満足度★★★★★
ガッツりデスロック
「LOVE」初見でした。
「愛のハネムーンツアー」は青森や神戸まで行くし、既に韓国でも上演しているけど、東京公演はやはりないので半ば諦めてました。
そうしたらポッカリと予定に穴が出来て、見に行く事ができました!
「リア王」が個人的には不完全燃焼だったので、何だか久々にガッツりとデスロック作品に浸れた気がしました。
初演を見ていると色々と比較もできて面白かったのかもしれませんが、桜美林のPURNUS HALLという広めの空間とスタイリッシュな照明センスでどっぷり浸れたので、これが初見で逆に良かったのかもしれません。
プロジェクターでシンプルに浮かび上がる文字。
初日はオープニングでアンプが破壊されたという爆音。
緑、赤、青で構成されたシンプルながら美しい照明。
特にシンプルな素舞台なのですが、照明によって素舞台とは思えない様々な表情を見せてくれるあたりは唸らされました。
全く目が離せなくて集中しまくった80分。
満足度★★★★★
いろんな愛があるわけです。
終演後、後ろの席の大学生らしき女の子が「すごい、すごい」を連発していて、いや、なにがすごいと感じたのか、もう少し言葉で説明して欲しいなあ、すっごく知りたいよ、と思ったものの、一方では、まったくおなじ感覚ではないかもしれないけど、自分にはそれを言語化することは多少なりとも可能な気もするのだけど、でも、それを語る必要は実際はあまりないかもなあ、なんてことも思う。
えっ、これじゃあ感想としては不親切すぎる? まあ、そうだろうね。だけど、つまりは、眼のある者は観るがいいし、耳のある者は聴けばいい。足のある者は集え! というだけの話なんだよね、きっと。