カルマ 公演情報 カルマ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    楽しめました。
    初見。
    チラシからはあまり期待してなかったのですが(失礼)、
    予想外にたのしめました。
    時間があれば、もう一度観たかった。

    ネタバレBOX

    精子を擬人化している話。

    と単純に言ってしまえば下品感ただようのだけれど、
    下ネタ用語満載なのにいやらしくなく、
    善と悪の描き方がはっきりしていてわかりやすく。
    (悪に豹変していく善人、実は善人な悪人なども)

    開演前に、いただいたパンフの登場人物名を見て、
    人数多いしわかりにくそう~なんて心配してしまったのだけど、
    そんなのは全く無用で、各キャラがしっかりしていて、
    誰に感情移入して観ても楽しめる作品だと思いました。

    あそこまで盛り上げてどう終わるのだろうと思ったら、
    あまりにもアッサリ、な、あのラストも逆にスッキリしました。
  • 満足度★★★

    精子コメディ!(^0^)
    DNAと書かれたランドセルを背負った生徒(精子)たちの授業風景から始まる精子物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    フライヤーから想像できるようなエロ満載の筋ではないです。だた、この物語は弱虫なトリソミーを主人公にしたことで物語が活きてくる。
    精子の秘密を知ってしまった彼は仲良かった仲間のうち、一人しか子宮にたどり着くことができない、他は死んでしまう。という事実に失望してしまう。その真実を他の仲間に言えないまま、家に閉じこもってもやもや、うじうじしているトリソミーを出雲(仲間の女の子)が励ましながら支える。「折角生まれてきたのだから、先に進んでみる。嫌な事があっても何か一つ好きなもの(人)を見つける。そうすれば他を犠牲にしても頑張れる!」と。
    精子にもいじめや権力になびく輩が出てきて現実の人間模様を見せ付ける。ブラックジョークも織り込み、コメディ感にも溢れ中々、楽しめて、白血球とリンパの絡みが絶妙で笑える。特にリンパの動きがちょこまかと面白い。彼の場面が一番笑ったんじゃないかなー。。(^0^)

    そうして出雲に助けられながらも弱虫なトリソミーは前に進む事を決意する。
    トリソミーは、大好きな出雲ちゃんが受精できる事が自分の夢となり、出雲の為に頑張ることを決めたのだ。

    この物語は太古の昔から受け継がれてきたたった一つの遺伝子の代表が、子宮にたどり着いて受精し、一つの命が生まれるまでの真摯な物語です。
    コメディ満載で物語自体がふざけてるようだけれど、きちんと絵やセットや映像で説明するあたり、保健体育の劇場版と考えたほうが良さそうです。

    こうやってワタクシ達は生まれたのですね。部数の中の奇跡として。この命を大切にしなければいけません。そう思わせる舞台でした。
  • 満足度★★★

    精子ドラマ
    あらすじを読んだ時、一体何の話かさっぱりわかりませんでしたが、精子の話でした。同じテーマで売込隊ビームの舞台もありましたが、あっちはそれが隠されてオチでしたが、こっちは最初から精子と劇中でバラしてる。精子である事が分かってる前提での物語。
    死にたい精子と生きたい精子。学校模様となっている精子達はキャラクターも色々で、中でもバリアーはおいしい役だと思います。
    こんな苦労して受精ができたって、本体の人間が望んでなければ堕ろされたり、望まれてても流れてしまったり…
    こうして今生きてる自分達は奇跡の存在なんだと思いました。なかなか面白い舞台だった。

    ネタバレBOX

    虐められっ子で卑怯者のバリアーがあそこまで生き残り、まさかの良い奴…おいしすぎるw

    優等生だった子が黒幕とか、どんでん返しに最後まで楽しく見れました。
    出雲が笑い出した時は狂ったか、出雲の全部計算かと思ってしまいましたよ。

    ただ初日のせいか、ダイソミー母さんが噛んだり、思い出して台詞を言うような危うさが…

    ラストの「できちゃったみたい」のカップルは、もしかしたら堕ろしちゃうかもしれない気がするのは自分だけ?
    できちゃった婚が多い昨今、計画的に子供は作って欲しいです。
    まぁ、生まれたってこの世で生きるのも大変ですけどね…

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