で生み出されるものが他人を幸せにするって素晴らしいと思うのです。直接的に他人に優しく出来るのも良いけど、それは何処かで自分の利益や自己満足を求める気もして。本人が知恵を絞って労力を削って創作した何かが間接的に他人に良き影響を与える。そっちのほうが。
    観終えた後、山手線の中で中国か韓国の生まれであろう若者がクレープを食べながら談笑していました。その姿を見て、というかその彼らと同じ場所にいられる事にちょっと安心を得ました。
  •   
    2010.0211.1930観劇

  • 満足度★★★★

    うん、reset-Nですね(喜
    宣伝コピーに曰く、
    「東京、遠くない未来。
    急激な移民社会への変化の中、外国人排斥のレイシズムが日本を覆っていた。」
    ・・・なんだか変な風にタイムリーな話題になってしまったことで、観る側の目にいろいろなフィルターが掛かってしまいそうな怖さはあるけれど、「reset-Nの原点に戻った」というこの作品を私は素直に面白かったと、評価したい。

    たしか「現代に生きる「個」と「社会」の関係を描き続ける、reset-N」というフレーズを思いついたのは『Rose』のときでしたか。今回も「個(自)」と「個(他)」、「個」と「ちいさな社会」、「個」と「大きな社会」の関係が丁寧に重層的に積み上げられていくなかで、希望と絶望とが透明な哀切によって照らし出されています。

    それにしても・・・毎度ながら鶴牧さんの首の後ろには「押すとかっこいい台詞がすらすら出てくるスイッチ」がついているんじゃないかと思うよ。

    古くからのファンとしては、ひさびさに「これがreset-Nです」と言われて納得の行く作品でした(初日ならではのギリギリ感も含めてw

  • 満足度★★★★

    ヒヤリとした質感
    「眠るために目醒める」を見て、もうこの劇団は見なくてもいいかなと思っていたけど、今回は作風がまた変わったようなので見に行ってみようかと思いました。

    でも、今週は見たいのが沢山ありすぎてあきらめていたのだけど、たまたま見れる事に。
    そして、今のreset-Nの真の実力を見せつけられました・・・。

    黒をベースに作られた飾り気の少ない舞台は、執拗なまでの照明へのこだわりで別空間を作り出す事に成功していました。
    このセンスを感じさせる舞台美術と、オープニングから見せてくれる光と影の芸術的な使い方から一気に異世界を演出して引き込まれました。

    話も作家の内省的な話は前回で終わって、レイシズムに心酔する日本の若者たちとその首謀者たちとのギャップからくる苦悩を、ヒヤリとした冷たい質感で見せてくれました。

    これ程素晴らしい作品を見せてくれるとは。
    ★は4.5で。

    役者陣は、正直なところこれだけのキャストは必要なかったように感じたけど、ノグチを演じた鶴牧万里さんの淡々とした、それでいて情熱を秘めた語り口が心地良かったです。

    ネタバレBOX

    オープニングの女性ふたりが「私は男の所有物」だの何だの言ってるところは正直あまり好きではなかったです。
    そういう考え方がイヤ。

    でも、段々と話はレイシズム吹き荒れる日本列島で、その発端を作り出した男とその理想と現実のギャップへの苦悩へとシフトしてゆく。
    それを取り巻く人々それぞれも苦悩を抱えていて、様々な人が「青」の隠れ家を訪れては首謀者のひとりノグチとの対峙によって抱える問題を浮き上がらせてゆく。

    あくまで冷たい質感で演出された裏に、熱い情熱と信念が隠れていて、緊張感を最大限に引き出していた。
    ミサカを演じた藤堂海さんは、登場時間は短いけど存在感が魅力的でした。

    最後の刺客が突然現れてその場にいた人間を片っ端から簡単に殺してしまう終わり方は「やっぱりそうなんだ」とある程度読めてしまったけど、それまでの冷たい質感の中に銃の轟音がつんざく辺りが衝撃的で、演出のうまさだなあと思いました。

    最初は期待はしてなかったけど、非常に充実した内容で大満足でした。

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