熱海殺人事件 公演情報 熱海殺人事件」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★★

    今更ですが・・・
    すごくよかったです。

    ネタバレBOX

    四人でまわしていく舞台。
    刑事役の人が最高でしたね。
    つかこうへいの台詞回しを完全に自分のものにしてました。

    水を使ったセットもよかったです。
    あれってオリジナルでも使われてるんですかね?

    前に同じ芝居を観たと思っていたら番外編でした。
  • 満足度★★★

    遅くなってしまいました
    チケプレいただいたのに、こちらに書き込みするのが遅くなってしまいました。すみません。

    全体的によくわからないことが多かったです。
    熱海殺人事件は私の大学の芸術学部が公演したのを観たことがあったので
    内容は理解してるつもりでしたが、演出の意図など・・・
    よくわかりませんでした。無駄にエロかったのは刺激的でしたが・・・笑

    アイちゃんが舞台にいる必要はあったのでしょうか?
    ハナ子さんだけで十分だったように思いました。

  • 満足度★★★

    何が・・・
    何が足りないと思ったのだろう。一週間たっても分からない。この戯曲はいろんなバリエーション含めて何回も読んだものだ。舞台は見ていないけれど,つかさんだったらこう演出するだろうと思っていた思いが強すぎたせいかもしれない。みなさん書かれているとうり,狭い舞台でも水を要素にして視覚聴覚に訴える効果的な演出としては見事なものだったと思う。ただ,自分にとってはそれだけだったんだよね。醒めていた。興奮しなかった。いい舞台だったとは思うが・・・・

  • 満足度★★

    水、水、水
    チケットプレゼントで観ました。ありがとうございました。
    見たい!コメントにも書いたのですが、70年代に出版された戯曲を最近読み、面白さが良くわからなかったのです。何が言いたいのかはわかるし、どのあたりで笑わせようとしているかもわかる気がする。しかしながら。
    そういう意味では、期待もありつつ、かなり大きなマイナスの地点から観劇に向かいました。
    結果、やはりよくわからなかったのです。
    水を使った舞台がきれいだとは思う。他の(たとえば横溝作品など)はどんな舞台になるのだろうと夢想する。観てみたいと思う。
    でも、少なくとも今作は、面白くはなかったのです。

  • 満足度★★


    独創的?というか独善的?
    私には理解できませんでした。

    出口で、おばちゃんが演出家をべた褒めしていたのが、印象的。
    でも、婦人警官は光っていた。と思う。

  • 満足度★★★

    殺人を解剖する
    ここでの評判につられてノコノコと。前日まではその存在さえ知らなかった劇団を、口コミに頼って見に行くのもたまにはいい。
    千葉県がベースで、視覚面で飛躍した演出をする・・・といえば三条会が思い浮かぶが、この劇団も同系列といっていい。

    ネタバレBOX

    脚本はつかこうへいの有名な作品。装置や衣裳は話の内容から相当かけはなれている。こういう飛躍が苦手な人には向かない芝居だし、こういう飛躍が好きな人からすれば、どれくらい驚かせてくれるかが面白いかどうかの別れ目になる。
    「熱海殺人事件」はたしか4人芝居だったと記憶しているが、ここでは5人。場所は取調室だったはずだがここではちょっと様子がちがう。中央の机には水が張ってあり、ときどき溢れて下に落ちる。魚かなにかを解体する作業台のようにも見える。男たちは白いビニールの防水を羽織っている。上手にサンドバッグが吊るしてあるのも意味不明。
    女性二人は婦人警官と被害者。婦警は途中で被害者にもなる。二人とも裾の短い薄水色の薄手のワンピース。水に濡れると変に色っぽかったりもする。
    ストーリーは原作通り。脚本はさまざまなバージョンがあるなかでいちばん古いものを使用した、とチラシで演出家が解説している。

    感想としてはおおむね面白かった。役者の演技も悪くなかったが、ただ若手刑事の役だけはちょっと演技が深刻すぎた。声のボリュームもアンサンブルが壊れるくらいときどき飛びぬけて大きい。まあ、不満があるとすればそれくらい。
  • 満足度★★★★

    「水」にこだわった演技
    劇団初見。セットに水を使ったのはとてもすごかったね。G.A.Gの舞台のおそろしさを感じました。

  • 満足度★★★★★

    エロデカハナ子と2人の狂気デカ!(^0^)
    毎回の不思議な動きと演出には目を見張る。特に部長刑事を演技した前島謙一の動きと表情がいい。更には刑事2人に必要性を求められて、ハナ子刑事の中途半端な脱ぎっぷりぷり、っつーか、脱がされっぷりぷりが実にエロい!(^0^)見せちゃってる度合いがいい。

    観に行く方は入り口側前列が絶好の角度で観られる!素敵な90分をお過ごしあれ!(^0^)
    一押しの舞台!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    舞台にはビリヤード台に水を張った状態に被害者アイ子と容疑者大山の絡みのエロい場面から始まる。(をを~!嬉しくて吐血!)
    一徳会の舞台に水ありき。のイメージが強いが水のせせらぎ、チョロチョロと流れる音、時にはザーザーだったり・・。この音が絶妙に今回の熱海と融合しその情景までも伝わってくる。更にこの小屋特有の常に水が流れる音が聞こえるのも効している。

    そんな水も滴る舞台なもんだから、部長刑事、熊田刑事は透明なカッパを装着し、下は競泳用水着なんか着ちゃってる。この時点で動きやセリフにコメディ感が溢れ出ていて、異色の舞台に魅了される。好みだ。

    殺人犯はこうでなくてはいけない!みたいな理想論を掲げ、殺人に至った経緯までをも、ねつ造していく部長刑事。犯人は違う、と言いながらも段々、その言葉に気負されていく演出もお見事!死んだはずのアイ子が傍でボクシングをやったり、うろうろしたり、たまに言葉を発しながら状況を見守るような霊になってるのも楽しい。(^0^)
    一徳会の舞台って、こんな風に遊びがあるシーンが絶妙なんだよね。

    ナンセンスなセリフと小気味良いセリフでハナ子を脱がせる再現シーンのデカ2人の表情は見もの(苦笑!)
    もはやデカではなく、只の男に成り下がってる。鼻が膨らんで目がむき出し!(^0^)
    ここで素晴らしいのは、ハナ子デカの柔肌だ。水に濡れながら、ライトアップされた白い太ももの付け根の奥のぱんちーまでも見せてくれちゃってる!(もっと・・。。”)
    更にはミニスカートが水に濡れちゃってるもんだから・・・、体の線までもバッチシで思わずガッツポーズ!(よっし!濡れた女体が美しいのなんのって)
    ジッパーを降ろした背中のラインや胸のライン、これだけで美しいハリのある裸体を想像できちゃうほどの張り付き具合がこれまた絶妙!(もっと・・もっと!!!@@)
    いあいあ、美しい人魚姫のようでした。小助川サンクス!(^0^)

    何が秀逸って、デカ達のゆがみやズレをシリアスに表現しながらも質の高い大真面目なコメディ感を押し出す極端さ。これに尽きる。
    終盤、水の中から取り出した通話の出来ない電話で部長刑事が上司に報告する場面を観て、物語りはやっぱり狂気だった。と気づくのだ。

    実に素晴らしい!全ての要素がふんだんに織り込まれた舞台。
    演出家の石井幸一、その才能は突出している。普通ではない!(^0^)

  • 満足度★★★★

    なぜかやたらに美しいラスト
    つかこうへいの代名詞である、岸田賞受賞作「熱海殺人事件」を、完全に別なものにしているが、そのエッセンスは確実に感じられる。

    おそらくは海のメタファーかつ犯人の記憶の場である、水が流れ込む四角いテーブルがある中央での、
    パフォーマンス(あるいはダンス)的要素を取り入れた、テクストの順序を変えた冒頭には、新しい解釈を感じる。
    演出の都合上、水がそこかしこに飛び散るために刑事役の俳優は競泳用水着を着用しており、
    それによって刑事とは思えない俳優の姿は、もはやギャグとしか言いようがないが
    テクストの改編はなされていないため、原作が持つ毒々しさも感じられる。
    そして犯人と婦人警官による、ねつ造された記憶の再現シーンと
    ラストの部長刑事の長セりフは、それまで見たきたものを一掃するくらいの(不必要なほどの)美しさを持つ。
    ドラマのない現代でドラマを捏造することのまがまがしさと美しさ。
    それはやはり、なぜかやたらに美しい。

    ネタバレBOX

    予算的な問題もあるだろうが、競泳用水着を着させる必要性があったのか疑問に思う。
    着ることで刑事的な印象を薄れさせ、原作から離れた地平に行くことは可能だが、ともすればギャグに捉えられる。
    この水着の件もそうだが、全体的にパフォーマンス色の打ち出しが中途半端に思える。
    テクストをほとんど変えずに、原作とは異なってパフォーマンス的にするのは難しい。
    どちらかに寄る必要がある気がする。

    また死んだ山口アイ子に普通のセリフを言わせる必要性もあったか疑問。
    別段死者の声の響きを持つセリフを言わせていたわけではないし、男女の別なく言わせていたので、単に演出の「面白そうだから」という興味ではないかと思ってしまう。
    それと関連して舞台右奥にサンドバックも、象徴的なアイコンとしては捉えづらい。
    ボクシングをするのも山口アイ子と木村部長刑事で統一性がないし、2人が共有する文脈が分からない。
    やはりこれも興味によるものではないかと思わせる。
  • 絶賛します。
    みなさん、ぜひ。

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