満足度★★
狂ってる閉鎖的世界。
前回の「地下室」に比べ、土地を追い出された部落の民という設定は、残された風習も含め理解も共感もし難い歪みになってしまってたと思う。
満足度★★
先ず言いたい
何で誰も言わないのかよく分からないが、座席が最悪だった。
狭い(と言うか殆ど無きに等しい)通路、直角のパイプ椅子。
一度座ってしまったら殆ど身動きが取れない。
それで110分。休憩なし。
60分を過ぎたあたりから腰が痛くなり始め、終わる頃には体がおかしくなっていた。主催者は事前に自ら座ってみて、ちゃんと確かめたのだろうか?少なくとも私はこの会場で長時間の芝居の上演はナシだと思う。
尺を短くするなり座席を改善するなり、会場を替えるなりの対応はいくらでも考えられるだろうに。これでは観劇にも集中できないし、本末転倒も甚だしい。
内容については以下ネタバレBOXに。
気持ち悪くて大好き
前回の「地下室」も気持ち悪かったですけど。
今回もまた息苦しい。
人は何らかの物語を信じないと生きていけないけど、信じるということは、美しいことではないのね。決して。
次も絶対観に行くと思います。
満足度★★★★★
人間賛歌。
胸の奥、腹の底がもたれるような、ゆっくりえぐられるような感覚。しかし同時に、見える世界は情けないほど美しく。青年団の俳優の凄さを改めて。
「舞台を初めて観る方」というのが、おおざっぱにハリウッドエンターテイメントな万人へというのなら、確かにお薦めはしませんが、こういう作品こそ初めての観客を圧倒させ虜にする可能性を持っていると思います。単館系って、そういうことだと思うのです。
満足度★★★★
抑制された悪意
田舎に対する時代錯誤なステレオタイプを悪意とともに拡大し提示した,作者の性格の悪さを感じさせる作品だった.そのあきらかに差別的な笑いの黒さは相当なレベル.
しかし戯曲の腹黒さに比して,表現は「青年団」らしい節度の枠組みにあることに若干の物足りなさを覚える.もっと徹底的に後味の悪い作品にしてほしかった.
満足度★★★
公演時間は1時間50分
役者さん、うまいなあ。
サンプルの作り出す世界観はなんとなくつたわってきた。
いろんなモチーフを詰め込んで、そこに幻惑された感もあり、その点では満足。
どこまで整合性がとれているのかは大変興味深い。
満足度★★★★
中毒性のある過激な演劇体験
サンプルというユニット名のとおり、人間の標本、それもかなり不道徳なもの(笑)をザーーーッっと全部見せてもらったように思います。笑っちゃいけないと思いつつ、身体を小刻みに震わせてプッと吹き出さざるを得ませんでした。松井周さんの世界はクセになりますね。