満足度★★★★
時代の残留思念が蘇らせた一夜の幻?
1969年の国鉄(当時)新宿駅ホームに終電を逃したりした一般人が留まっているとそこへ新宿西口のフォークゲリラたちが乱入してきて…という物語、その頃には物心がついており「広場ではなく通路だ」なんてことも記憶にある世代なので40年の歳月を経てごく身近で体験する、的な感覚。
当時はまだそういうことがあったという事実認識だけだったのが、そのバックグラウンドについてようやく知ることができた、とでも言いましょうか…。
(観た翌日の夜にTVで68年の新宿駅近辺の様子を紹介していたのもタイムリー)
また、伝説的フォークシンガーたち(岡林信康、高田渡、高石ともやなど)の聞き覚えがある歌に彩られており、そんなところは懐かしい。
さらに当時のフォークゲリラの一員が歳をとってから見た一夜の幻想とも思わせる、あるいは時代の残留思念が当時の一夜を幻として蘇らせたかのような幕切れがちょっぴり切ない。
幕切れと言えば、後方の野外に電車があることに前年秋の『市電うどん』(横浜未来演劇人シアター)も連想。
楽日前にやっと
夏の風物詩、毎年の恒例です。歌がもりだくさんで楽しかった。何度か見た人によると、今日の夜はかなり良かったらしいです。昼間にライブもあったからかしら。
時には椿組でも
今回はあれれでしたあ。うーーーーーん。夏まつりですから。あまり細かいことよりも団扇を仰ぎましょう。暑いので。今年の見どころは、昇太師匠、福島まりこさん、山田まりやさん????いいえ違います。絶対違う。今年のスターは歌奴さんです。この2人のデュオが唄うシーンです。ここが、見どころ?聴きどころです。ここが燦然と輝いて見える。メイン出演者は、他では見られない感じです。ずーっと出てはいるので、ずーーーーっとリアクションし続けるんです。ちょっとうがった見方をすれば圧巻。ちょっとした罰ゲーム感覚?。出演者のみなさん、本当に本当にお疲れさまです。