満足度★★★★
Aキャスト
主役である青年と竜馬、それにコトの元凶(笑)である博士とその助手などが違っており、竜馬は若返っているし(笑)、『BTF』のドクのようだった飯田橋博士は女性になっているし、当然の如く小ネタも変わっているしでけっこう印象は異なる。
また、前回書き忘れたが、音響が実に巧み。主な舞台となるマンションの一室、装置としてのドアはないのに、開錠してドアを開ける演技にSEがピタリと合っているので、ドアが見えるようだし、飯田橋博士の「知恵袋」的なロボット・サーチ君(実際はぬいぐるみ)の声がまるで中にスピーカーが仕込んであるかのように左右に移動して聞こえるし…。ホントに舞台音響も進化したなぁ。
満足度★★★★
Bキャスト
ある夜突然、主人公の部屋のクローゼットから坂本龍馬、いや才谷梅太郎と名乗る男が現れ…という某社CMのような状況から始まる物語、従来の Peek-a-Boo にはなかったタイプの作品ながら上出来。
TVから流れる殺人事件のニュースをキッカケに不条理な死が多いのは幕末も現代もそんなに変わっていないのではないかと示唆したり、3年前の友人の自殺に責任の一端を感じて未だに立ち直れていない主人公の妹に龍馬が「兄にでも両親にでも甘えて生きてゆけばいい」と諭すなど、大好きな「死んじゃだめだよ、生きてなくちゃだめだよ」系なので高評価は当然と言えば当然?(笑)
いやしかし、そういう内容的なものに加えて、演劇表現的にもイイ。
いつもながらスローモーションの表現が巧みなばかりでなく、今回はそれに回転を遅らせた台詞もかぶせたりしているし(逆に早回しもアリ)、「素に戻る芝居」もほぼ毎度のこととはいえ楽しいし、ネタがネタだけに頻繁に出てくる土佐弁も(高知に住んだことどころか行ったことさえないのであくまでイメージながら)いかにもそれっぽく自然で、より作品世界に入り込ませるという…。
他に表現として、序盤で主人公が書いている小説内の龍馬たちを狂言の様式で見せた(当然、途中から普通の演劇表現に戻る)のも実験的で面白い。
内容に再び戻れば、この時代のことはお前に任せたと言い残して幕末に戻った龍馬が中岡に感謝の言葉を伝えるところもイイし、絶命直前の龍馬と少年時代の江戸に向けて旅立つ龍馬を同時に見せるのもイイ。
で、「キャラメル風味」も感じたのはタイムスリップして現代に現れた龍馬が主人公を成長させる、というプロットが『また逢おうと竜馬は言った』と近いこともあるか?
あと、龍馬ものと言えば、先日の『ねずみの夜』で「近江屋」をやっと覚えたが、この作品では慶応3年11月15日という日付をキチンと覚えることができそう。
満足度★★★★★
感動
この劇団のお話はハンカチ必須です(笑)
友人を死なせてしまい自殺願望のある少女に、「死なないでほしい」と泣きじゃくり、親友に「ありがとう」という為に過去に死にに戻る・・・
それにブレを感じさせない、純粋な龍馬を観ることが出来ました。
死ぬ間際、走馬灯のように思い出が通り過ぎたシーンは号泣でした。
・・・なのにあのオチ!痛快すぎです!!感動のままじゃ終わらせない、サービス精神満点の1時間45、6、7分でした!
あと、前説から次回予告までずっと楽しかったです!
満足度★★★★★
外れがないね!
前回の「コスモス」を上回る程の感動作でした♪
命という重くなりがちなテーマを扱いながらも、笑いどころはしっかりと押さえる。
作・演出の地力を見せつけられました♪
終演後にあそこまで暖かい気持ちになれるとは…
次回も絶対見に行きます!!
満足度★★★★★
泣いた
久しぶりに笑って笑って最後に泣いて…最後の最後でまた笑えるお芝居に巡り会えました♪
過去シーンの挿入具合が上手い♪
現代で龍馬が友の死について語るシーンにうるっときました。
いやはや、秀作でっす♪
満足度★★★★
結構楽しめました。
坂本龍馬が現在にタイムワープしてきたらという設定のお話。
私が見たのはBキャストでの舞台でした。
前半20分くらいは、現在と過去の話が入り交じり、話の内容がよく見えなかった。
ようやくわかり始めたのは20分以降。
それからは結構楽しめました。
現代社会が抱える死の問題と、幕末時代での死の問題を併せてテーマとして取り上げコミカルさを交えさせた脚本は特筆すべきものを感じました。
また舞台もかなり広く、役者の出入り等の演出も良かったと思います。
1時間45分~47分を飽きさせずに観せてくれた舞台だと思いました。
次回作も楽しみに感じさせてくれた劇団です。
満足度★★★
好きな話なんだけど‥
もし坂本龍馬が現在にやって来て、今の日本の姿を目の当たりにしたらどう感じるだろう?そして今の社会が抱えているさまざまな問題を龍馬ならどう解決してくれるだろう?というわくわくするような設定の話なんだけど‥。なぜだろう、正直あんまり楽しめなかった‥
満足度★★★★★
良い舞台でした
オチャメで、とてもあたたかい龍馬さんでした。とくに龍馬と美野里のシーンには泣かされました。お話も良くできているし、龍馬役の山本さんの演技ににひきこまれました。
あっという間の1時間45~47分でした。
次回公演の宣伝の仕方が面白かったです。
満足度★★★★
龍馬さんに惚れてしまう
話の展開と脇のエピソードの立ち上がりにより、どういうふうにこの話は収束していくのだろうと思いながら観たのだが、それをすべて包み、見事にラストまでいったのは素晴らしい。
しかも、スタートからは想像もつかないような、美しいストーリーに仕上がっていたのだ。
満足度★★★★★
なみだがとまらないニャン!!
なみだがとまらず、おもわずニャ~ゴ!と声がでそうになったヨン。
今日はAキャストでしたけどBキャストでもみたいニャン。