11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!) 公演情報 11月15日の夜空に(演劇祭大賞受賞!)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    Aキャスト
    主役である青年と竜馬、それにコトの元凶(笑)である博士とその助手などが違っており、竜馬は若返っているし(笑)、『BTF』のドクのようだった飯田橋博士は女性になっているし、当然の如く小ネタも変わっているしでけっこう印象は異なる。
    また、前回書き忘れたが、音響が実に巧み。主な舞台となるマンションの一室、装置としてのドアはないのに、開錠してドアを開ける演技にSEがピタリと合っているので、ドアが見えるようだし、飯田橋博士の「知恵袋」的なロボット・サーチ君(実際はぬいぐるみ)の声がまるで中にスピーカーが仕込んであるかのように左右に移動して聞こえるし…。ホントに舞台音響も進化したなぁ。

  • 満足度★★★★

    Bキャスト
    ある夜突然、主人公の部屋のクローゼットから坂本龍馬、いや才谷梅太郎と名乗る男が現れ…という某社CMのような状況から始まる物語、従来の Peek-a-Boo にはなかったタイプの作品ながら上出来。
    TVから流れる殺人事件のニュースをキッカケに不条理な死が多いのは幕末も現代もそんなに変わっていないのではないかと示唆したり、3年前の友人の自殺に責任の一端を感じて未だに立ち直れていない主人公の妹に龍馬が「兄にでも両親にでも甘えて生きてゆけばいい」と諭すなど、大好きな「死んじゃだめだよ、生きてなくちゃだめだよ」系なので高評価は当然と言えば当然?(笑)
    いやしかし、そういう内容的なものに加えて、演劇表現的にもイイ。
    いつもながらスローモーションの表現が巧みなばかりでなく、今回はそれに回転を遅らせた台詞もかぶせたりしているし(逆に早回しもアリ)、「素に戻る芝居」もほぼ毎度のこととはいえ楽しいし、ネタがネタだけに頻繁に出てくる土佐弁も(高知に住んだことどころか行ったことさえないのであくまでイメージながら)いかにもそれっぽく自然で、より作品世界に入り込ませるという…。
    他に表現として、序盤で主人公が書いている小説内の龍馬たちを狂言の様式で見せた(当然、途中から普通の演劇表現に戻る)のも実験的で面白い。
    内容に再び戻れば、この時代のことはお前に任せたと言い残して幕末に戻った龍馬が中岡に感謝の言葉を伝えるところもイイし、絶命直前の龍馬と少年時代の江戸に向けて旅立つ龍馬を同時に見せるのもイイ。
    で、「キャラメル風味」も感じたのはタイムスリップして現代に現れた龍馬が主人公を成長させる、というプロットが『また逢おうと竜馬は言った』と近いこともあるか?
    あと、龍馬ものと言えば、先日の『ねずみの夜』で「近江屋」をやっと覚えたが、この作品では慶応3年11月15日という日付をキチンと覚えることができそう。

  • 満足度★★★★

    すこぶる泣きました。
    号泣に近い泣きでした。

    ネタバレBOX

    龍馬役の人、最高でした。
    Bの方だったと思います。

    なにしろ史実に基づいている点が良かったです。
    龍馬は最初頭を割られていますからね。

    自殺を止めようとするシーン。
    仲間をたくさん殺された龍馬の言葉だからこその重みがありました。

    泣けました。
  • 満足度★★★★★

    感動
    この劇団のお話はハンカチ必須です(笑)

    友人を死なせてしまい自殺願望のある少女に、「死なないでほしい」と泣きじゃくり、親友に「ありがとう」という為に過去に死にに戻る・・・
    それにブレを感じさせない、純粋な龍馬を観ることが出来ました。

    死ぬ間際、走馬灯のように思い出が通り過ぎたシーンは号泣でした。


    ・・・なのにあのオチ!痛快すぎです!!感動のままじゃ終わらせない、サービス精神満点の1時間45、6、7分でした!


    あと、前説から次回予告までずっと楽しかったです!

  • 満足度★★★★★

    外れがないね!
    前回の「コスモス」を上回る程の感動作でした♪
    命という重くなりがちなテーマを扱いながらも、笑いどころはしっかりと押さえる。
    作・演出の地力を見せつけられました♪
    終演後にあそこまで暖かい気持ちになれるとは…
    次回も絶対見に行きます!!

  • 満足度★★★★★

    泣いた
    久しぶりに笑って笑って最後に泣いて…最後の最後でまた笑えるお芝居に巡り会えました♪
    過去シーンの挿入具合が上手い♪
    現代で龍馬が友の死について語るシーンにうるっときました。
    いやはや、秀作でっす♪

  • 満足度★★★★

    結構楽しめました。
    坂本龍馬が現在にタイムワープしてきたらという設定のお話。
    私が見たのはBキャストでの舞台でした。
    前半20分くらいは、現在と過去の話が入り交じり、話の内容がよく見えなかった。
    ようやくわかり始めたのは20分以降。
    それからは結構楽しめました。
    現代社会が抱える死の問題と、幕末時代での死の問題を併せてテーマとして取り上げコミカルさを交えさせた脚本は特筆すべきものを感じました。
    また舞台もかなり広く、役者の出入り等の演出も良かったと思います。
    1時間45分~47分を飽きさせずに観せてくれた舞台だと思いました。
    次回作も楽しみに感じさせてくれた劇団です。

  • 満足度★★★

    好きな話なんだけど‥
    もし坂本龍馬が現在にやって来て、今の日本の姿を目の当たりにしたらどう感じるだろう?そして今の社会が抱えているさまざまな問題を龍馬ならどう解決してくれるだろう?というわくわくするような設定の話なんだけど‥。なぜだろう、正直あんまり楽しめなかった‥

    ネタバレBOX

    現在と過去に分けて描いているせいかもしれないけど、どちらも内容が薄く感じてしまった。現在のシーンは無理やり今の社会問題をはめ込んでるような印象を受けるし、過去のシーンは「○~い龍馬」の幼年時代のダイジェスト版を観てるみたいで新鮮味が感じられなかった。でも龍馬役の役者さんはまさに適役で良かったし、終盤の近江屋での立ち回りシーンも迫力があって素晴らしかった。あとラストに西郷隆盛が出てきたときはさすがに笑った♪
  • 満足度★★★★★

    良い舞台でした
    オチャメで、とてもあたたかい龍馬さんでした。とくに龍馬と美野里のシーンには泣かされました。お話も良くできているし、龍馬役の山本さんの演技ににひきこまれました。
    あっという間の1時間45~47分でした。
    次回公演の宣伝の仕方が面白かったです。

  • 満足度★★★★

    龍馬さんに惚れてしまう
    話の展開と脇のエピソードの立ち上がりにより、どういうふうにこの話は収束していくのだろうと思いながら観たのだが、それをすべて包み、見事にラストまでいったのは素晴らしい。
    しかも、スタートからは想像もつかないような、美しいストーリーに仕上がっていたのだ。

    ネタバレBOX

    Bキャストで観劇。
    龍馬役がとにかくよかった。とても大切な長台詞を見事に観客に届けたと思う。龍馬役は、若い頃の役もあるのだが、こちらも無邪気で、スケールが大きな人物になっていくのだろうなぁという予感もさせ、とてもよかった。

    彼らが繰り広げるエピソードがうまく繋がり、結果、大切なシーンが見事な果実になっていったと思う。
    もちろん、龍馬を取り巻く友人たちもよかったということであり、エピソードの的確さとでもいうか、積み重ねて見せる演出が巧みだったということもある。
    多くの友人たちを失っていった、龍馬だからこその台詞だと観客が思え、それを重く感じさせてくれるところがとてもよいのだ。

    話の中心となるのは明らかに龍馬なのだが、ストーリーを最初から最期まで進めるのは、鈴木という役。もちろん龍馬の引き立て役的な位置づけなのだろうが、大切なポジションであるにもかかわらず、もうひとつ惹き付けられなかったのは残念。
    小説の締め切りが迫っていて困っていて、プライベートでも妹のことに胸を痛めているはずなのに、特に後者は切実さが伝わってこない。それはとても大切なことなのに。キャラクターがきちんと固まっていなかったのだろうか。または台詞のせいなのだろうか。

    しかし、一番残念だったのが、鈴木を演じている「役者」の携帯を持ってきて、そのメールの内容を云々というくだりだ。まるでTVのバラエティ番組のノリのような雰囲気で、笑えないだけでなく、呆れてしまった。このままこの調子だったらどうしようかと思ったほど(続いて一発芸になったときには目眩が・・・)。
    しかも、こんなことしても、妹のことを想うと・・・という雰囲気が出ていないのだ。そういう気持ちの振り幅が表現できないのならば、中途半端でつまらないことを挟むのは良策とは思えない。

    演出は、映像的なものをかなり意識しているのか、タイトルが出て、役者のクレジットが出るだけではなく、龍馬の最期のシーンでの若い頃の龍馬やその仲間たちが現れてくるところなどは本当に涙ものだった。

    また、龍馬の襲撃シーンの1度目と2度目、本来ならば、同じ出来事なのだが、ちょっとしたエピソードを2度目に加味するあたりの気の配り方も、素晴らしい。

    これだけの演出と役者が揃っていながら、残念なところが強く悪い後味のように残ってしまった。
  • 満足度★★★★★

    なみだがとまらないニャン!!
    なみだがとまらず、おもわずニャ~ゴ!と声がでそうになったヨン。
    今日はAキャストでしたけどBキャストでもみたいニャン。

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