ほおずきの家 公演情報 ほおずきの家」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 20件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    話のエピソード的には、自分達のすぐとなりにありそうなストーリーで、共感できる部分も多く、こんなお店が少し鬱陶しい部分もありますがあったらイイなと思いました!
    差別な部分は、幸いにもあまり身近になかったので少し他人事な感じでしたが、面白かったです!

  • 実演鑑賞

    作り込まれた装置。
    時間経過を巧みに表現した照明。
    俳優の声を増幅しているとは思えないほど自然に聞こえる音響など、全部見事です。
    そういう点についてはペニノという劇団の「笑顔の砦」という劇を連想しました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    過去と現在…素敵な舞台でした。

    ネタバレBOX

    40年の時の流れを、母と娘,亡き父との関係を軸に、居酒屋食堂に集う様々な人々の人間関係や人生が、差別というテーマも含め、よく描かれていました。
    街の様子の変化が窺い知れ、変わったものとお盆の行事など、変わらぬ古き良き懐かしい感じの対比が、心地良かったです。
    ラストシーンは、ベトナム旅行で行った、ホイアンのランタン祭りと灯籠流しを、思い出しました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    演出、舞台美術、照明、そして俳優と、力のある人たちが集まれば、こういう作品ができるのだと納得。
    味わい、情緒。しかし、そんな雰囲気に流されるような甘い作品ではない。
    余韻がいつまでも心に残った。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    前向きな人情舞台でよかったです。ただ劇場が横幅があり全席左隅に位置したせいか、右側の舞台が遠く声が聞きにくかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    殺伐としたニュースが飛び交う昨今、母娘の互いを思いやる姿が心に響きます。
    少し懐かしい感じのする地味に良い作品だと感じました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    観ていてとっても心地よかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    前回HOtSKYの初観劇「ミカンの花の咲く頃」が、狭い劇場を物とせず(実際役者はひしめき、「はけ」の処理も相当無理をしていた)、感動のドラマであった。今回は打って変わって広い座・高円寺。このギャップも物とせず過不足ない舞台になっていた。
    全体図の中で些か入って来ない部分もあったがトータルで良い舞台。役者の使い方、美術、演出面で時折骨っぽさを覗かせたが、今更にスタッフ陣を見れば、演出横内謙介(そうだったっけ)、そして美術に加藤ちか(久々だ)。

    在日差別が一つのフックになっており、やや心配が過ぎったが(これ説明すると長くなるので割愛)、心配した方へ流れず、ある家族の物語として成立していた。(かつて「GO!」を書いた金城一紀はその冒頭でこれはあくまで恋愛についての物語だ、と書いた。)

    役者・・店のママである母みょんふぁが、最初(似てるけど)みょんふぁに見えず、芯を持つ役柄を演じ切る。娘役の七味まゆみも彼女「らしさ」を封印し、寡黙な演技が光った(後半、母が娘を呼びとめ、今この町を訪ねて来ている夫の昔の映画仲間を招き、二人に夫が残したノートを見せる場面では「父」という存在が彼女を満たして行くのを一言も発さず演じていた)。
    店でバイトするベトナム人留学生マイ役をやった扉座女優、その婚約者役で終盤登場する男と、その妹役が、「本物か」と思わせる風情。終盤を盛り立てる。序盤から登場するマイ役は訛りの強い日本語にベトナム語が混じったり英語が混じったり、何を言ってるのかは聞き取れないが「話者の真意」を要所で伝え、観客はちょうどそういう人を相手にしている日本人の体で参加させられる。「作り物」の(意図的で偽善に見えかねない)気配を、このリアルさが撥ね飛ばしている。

    舞台上は中央にデンと店があり(上手側にカウンター、中央にテーブル、下手に販売店冷蔵庫、袖にトイレ)、店をはさむ上手側と下手側の高みは戸外を表わし、客席側に広がる海を眺め下す場所。下手には浜辺に下りる階段があり、上手は岩場になっていてよじ登る形。
    冒頭から暫くは、この両サイドに若き日のみょんふぁの夫が死者として登場する。高みを超えた向こうに「知らない世界」への奥行を感じさせる。
    だがここへ「現実の時間」が、中盤まず下手の高みで日傘をさして海を眺める娘(七味)の姿を置き、次に終盤、浜辺へ弔いの祭壇をやっこらと運ぶ、センチの欠片もない店の常連二人を見せる(墓を訪ねて来た昔の映画仲間に、みょんふぁが後になって「骨は彼の母と共にその海に撒いた」と言い、二十数年ぶりに盆の祭事を行なうらしい様子が芝居の終幕へ向かう雰囲気を作る)。
    ここへやって来た二人の一方は太っちょキャラのタクシー運転手(友部康志)、これがもたらす笑いがギリ周囲の反応の内に収まる(店の常連たちの人間模様のリアリティが「受け皿」となる)。
    もう一人は、七味に以前告白したという痩せぎすの男(犬飼淳治)。彼の素朴な一庶民の役柄が、この海辺の場面で一挙に前へ出る。十年前に振られた話をして、友部の全面的な応援を受けるといった微笑ましい場面から、おっかなびっくりな十年振りの再告白というおまけが付く。
    留学生マイに惚れていたバイト青年が、そのマイに「相談」を受けていたもう一人の青年共々、最後に望み断たれる結末と言い、恋愛沙汰もドラマには欠かせぬ。

    昔の映画仲間だったという男は、影の主人公である七味の父と現在(母と娘の)をつなぐ役ではあるのだが、過去についての言及にこの男がもう一つ噛む事で過去の像は陰影が増したのでは・・と思わなくなかった。
    今年の初観劇。まずまずである。

    ネタバレBOX

    全く関係ないが、締切直前でPC不調のため登録しそこねた「アワード2022」を、この場を借りて。
    (自分の投票の有無が趨勢に影響しなかったのが救い)

    1位 ホリプロ「HANA ー1970、コザが燃えた日ー」
    2位 オペラシアターこんにゃく座「あん」
    3位 世田谷パブリックシアター「建築家とアッシリア皇帝」
    4位 シヅマ「最後の炎」
    5位 MyrtleArts「ひとつオノレのツルハシで」
    6位 KAAT「ライカムで待っとく」
    7位 劇団桟敷童子「夏至の侍」
    8位 イキウメ「天の敵」
    9位 水族館劇場「出雲阿国航海記」
    10位 ProjectNyx「青ひげ公の城」

    実際には、順位に響きそうな庭劇団ペニノ「笑顔の砦」を入選し、「青ひげ」を外していたが、殆ど順位をつけがたい同列の10位(否、10位というのも不本意)が横並び。芝居に順位など本来付けられない。
    なので列挙すると・・ドガドガプラス「金色夜叉・改」、虚構の劇団「日本人のへそ」、ハツビロコウ「かもめ」、二兎社「歌わせたい男たち」、青年劇場「豚と真珠湾 ー幻の八重山共和国ー」、城山羊の会「温暖化の夜」、アトリエ・センターフォワード「三人姉妹~愛と幻想と、残酷な時間~」が、最後まで捨てがたかった舞台。
    次いで、シヅマ「4.48」、世田谷パブリック「毛皮のヴィーナス」、TRASHMASTERS「出鱈目」、昴「ラビットホール」、KAAT「ラビット・ホール」、KAAT「夜の女たち」、ほりぶん「かたとき」「一度しか」、烏丸ストロークロック×五色劇場「新平和」、オフィスコットーネ「サヨナフ」、舞踊ではCo.山田うん「In C」。

    次々点と呼ぶもおこがましいが、
    若葉町WHARF「風のセールスマン」、新宿梁山泊「下谷万年町物語」、玉田企画「夏の砂の上」、さんらん「ポンペイ」、こまつ座「頭痛肩こり樋口一葉」、燐光群「ブレスレス」、ハルベリーオフィス「小林秀雄先生、来る」、ハツビロコウ「民衆の敵」、理性的な恋人たち「オロイカソング」、新国立の「私の一ヶ月」、「夜明けの寄り鯨」、円「ソハ、福ノ倚ルトコロ」、オフィス3○○「私の恋人」「ぼくらが非情の大河をくだる時」、趣向「パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日を生きることを耐える。」、青年劇場「裸の町」、オフィス再生「正義の人びと」、うずめ劇場「ひとりでできるもん!」、ドナルカ・パッカーン「オッペケペ」、新国立「ロビーヒーロー」、「貴婦人の来訪」、Mrs fictions「花柄八景」、くじら企画「サラサーテの盤」、サファリ・P「透き間」、トリコ・A「へそで、嗅ぐ」、若葉町WHARF「甘い傷」、モダンスイマーズ「だからビリーは東京で」。
    ミュージカルでは桐朋学園卒業公演「RENT」、初めて観た四季「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。
    異色ながら、モダンスイマーズの人形劇アフレコ「しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~」も面白かったなあ。

    配信でGood!だったのは「世界は笑う」、「ハイゼンベルク」、「カレル・チャペック~水の足音~」。

    この年も「観ておきたかった」舞台の見逃し多し。
    ブス会「The VOICE」、さんらん「ゴン太のクリスマス」、小松台東「左手と右手」、名取事務所の別役実作品3作上演、serial number「ひみつせん」、オパンポン創造社「贅沢と幸福」、赤堀雅秋「ケダモノ」、Pカンパニー「5月35日」、欲をかけば行けたのに、と後ろ髪、CEDAR「わが友ヒットラー」、Aga-risk「SHINE SHOW」。

    捨てるの苦手な性格という事だけが良く判る総括。年間通しての印象は特にないが、若干、不本意率は上がったか。
    社会や政治はヤバイ領域に踏み込みつつある。演劇にどう影響していくのか、見守るしかない。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても心に染みました。

    ネタバレBOX

    心の中の想いが随所にいろいろなかたちであらわされ、また、過去と現在を行き来し、人生のはかなさを感じずにはいられません。
    ぐいぐいと引き込まれました。そして、今自分が40年前の過去にも、そして現在の食堂にもいるかのように錯覚するかのようでした。
    ほおずきの家という題の持つ重みが、物語が進行するにつれてじわじわと身に染みました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    全体的に安定感がありすっかり物語の中に引き込まれました。差別の中での苦悩とその中でな喜び幸せなど、とても繊細に描かれていました。松本旭平さんがとても印象に残りました。おすすめします。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    現在と過去や死者の時間と生者の時間を舞台の位置関係や照明などで象徴的に示す演出はときどき見かけるが、ここでは非常に印象深いやり方をしている。母親役が好演。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    人種差別という難しいテーマを扱った舞台だが、とても良いストーリーでした。
    登場人物が温かく個性的で、特に松本旭平さんの演技が凄く心に響きました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    亡き人への思慕の情。かなりシリアスな内容も含んでいますが、グッとくる舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    セットが素晴らしいし、ホンも演出も役者陣もみなよかった。これが今年の観劇初めだったが、いい舞台から始められて何だか気持ちがいい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても、素敵な舞台でした。大きな事件があるわけでもなく、日常的なお芝居ですが、バランス良く、メリハリが利いていて、飽きませんでした。私は、途中ウルウルと泣いて、何でだろうと思いましたが、登場人物が皆優しいからかなと。ズキンと来る重い主題があるにも関わらず、しっとりと、とても優しい時間、空間に包まれて、幸せでした。そして生きる希望が出る舞台です。まだ、土日チケットあるそうなので、ぜひお勧めの舞台です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    舞台のセットが、本格的でビックリした。
    ホウズキを飾った舞台が本当に綺麗でいつまでも観ていたかった。
    動画の宣伝動画で、絶対に傑作になります、ということで行ってみたが、内容的にもよかったです。
    何かの賞が取れそうですね。
    ひとつだけ気になったことは、私が観た回だけだったのかもしれませんが、役者さんたちの声があまりよく聴こえませんでした。マイクがあまり音を拾えなかったのか、役者さんたちの声が小さかったのか。
    ワーワー騒いでるシーンは聴こえ過ぎでした。
    元気なオオガラノ男性の声はとても気持ちがいいくらい聴こえて、可笑しくて笑顔になりました。
    あと、前半の場面チェンジの音楽が大きすぎて耳が痛くなりました。(後半は静かでよかったです。)


  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    開演15分前より場内に流れる『新浜(にいはま)ぐんぐんサテライト』、前説のラジオ風録音かと思いつつ、ジェフ・ベックの逝去の話題などいつ録った?と訝しむ。実はガチの生放送だったらしい。(七味まゆ味さんと友部康志氏?)
    そのまんま舞台は開演、北九州の海沿いの架空の町にある居酒屋食堂なぎ。女将(みょんふぁさん)が常連客相手に見事に切り盛り。この居酒屋がかなり魅力的で自分なら何から注文するか、思案する程。最後までずっとこの店で飲みたい気分で一杯だった。ビールが飲みたくなる舞台は良い舞台。
    常連のタクシー運転手役の巨漢・友部康志氏がコメディ・リリーフとして大活躍。お笑い芸人並みに大暴れ。

    テーマは「差別(心の痛み)」、そして「それから顔を背けて生きてきた自分自身」。
    女将の亡き恋人、松本旭平(あきひら)氏が映画青年だった大学生のままの姿で今も脳裏に鮮やかに焼き付いている。ナルシシスティックで向こう見ず、誇大妄想的で夢に酔っ払っていた。まだ現実に打ちのめされて目が醒める前の、かつての自分達自身の残像。
    36年前に亡くなった彼の墓を訪ねて東京からやって来るかつての映画仲間(木下政治氏)。
    女将の一人娘、真波(七味まゆ味さん)は一度も会ったことがない父について思いを馳せる。

    ベトナム人留学生役の佐々木このみさんがガチ過ぎて本物だと思っていた。(足首のタトゥー)。婚約者役の牛木望氏、彼の妹役の菊地歩さんも凄いリアル。(菊地歩さんは女将の学生時代も兼ねた)。
    ただ好きな女の尻を追っ掛け回すだけの役回り、豊田陸人氏は知り合いに似ていて好感。

    鉄鋼業の衰退と共に活気を失っていった町、今では洋上風力発電の巨大な風車が建ち並ぶ。クリーン・エネルギーによるSDGsの時代に合致した新たなヴィジョンを見据え、町に人や活力が戻って来るような追い風を予感させる。

    死者の魂への目印としてお盆に飾られるほおずき。だが海で死んだ者達は海底に沈み、それを見ることが出来ない。海ほおずき(巻貝の卵の袋)を吹いて鳴らす音を道しるべに死者の魂を導く。

    凄く印象的な名シーンがある。常連客で賑わう居酒屋の一席に腰を下ろし喧騒を眺めているような夜。皆が笑顔の裏側に隠し通してきた痛みの数々が垣間見え、はっとする。
    在日三世のみょんふぁさんが最初から最後まで目を惹きつけて離さない。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    『昔、日本と朝鮮とは地続きで、その中間に鉄で栄えた街があった。その街は二つの国の争いに巻き込まれ、戦場と化す。日本の王の祈りが神に届き、一夜にして海に沈んで消えたという。街が沈んだとされる海底から今も海ほおずきが沢山取れる。』
    そんな話を夜の海辺で恋人に語るのは映画監督を夢見る青年(松本旭平氏)。
    学生映画で賞を取り話題になった青年は、本名であるキム・シニョンを名乗り在日朝鮮人であることを公表。40年近く前、今より差別が根強い時代と地域、想像を絶する拒絶反応を浴びる。彼の子供を宿した凪(みょんふぁさん)は堕胎を迫られ、独り私生児として育てることを決意。

    木下政治氏はみょんふぁさんに想いを寄せており、大学を中退し、独り娘を産んで育てる彼女を口説いた過去が。36年振りに再会した彼に呼び出されるみょんふぁさん。白いワンピースに口紅、若々しくオシャレをする様が女の色香を漂わす。

    一番好きなシーンは伴美奈子さんが不意に在日であることをカミングアウト。
    外国人への排他的な発言を無意識に口にしていた倉品淳子さんは慌て出す。「私にはそんな差別意識はないのよ」と。
    みょんふぁさんは「そんなこと分かっているわよ。子供を抱えた私が貴女にどれだけ助けて貰ったことか。」
    “差別”とは言葉や字面のことではなく、日々の日常の生活から滲み出るもの。その当たり前のことが見事に伝わった。

    「彼の死を受け止めないことは彼の存在をなかったことにしてしまうことだった。」とキム・シニョンの初盆を迎えるラスト。自分の心の痛みと正直に向き合うことにした木下政治氏はもう一度映画を撮ることを心に決める。

    みょんふぁさんが大学の映画研究会に入った理由、映画愛をもっと語って欲しかった。キム・シニョンの映画『海鬼灯』の内容をだぶらせて語っても良かった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い お薦め。
    脚本・釘本光さん、演出・横内謙介さん ということで楽しみにして観に行った。物語も面白いが、舞台美術が素晴らしくラストの演出効果を見事に引き出していた。そこにフライヤーの絵柄の意味合いが込められている。勿論、波の音などの音響、適宜 諧調していく照明、その舞台技術も印象的である。

    フィクションとノンフィクションの境界線上にありそうな内容、いつの間にか異なる国籍・文化・境遇を乗り越えて、そんな感動作である。「ほうずきの家」は、九州の海沿いにある街の食堂の話である。亡くなった恋人の忘れ形見(一人娘)と暮らす女性、そして彼女を取り巻く人々との温かい交流。いつの間にか大切な人と共に生きていたい という思いを強くさせる。人種・性別・年齢など様々な違いがあっても、それでも共に生きていけるは、どんな誤解や憎しみよりも強靭な愛情へ昇華していく。

    物語は、過去と現在を往還し 時代が変わっても信じることの大切さを伝える。そのことは 街の活況・衰退・復活といった様子の変化を描くことで、より一層 人の心の変わらない愛を印象付ける。殺伐としがちな現代社会、とりわけコロナ禍という閉塞感ある状況に温かい希望の光を灯すような…。

    一方、食堂の女主人の亡くなった恋人、生前の彼の思いは差別・被差別という理不尽な世の中への怨嗟にあったのではないだろうか。今でも在る様なコトへの批判的な観点、きれいごとでは済まされない、といった思いを強くする。それは登場する人物の国籍等だけではなく、この国にいる全ての人に当てはまるのではないか。登場するのは皆 善人である。悪意(人)を潜ませることによって 逆に強調される不条理、そんなリアルが垣間見えたら、劇的にはどうなのか と思ってしまう。

    理不尽な理由による別離、哀しい運命に翻弄された男女の愛の行く末が、一人娘の成長によって救われる。親(父)の愛情を知らずに育ち、不器用だが懸命に生きる娘の複雑な心情、それを温かく見守る母、それを情感たっぷりに演じた母の凪・みょんふぁサン、娘の真波・七味まゆ味サンの演技が素晴らしい。また2人を取り巻く個性豊かな人々と 街の風景(舞台美術)が相まって風土を巧く表していた。観応え十分。
    (上演時間2時間 途中休憩なし)追記予定

  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても内容の濃いお話でした。セットもしっかりしていて、なかなか難しいテーマなのですが、和やかにでもきちんと画かれていてよかったと思います。役者の皆さんの演技も引き込まれました。いい時間を過ごせました。

この公演に関するtwitter

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  1. 口コミで評判が広まったことで気になっていた「ほおずきの家」の配信告知嬉しいです 21日間視聴できるのもライフスタイルに合わせてゆったり楽しめるので更に嬉しい ‥

    2年弱前

  2. 『ほおずきの家』①座・高円寺で観劇。月並みな言葉になってしまうけど、心のこもった芝居だった。血というものが物語の背骨にあり、血を繋がずに生涯を終える私には、幾つかの辛い記憶が呼び覚まされ傷口が痛んだ。だが物語の本質は恐らくそこではなく、もっと広い視野でこの世界の希望の糸口を探し→

    2年弱前

  3. 明日あきさんバースデーイベントの当落。20日からほおずきの家の配信開始。その合間合間でTVerでドラマを見る(あき活)

    2年弱前

  4. 「ほおずきの家」 無事に全公演、終演いたしました…! 観にきてくださった方々、応援してくださった方々本当にありがとうございました。 素敵な出演者の方々、素敵なスタッフの方々と最後まで公演できたこととても嬉しく、心がまだギュッとなっ… https://t.co/L5R8AInPCk

    2年弱前

  5. 「ほおずきの家」公演、無事、全ステージ、完走致しました。 ご来場いただいた皆様、お気にかけてくださった皆様、本当にありがとうございました! 20日からは配信も始まります。 是非! 詳細は、リンクをご確認ください。 よろしくお願い致… https://t.co/gTMAbgfO9H

    2年弱前

  6. ほおずきの家北九州あってあきひらさん出るなら観光ついでに遠征するわ(真顔)ついでに大阪公演もしてくれたら毎日行くわ(真顔)

    2年弱前

  7. あきさんインライでほおずきの家の裏話語る時めっちゃ楽しそうだったなー。しょうみ30分じゃ足らなかった横内さんとの話とか他のキャストさんとの話とか役作りとかもっと聞きたかった2時間くらいやってほしい

    2年弱前

  8. ほおずきの家、あったかい座組で、尊敬できる人たちとお芝居をして、あきさんがとても充実した時間を過ごせてたんやなあと思うと私も嬉しいですな。

    2年弱前

  9. 11日は新宿からJRで高円寺へ。 ニューバーグでダブルを食べた後、座・高円寺に18時半に入る。 HOTSKY公演「ほおずきの家」を観劇。 作:釘本光 演出:横内謙介 九州のある街で食堂を営む母娘を中心に、この店に集まる人達を通して、在日、国籍問題が描かれる。 良い舞台でした。

    2年弱前

  10. こりっちさんのサイトのほおずきの家のクチコミそうそうそうと頷きながら読んでる https://t.co/wLYIOIMDJG

    2年弱前

  11. 座高円寺で劇団HOTSKYの『ほおずきの家』を観劇。 作・釘本光、演出・横内謙介 日本劇作家協会プログラムでの公演で、扉座の横内さんが劇作を指導した縁で演出までやってくれたというもの。 横内さんの演出で劇世界が暖かく包まれるように出来上がっていました。

    2年弱前

  12. 『ほおずきの家』終演! またしても座組に恵まれました。 この作品は国や血を語る向こう側で、純粋に人と人のお話だった気がします。だって本に「好き」って何回あることか。笑 何が大切かを知ってる新浜の人達が私は大好きでした。 ご… https://t.co/04D1Kycy9S

    2年弱前

  13. ほおずきの家DVD欲しい 配信は見る。見るけど円盤も欲しい https://t.co/IydImBprag

    2年弱前

  14. 遅くなりましたが 「ほおずきの家」終わりました。 活動する場を与えてくださった 釘本さん、横内さん。 引っ張ってくださった共演者の皆さん 支えてくださったスタッフの皆さん 観に来てくださった皆さん 本当にありがとうございました。… https://t.co/o5nfYDqJBR

    2年弱前

  15. 2023年の観劇初めは『ほおずきの家』。 やはり友部さんの華と明るさが素晴らしく、他の出演者さんも皆さん素敵でぐいぐい惹き込まれました✨ 家のこと、家族のことを考えずには居られないお話にじーんとしてしまいました🌈 衣装も美術も可愛… https://t.co/xqbjEguCaf

    2年弱前

  16. 2023年初の観劇は座・高円寺1での"ほおずきの家"を🍀実質二列目のほぼドセンターという良席で観れました✨🎶☺舞台が両サイドも活用されているのと、お芝居の場と場の間が交錯するように展開するので、まあ眼👀が足りなかったです(笑)🤣み… https://t.co/EK8h8s71AZ

    2年弱前

  17. @akihira_matsu あきさんこんばんは! 千秋楽、お疲れ様でした。終わってしまうのは寂しいですが、無事にこの日を迎えることが出来て良かったです…!ほおずきの家という素敵なお話で、あきさんのお芝居を見ることが出来て、とても… https://t.co/QKqFQfNdsZ

    2年弱前

  18. ほおずきの家、上手く言えないけど心にそっとしまって時々取り出して思いを馳せたいしたい宝物がまた増えたなって感じがする

    2年弱前

  19. @akihira_matsu あきさんお疲れ様です!本日お邪魔させて頂きました。ほおずきの家、とても素敵な作品でずっと余韻に浸っています… 千穐楽本当にお疲れ様でした。今日はゆっくり身体を休めてください〜 またいつかシニャンさんに会えますように。

    2年弱前

  20. HOTSKY「ほおずきの家」 泣きましたあ〜面白かったあ〜。 釘本さんの脚本、存分に 浴びてきました。 ああ北九州公演よ、 実現してほしいです。

    2年弱前

  21. 『ほおずきの家』終幕です。 神様、巡り合わせをくださり、本当にありがとうございました。 すべてに感謝。 また北九州で、会おうっちゃ😉❣️ でもねっ、北九州じゃなくても、いつでも再演するっちゃよーーー😆✨ (韓国も、行きたいっちゃよ… https://t.co/aYa5U8BRh3

    2年弱前

  22. 話題の公演 4.5(2) Route/ベルを鳴らさなきゃ!~1/15まで 4.4(12) HOTSKY/ほおずきの家~1/15まで 4.4(10) 昭和歌謡コメディ事務局/昭和歌謡コメディVol.17〜バ…~1/15まで #東京観劇カレンダー

    2年弱前

  23. 「ほおずきの家」、友部さん大フィーチャー!肉体派の芝居を堪能。 はからずも、海辺、方言、未亡人と娘、という「しびれ雲」との共通項が。 https://t.co/AslffHFDhk

    2年弱前

  24. 舞台めちゃくちゃ面白かった… 緩むところがしっかり緩むから、しまるところがしっかり締まる! テンポ良きの、観劇後感も素晴らしい作品でした! 初めての座・高円寺がこの作品で良かったなあ…!! 劇団HOTSKY 「ほおずきの家」

    2年弱前

  25. 人生初舞台観てきた。座・高円寺にて「ほおずきの家」。面白すぎて飛んだ。 最近漫画の「ダブル」にハマって舞台ってどんなものなんかすごく気になってたところにこんないい機会をもらえて。 舞台ってすごいな。ほんまにすごいな。なんて熱い… https://t.co/SghzNxkhJy

    2年弱前

  26. 『ほおずきの家』を観劇した。 扉座の役者さんたちが多く出演しているし、個人的に大好きな七味さんも出ているので、年末ソウルにいた時にポチった。 ここには2つの時間が流れている。 ことさら在日の差別問題を声高に叫んでいるわけではないが、だからこそその苦悩が強く伝わってくる。

    2年弱前

  27. 『ほおずきの家』観劇 良いお芝居…お盆の時期に再演して欲しいな。前に盆踊りで写真を撮った時に大量のオーブが…それぞれの御霊が帰って来てるんだと実感。 大分県保戸島では遺影を背負いながらの盆踊りがあり…自分より年上の方の遺影ならま… https://t.co/I4ywIkujrn

    2年弱前

  28. 『ほおずきの家』、祝千秋楽!!!! 色んなことがあったけれど、無事に幕が開きこうして楽日を迎えられる幸運を噛み締めていざ!!

    2年弱前

  29. 昨日観た「ほおずきの家」(作・釘本光 演出・横内謙介)、良かった。人と人の繋がり、思い、繋げていく…。洪明花さん、七味まゆ味さん他役者もよかった。今日までだけど、満席らしい。

    2年弱前

  30. ほおずきの家、今日も観に行くんですがもう今から緊張してます、楽しみ。

    2年弱前

  31. 今日のためにはちゃめちゃに働いたであるいざ東京ほおずきの家千穐楽である待ってろいあきさん https://t.co/g68n7m9rZS

    2年弱前

  32. HOTSKY公演「ほおずきの家」を観劇しました。みょんふぁさん、伴さん、七味さん、友部さんなど、素敵な役者さんの共演でとても素敵なお芝居でした。 #ほおずきの家

    2年弱前

  33. 『ほおずきの家』 千秋楽を拝見してきます。 稽古の段階から何処がアドリブなんだかわからないし、もうゲラゲラ笑ってました。そして静かに泣いていました。 少しだけ離れた海岸から皆を眺めるように、音楽をちぎっては投げちぎっては投げ。… https://t.co/7pG5izfDcH

    2年弱前

  34. 今年初観劇は "ほおずきの家" 座・高円寺 以前出演させていただいた "みかんの花が咲くころに"の 脚本家 #釘本光さん の作品で の演出 空気感が素敵で すっと舞台に吸い込まれました。#なかすけ さんの音楽も心… https://t.co/v5W4J9ntyM #釘本光さん #横内謙介さん #なかすけ

    2年弱前

  35. 『ほおずきの家』明日 千秋楽です。 ここで、日の目を見なかった曲の1人を供養します。 信洋と凪と映画を撮っている頃のことを瞼の裏に浮かべて、海岸に佇んでいる白石拓海さんの中にあるものをイメージして作った曲。 『昼の灯台』… https://t.co/endPJkSOKj

    2年弱前

  36. @akihira_matsu あきさんこんばんは! 本日の公演もお疲れ様でした! 先程、ほおずきの家を観劇してきました!あきさんの演技、とても心に響きました……。観に行けて本当によかったな、と思っております……!! 明日も観に行きます!本日はゆっくり休んでくださいませ……!🛌

    2年弱前

  37. 『ほおずきの家』 ついに明日、千秋楽です。 と、日の目を見なかった中の1人をここで供養します。 これは信洋と凪と映画を撮っている頃のことを瞼の裏に浮かべて、海岸に佇んでいる白石拓海さんの中にあるものをイメージして作った曲。… https://t.co/vYjGx6UzxW

    2年弱前

  38. ほおずきの家 をみてきました 釘本さんらしい脚本だった 不似合いなレベルのイケメンがいてびっくりしたんだけど!! https://t.co/QxEQLkrMY7

    2年弱前

  39. ほおずきの家、観劇してきました! 涙が出そうなくらい苦しくなる時もあれば、日常の光景に心温まるときもある…。皆さんの演技、とても素敵でした。刺さりまくりです。 もう1回、いや何度でも観たいな、と思える作品……!明日の千秋楽も観に行… https://t.co/kRYkCbLZLy

    2年弱前

  40. 高円寺で『ほおずきの家』を観てきた 主に在日問題を軸にした地域の人達の繋がりのお話。シリアスに8割振ってて在日メインだったので面食らったけれど、面白かった 明日は千秋楽でまだ若干チケット残っているらしい https://t.co/C3YP0zJVic

    2年弱前

  41. ほおずきの家 観劇しました。 温かくて切なくて面白くて、凄く良い作品でした。 少し扱い辛いテーマだけど、押しつけられることなく、丁寧にそっと目の前に置いてくれる感じが好きでした。 同じ事務所の松本旭平君も凄く素敵だったなー。 あ… https://t.co/CHGQJbjUNn

    2年弱前

  42. HOTSKX公演「ほおずきの家」 とても良い芝居でした。 旅立った大切な人達に会いたくなりました。 座・高円寺にて1/15まで。 https://t.co/TB34m1tF2l

    2年弱前

  43. 今日は七味さん出演の 劇団HOTSKY公演 『ほおずきの家』 観てきました! お話も、七味さんも、ものすっごい素敵でした。 ホントに観れてよかったな〜。 https://t.co/WEPBmIU16x #ほおずきの家

    2年弱前

  44. 電気消して布団に入って30分経つのにほおずきの家が楽しみすぎて全然眠れないんですが?明日4時半起きなんですが?(遠足前児童)

    2年弱前

  45. 座・高円寺なう。これから劇団HOTSKY「ほおずきの家」を観ます。 https://t.co/PYmmRtnXsA

    2年弱前

  46. 今からHOTSKYの「ほおずきの家」を見る。

    2年弱前

  47. お誘いいただいてHOTSKY『ほおずきの家』観てきました。私もいつか還れる場所が見つかったらいいなぁ、とぼんやり思った。全員愛おしくて、やさしい舞台でした。座・高円寺で明日までです〜。 https://t.co/RJXAZRFhHd

    2年弱前

  48. 劇団HOTSKY公演 『ほおずきの家』 座・高円寺1観劇。 扉座『最後の伝令』で共演している 伴ちゃん、淳治、このみちゃん、そして歩ちゃんまで⁉︎ 本番中にコレを稽古していたのか…さぞかし津軽弁とゴチャゴチャになった事だべ(笑)… https://t.co/8Dioq4cIBZ

    2年弱前

  49. 話題の公演 4.8(5) 昭和歌謡コメディ事務局/昭和歌謡コメディVol.17〜バッ…~1/15まで 4.5(2) 「12人のおかしな大阪人」製作委員会/12人のおかしな大阪…~1/17まで 4.3(8) HOTSKY/ほおずきの家~1/15まで #東京観劇カレンダー

    2年弱前

  50. おかげさまで大好評頂いております! 千秋楽はもうお席がほぼないみたいです。本日19時の回は当日券出せるかも…なので迷っている方は是非お越し下さい🙇‍♂️ HOTSKY公演「ほおずきの家」 作:釘本光 演出:横内謙介(劇団扉座)… https://t.co/VFfHDDrJLe

    2年弱前

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