スメル 公演情報 スメル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-20件 / 29件中
  • 満足度★★★

    役者さんがみんないい
    役者さんが実力派揃い、ということもありとても楽しめました。
    ただ、どうしても後を引いてしまう違和感が一点。

    12年振りに再開する母娘が、お互い強情っぱりってのはあれど
    あんなに確執なく会話できるのかな?と。

    ぼくだったら、どんな風に話していいのか、なにから話せばいいか、
    話ができてもどこか心から会話できていないような、そんな感じが
    想像できるのですが、意外とすんなりうち解けていたので
    「こんなもん?」ってひっかかって仕方なかったです。

    しかし稲川さんはすごいなあ。

  • 満足度★★★

    多様なドラマが展開
    東京郊外の「ゴミ屋敷」を片付けるボランティアたちを描いた物語…などと書くと「オトナの青春モノ」っぽく聞こえてしまうが、一癖も二癖もある面々なので決してそんなことはなく(笑)、多様なドラマが展開されるという…。
    その点では北京蝶々の『愛のLーシー』とテイストが近いかも? それにマチネに続きこちらも「純文学っぽい」薫りがするような…。
    郊外の一軒家ということで、映画『剥き出しにっぽん』などの雰囲気も勝手に漠然と感じつつ、親子ネタに弱い身として終盤の さくら の落ち込み具合と立ち直りぶりが印象に残る。稲川実代子、さすがだなぁ。
    また、「瀬戸内海にある痛みを取る施設」という目くばせにニヤリ。
    それにしてもあの産廃、何だったんだろう…う~ん、気になる。

  • 満足度★★★★

    暖かくてぞっとした
    人の暖かさを感じたその次の瞬間なんだか冷たさにぞっとした。あともう一歩踏み込んで欲しかった。

  • 満足度★★★★★

    今後も期待、キリンバズウカ!
    稲川さんの魅力に、完全に飲み込まれていった自分。
    とっても贅沢な時間でした。

    永住禁止条例という設定に振り回され、
    若者と老女の交換条件があったなら、
    そこは一瞬にして変な利害関係が生まれる。
    その設定全部が、よく出来ている。
    とにかく、設定がすごい。

    そしてとても上手い、役者たちの演技に脱帽。

    とっても、暖かい、いいお芝居だった。

  • 満足度★★★

    今年一番のもったいない!
    登米戯曲は、設定やツールが面白い。本当にアイディアの人だと思う。
    しかし、それが生きているように見えない印象が強い。
    あくまでキャラクタたちは設定という箱庭の中で賑々しくやっているが、
    別にそんな箱庭がなくてもいいんじゃないの、という印象を与える。
    これでは、もったいないおばけが出てしまう。

    キャストについては何も言うべきことはない。
    ベテランから若手まで取って代わる人が無いといった印象。
    だから「当然面白い」となってしまい、戯曲や演出の成果となりにくい。
    なかなか辛いところだとは思う。

    ネタバレBOX

    東京永住禁止条例は秀逸。そこがいまいち生きないのが惜しい。
    家族物語に落とし込むのは結構だが、それ以外が取り巻きにしか見えない。
    もう少し、端役への気遣いがあってもいいのではないかと。

    カーテンコール後のラストは蛇足の一言。
    綺麗に締めるのが恥ずかしければ、最初から書かなければよい。
    と言わせないほどの、説得力が求められる。
  • 満足度★★★

    初見でしたが、
    なかなかの完成度の高さと


    やはり役者さんがうまかったですね!


    個人的には好きなジャンルの笑いだったので
    満足です。

  • 満足度★★★

    褒めない。
    もっとハートウォーミングに振ってもよかったかな。

  • 満足度★★★★

    20090712
    ン、)ノ うまい役者ばかり10人くらい集めて誰も殺してないところに演出家さんの腕っ節を感じましたです。

  • 満足度★★★★

    さらっとうまく
    実に軽快な舞台。
    やはりうまい役者が揃っているだけありかなり面白かった。
    コマツ企画の浦井には笑わされっぱなしだった。
    ただひとつだけ。
    それぞれの役の闇の部分になった時、全ての役者が淡白で深さを感じられず、あまりぐっと来なかったのが残念。
    淡白は今の演劇のスタイルなのか?

    キリンはこれからに俄然期待。

  • 満足度★★★★

    みた。
    違和感の無くあの雰囲気なるのがすごい。役者さんがよかったです。また観たい。

  • 満足度★★★★

    よいはなしでおわらない
    ラストの暗黒なかんじが意外に効いて

  • 満足度★★★

    観劇メモ
    部分部分はいいのだけれど、芯がないなんとかのような。
    全てのエピソードが、収束にむかうべく作られているんだろうなぁ、
    とは思うのだけれど、それがうまく機能していない気がしました。
    結果、なんだか短編をいくつもみたような気がします。

    普通の人たちが紡ぐちょっと普通じゃない話。
    こういう話は嫌いではありませんが、ときどきキャラにあわない
    感じで叫びすぎです。叫び声の度に、あぁ、これは芝居なんだな、
    と気持ちが冷めていくのが分かりました。

  • 満足度★★★★

    うまいよなぁ
    さすが名のとおった役者さんがそろっているだけあって,そのまま違和感なく日常が目の前にあるって感じの芝居。うまいなぁ!感心させられます。強調されてはいますが,こういう人間たまにいるよなぁってのがあり,感情移入しすぎて観ていて腹を立てたり,ホッとしたりしましたが,時間がたつにつれて人間関係,特に親子の関係がジワッときてせつなくなります。自分の好みのストーリーではありませんが,観に行けてよかったと思っています。

  • 満足度★★★★

    2日目だ
    と知らずにいくという、わけわからなさ。

    おもしろかったです。

    キリンはこれからたのしみだと思います。

    ネタバレBOX

    細野のおでこが心配なオヂである
  • 満足度★★★★★

    [ゴミ] と呼ばれる人間とのかかわりあい
    観劇後、登場人物たちを「ゴミ」と置き換えると、あ!っと視界が開けたような。
    東京にたくさんいる、ニートや夢見る夢子などの「ゴミ」。
    そんなゴミが集まるゴミ屋敷。
    ゴミの世話をすることで寂しさ紛らわしたり。ゴミからの脱却を夢みてみたり。
    自分の手元にあるモノがゴミだと分かって捨ててみたり、客観的にはゴミなんだけど好きになったり。
    そして本当は捨てたくなかった宝物も、ゴミのように捨ててしまった葛藤があったり。
    うん、取捨選択の幅が広すぎる東京って、いろいろ、あるよ。
    ――最近、バニラのような甘い匂いがする。
    それは、ゴミの異臭なんかではなく、ゴミと呼ばれる人たちが集まって織り成す優しいブレンド香なのかもしれませんね。

  • ぎゅっと、だれかに抱きしめられるような舞台
    なにしろねー、どのハグシーンも印象的でしたから☆

    ネタバレBOX

    そしてそれはたぶん、誰かに「必要」とされたいと願う物語だからか。
    東京に必要とされていない若者たちが集うゴミ屋敷には、
    生活に必要とされていないゴミを拾いつづける女性がいて、
    彼女の娘は、母親に必要とされなかった過去から逃れられない。

    一見、母と娘の葛藤劇にみえて、
    そのむこうに都市生活者の孤独、みたいなものも浮かびあがってきたなあ。
  • 満足度★★★★★

    とても素晴らしい
    東京生まれ・東京育ちの私にはわからないこともあるだろうが、それでも素晴らしく面白い芝居でした。ただ母娘の葛藤がちょっと淡白だったように思います。もしかしたら次回作につながるのかもしれません。この本をあんなに若い方が書いたとは驚きました。来年の公演が待ちどうしいです。役者さん一人一人が個性的でとても良かった。

    ネタバレBOX

    存在意義・・・誰かに必要とされているから、そこに「住める」ということなのでしょうか?昔はそれが母親であり、今はゴミを片付ける若者たちなのでしょう。必要とされているというよりも、必要だと思い込んでいるだけの関係。母は何故娘と別れたのか?何故娘に手紙を出さなかったのか?次回作で明らかになるのでしょうか?しかし一年後とは長いなあ・・・
  • 200907081930
    200907081930@王子小劇場/終演後PPT有

  • 7月5日
    観劇

  • たなばたに。
    観劇。母と娘の関係が心をうちます。

    ネタバレBOX

    東京に来て、何もしてないけど帰るのには抵抗がある、という気持ちは非常に分かるし、その群集劇の場にゴミ屋敷を選んだことにも類まれなるセンスを感じます。

    ただ、20年ぶりに帰ってきた娘はその辺の事情とはあんまり関係がなくて。そのまま不器用な親子の話が本筋となり、産業廃棄物がアイテムとして出てきたりしたことに戸惑ってしまいました。
    オープニング、前半、後半、エピローグ、と全てテーマが違うように感じてしまったのです。
    拡大解釈できないこともないのですが、親子の話が本当に素晴らしいと思ったので、「東京に住む」ということに重きを置かず、それに絞って観たかったです。

    終盤の稲川さん、黒岩さんのセリフが心に強く響きました。

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