成れの果て 公演情報 成れの果て」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
21-32件 / 32件中
  • 満足度★★★★★

    すごいすごい
    前回のトラブルを挽回する(位)のできだと思う。露骨な気持ち悪さが少ないのもいい感じ。

  • 満足度★★★★

    じわりじわりと
    これが elePHANTMoon の作風なのか。はっきり言って自分の好みの作風ではない。ただ,芝居の完成度としては高いんじゃないのかな。じわりじわりと効いてきました。最後の姉の思いなんて残酷なほどに伝わってきます。いい芝居でしたね。でも,初心者には勧められませんね,これは。

  • 満足度★★★★

    期待以上
    脚本が良かったですね~。
    どこかで聞いたことがある話?をつなぎ合わせたような感もありますが、キャラクター設定が効果的だった気がします。
    期待以上に楽しめました☆
    ただ、残念だったのは、一番キーとなるシーン?と思われるところで、セリフが聞こえませんでした・・おしい・・

  • 満足度★★★★

    復活おめでとうございます☆
    「不幸や絶望はもういらない。私は幸せがほしい。」とは言うものの、他人の不幸や絶望なら話は別。むしろそんな話が聞けて幸せ。とかなんとかいう、自分ではなかなか認めたくない暗部を、白日のもとにさらされる快感を久々に味わう。安易な狂気やギミックに逃げることなく、真摯にシンプルに人間関係のいびつさに向きあった快作です。

    ネタバレBOX

    「レイプはタブー」という建て前をとりつつ、それは営業のセールストークになってたり、虐められっ子が仲間に入るためのツールに活用されてたり、小説家の格好のおいしいネタだったり。本当のところ、誰ひとり「タブーだ」「傷だ」と思っちゃいない、ゆるゆるの危機管理クライシス。被害者姉と加害者のカップルとのラブロマンスが燃え上がるにあたっては、もうこれ以上ないほどの高めの障壁(笑)。だから妹は笑う。笑うし利用もする。傷を脅し文句にかすめ取ろうとする。

    結局のところ、私たちは総じて皆こういう話が大好き。「他人の悪口こそが挨拶」が常態と化し、ブログに板に平然と醜聞がさらされる現代にあって、これほど現代的で現実的な視点を持てる作家を、マキタカズオミをおいてほかに、このへんの小劇場界隈で私は知らないです。

    で、こんなダイナミックな社会のえぐ味を、過度に露悪的にならず常温にちかい感覚で味あわせてくれるのがニクい。芝居の地力というのかな?俳優が今回は一人残らずいい。団体の紹介で、映像的と評されることが多いようだが、わたしはむしろ演劇特有の「空気の密度」志向をもつ集団だとおもう。キャッチーな絵を効果的に差し挟みたいという意図も感じる(というか以前作家がアフタートークでそのようなことを語っていたことを聞いたことがある。つくりかたとしては「絵」が先行するのだそうだ)が、それ以上に今回は流れる空気を丁寧につくることに第一にちからを注いだのではないかという印象だ。

    たとえば作家役の山口オンが出てきてからのワンシーン。ともすれば空気の読めないがさつな女に振り回される三人という図式になりかねないものを、それぞれに「弱み」を握らせることで緊迫感が拮抗する、見ごたえある説得力をもったシーンとしている。決してトリッキーというほどではない。丁寧なのだ。リアルとはまさにこういうことなのではないかと思える、卓越した居心地の悪さ(笑)。卓を囲む四人のうち、三人までがエレファントムーン団員だというのが面白い。もちろん姉役の津留崎夏子もそれにひけをとらないいい芝居。

    強いて言えば、アクションシーンの詰めの甘さは指摘すべき点としてあげられるだろうか。初日ということもあってか、レイプシーンの手際の悪さ、血糊の量の少なさ、妹が男の頭に打ち付ける鈍器の処理、姉がボイラー業者の彼に向って本を投げつけるシーンのリアリティなどが気になるといえば気になる。芝居の本筋というより、テクニカルな問題。このあたりは以前のエレファントムーン作品を観ていても引っかかるところだった。となるとこれは演出家の弱点なのかな??よりよい作品づくりのために改善できるのであれば、がんばってほしいところではある。
  • 満足度★★★★★

    凄かった!!
    上演時間1時間50分、最後まで思いっきり引き込まれてしまった!

    こういう内容って、個人的には苦手なはずなんだけど‥これは本当良かった~♪

    ネタバレBOX

    強姦された過去を持ち、現在は故郷を捨てて東京で暮らす妹。華やかな妹の影に隠れ、常に日陰の存在だった姉。その姉の婚約相手はかつて妹を強姦した男だった!というとってもディープなストーリー‥

    個人的には今年観た中でナンバー・ワンかなぁ。
  • 200905221430
    200905221430@サンモールスタジオ

  • 満足度★★

    リアル感を感じない
    あらすじが脚本のための脚本という印象でした。
    間を大切にしているというか、大切にし過ぎだと思う。
    テンポ良く行って欲しい。

    ネタバレBOX

    間が持たない。

    歪んだ空間をなんとか作ろうとした、という印象。
    うまく言葉に出来そうな不満点は以下みたいな感じ。
    ・全体のエピソードが、一つの舞台で纏めてやる必要性を感じなかった。
    ・特におばさんのエピソードは不要だと思った。全然別の話だ。
    ・真剣に思い詰めている感もなく、伏線もほぼなしに居候が何かを盗もうとしたのは、物語として不自然だと思った。しかも鼻炎で片づけるて。。
    ・いや、鈍器であれだけ殴ったら死ぬだろ。というかそこまで殴る理由が分からん。
    ・ホモ二人の襲撃は確かにものすごい衝撃的。
     しかし、当初から計画していた訳でなく、惹かれたり同居を提案したあたりで思いついたってのが不自然。二人が躊躇なく引き受けたってことも、片割れの性格があるていど見えてきたタイミングだったので、変すぎる。

    全員、なんか設定上の性格が適当すぎるんじゃないかな。
  • 満足度★★★★

    果てには力作がありました
    本格的な復帰とでも言いましょうか、私個人的にとても楽しみにしていました。
    とても価値ある公演だと思いました。ほんと良かった。次回作も楽しみです。

    ネタバレBOX

    全ての登場人物に背景があり、かつ通常では考えられない設定(例えば小説化志望の女の子の思考とか)ですら、その存在を納得させてしまう説得力、それをバランスよく、かつ様々な読み方ができる仕掛けつきだと感じました。
    本当に彼らの作る作品世界に一度生きてみたいと思える、隣近所でおこっていそうな気持ち悪い現実を見ることが出来ました。
    全ての役者さんが連鎖反応起こしていて、絶妙な空気を生み出しているのが小気味良いです。また菊池可南ちゃんが秀逸。
    当パンに載っていたように「出演したいです」とは恥ずかしくてマキタさんに言えなかったのが残念です。
  • 満足度★★★★★

    090521
    観劇

  • 5月21日(木)S
    酔いました。

  • 満足度★★★★★

    おかえりなさい。
    待ち焦がれて初日に行っちゃいました。よかった、幕が開いて。で、結果大満足です。elePHANTMoon節は健在です。

    ある意味引くかもしれない物語にかなり細かい演出、それにぴったりよりそう俳優の力、バランスよくて一瞬たりとも気が抜けません。

    ネタバレBOX

    あらすじは説明のとおり。そのままなのにこんなにわくわくする。

    テーマとしては強姦した・されたそれぞれのその後、なのでそれほど目新しいわけではない。だけど一瞬一瞬の空気の張り詰め方がハンパなく。説明しすぎない脚本・演出っていうのはいいですね。どうも近頃わかりやすくみえやすいお話が多いから。想像させるけどミスリードがなく、腑に落ちるけどドキドキする結末までもっていく。

    どの俳優さんもきちんと役割をこなし、みせてくれます。見せ場での一瞬の目の動きや表情、身体、仕草、すべてがすばらしいんです。

    なによりelePHANTMoonらしさが見えたのはラストシーン。強姦された妹をずっと見守るだけだったお姉さんがこのままなはずはない、と思っていたら裏切らずにきっちりオトシマエつけてくれました。本当に握った拳が痛くなる。
  • 満足度★★★★

    イヒヒヒヒヒ。壊れそう
    イヒヒヒヒヒ。壊れそう。

    初心者に薦められるか?ってのは微妙(謎?)だけれど、おもしろいですよ。
    演劇ファンにはお薦め。

    ネタバレBOX

    起承転結の結びに来て、ブッ壊しに掛かる。さすがです、エレファントムーン。

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