彩られたモノ・クローン 公演情報 彩られたモノ・クローン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    眼からウロコが落ちる
    遺伝子操作やクローン技術がもう少し進んだホンのちょっとだけ未来のおハナシ。タイトルや公表されているあらすじから想像した真相が当たらずとも遠からずの内容は意外性皆無で「なんだ、やっぱり…」ではあったものの、抽象的に「倫理」で片づけられているクローン人間の問題を具体的に提示して眼からウロコが落ちる、みたいな?
    ただ、遺伝子操作によって作られた「××が発光するネズミ」に噛まれた人間も××が光るようになるというギャグはいかがなものか?ウイルス感染じゃあるまいし。そんなに簡単に、しかも異種間で特質が受け継がれるようなら遺伝子操作なんていらねーじゃん。(光るネズミや光る××の見せ方は愉快だったけれども)
    また、本人への臓器移植用にクローンを、というアイデアは従前からあった(クローンものでは定番?)が、あの結末はつまりまったく健康なクローンを「つぶして」その臓器を使ったワケで、それもいかがなものか?(とはいえ、考えてみるとこのアイデア自体が健康なクローンを「つぶして」使うことを前提としているワケで…じゃあ、これも眼からウロコか)
    ところでああいうラストってことは、舞台となった研究室は知覧にでもあったんでしょうかね? で、彼は宮川三郎少尉の末裔だったとか?(爆)
    いやまぁ、初舞台の岩田さゆりを観るのが主眼だったので、芝居全体については片目くらいつぶるけれどサ…(爆)

  • 満足度★★

    大人がしっかりしないと
    初、エコー劇場、なんだか不思議な空間ですね。
    ここって、テレビの収録とかをしている劇場なのかな。
    椅子が・・・
    なかなか縁がない作品が上演されているので、初めて行きましたが
    場所もいいし、もっとバラエティに富んだ作品が上演されるといいですね。
    劇団があるから難しいか。

    この作品ですが、
    若手のアイドル作品ですから、青臭い話でも構わないし、
    主人公達は下手だけど一生懸命演じていれば、
    たとえ学芸会レベルでも、そのフレッシュを堪能すれば、
    目的は達成していると思う。

    だけど、大人がね、特に渡辺えりの旦那、へったくそな芝居だったなぁ。
    脇が大根芝居だと、シラけるんですよ。
    無名でも華がなくても、若手を支える立場ですから、
    大人が、話をしっかりと持って行ってナンボのものだと思うのですよ。
    福田転球は、俺が主役とばかりに、
    暑苦しい芝居を前へ前へと出て演じていて、バランスを崩すし、
    主役の子達の事務所が強かったら、大クレームだろうな。
    カスコスの人は、渋くて悪くなかったけど。

    そういう意味じゃ、ジャニの芝居って、
    ちゃんと適材適所、ちゃんとTPOを弁えた芝居を
    プロデユースしているんだろうな。
    チケット代は倍以上だけど。

  • 満足度★★

    解り易い
    話がすごく解り易くて、初心者ですが ついていき易かったです。
    シリアスな話ですが、 やはり福田さんのシーン等、笑いどころもあり楽しめました!

    ネタバレBOX

    「俺だけ関西弁やしぃ~」とか 
    「冬のソナタと言えば!」「マーマレードと言えば!」のシーンなんかも、最高に面白かったですw

    あと、「お前に罪がないこと、痛いくらいに解ってた」「だから必死にええ兄貴になろうとした」っていう所も ぐっときました。 ぐぐっと。


    人間クローン、臓器移植 等、生命倫理に関わる話は作る方も扱いづらい題材なんだろうなぁと 勝手に予想します。
    他の方も指摘されていたように、技術的な知識も 色々と問題になってくるでしょうし・・・クローンって、細胞から核を取りだして移植するって、高校か中学で習いましたけど 核も年をとるんでしょうか。文系なのでさっぱり解りませんが、いざこうして劇中に出てくると気になってしまいます。
    臓器移植の件も同じく。生きた人間がドナーになることについては正に今、物議を醸しているホットな話題ですね。 (ジンがドナーになるために自殺したのか、クローンだから死んでしまったのかは描かれていませんが)

    なので、個人的には恋愛メインの話に持っていってもらえて助かりました。細かいところを作りこむと、どんどんマニアックになってしまいそうで、ついていけなかったと思いますし。


    素敵な役者さんを知ることができて、とっても満足な公演でした。

     
  • 満足度★★

    全体にいまひとつ
    パンフに演出の人の
    「今まで見たことない」舞台を創りたい という趣旨の言葉が
    書かれていたが、
    出来上がった舞台はとても残念な出来。

    かなり典型的な登場人物たち
    ベタなストーリーと、台詞。
    ブツ切りの演出。
    硬い演技の主演の高橋さん。
    音楽もつまらん。

    厳しいかもしれないが
    もう少し行くと完全なギャグだ。


    ただ、
    福田転球さん は スゴイ。
    まったく入っていけなかった物語の中で
    唯一心に来る演技だった。

  • 満足度★★★

    クローンものを芝居として上演するには
    とんでもない何かが必要な気がする。
    または、物凄く泣かせるとか、物凄く感動させるとか、物凄く笑わせるとか奇抜なアイデアがないと、マンネリ化してしまう、と思う。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    福田転球だけが逸脱していた作品。

    他は役者としてまだ、熟されていない感じ。そんなレベル。

    世界的に有名な研究者・瀬尾元治のクローンとして作られた藤川ジン。
    ジンを始末するように同僚の藤川徹に命じたが、藤川はジンを自分の子として育てることを決意し、研究室を退職する。

    やがて大人になったジンを軸にジンが育った家庭や、ジンと瀬尾元治の娘・千尋との恋愛、実の父との関係を描いた作品。

    瀬尾元治の身代わりとなって自分の心臓を提供して死んでいったジンの場面で観客を泣かせようとしたのだろうが、物語性が弱い為、泣けに泣けず。
    むしろ、ジンの育った家庭の温かさの場面で泣ける。

    脚本が甘いのが欠点。もっと作り込んで練り上げてくれれば良い作品になったはず。惜しい芝居でした。

  • 満足度★★★

    可もなく不可もなく
    見始めてからすぐに結末が予測できちゃうのが残念。

    暗転が多くて観るの楽は楽なんだけど‥
    あれほど場転が必要なのかな?ちょっと間延びした感じ。

    福田天球さん、初めて生で見ましたがいいですねー
    ちょっと泣けました。

  • キレイにまとまり過ぎて物足りないほど…
    実際に起るかもしれない、近未来SF。
    客入れから一環して使われているクラシック音楽が
    下ネタ有の作品を上品なものに昇華させている。
    福田天球さんの存在感は流石。
    空席が多いのは、マーケティング不足なのでは?

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