満足度★★★★★
ストレートに感動できた!!
正直あまり期待しておりませんでした。すみません。ところが、
このお話は、子供に対する親の愛情の深さというものを理解できる人ならば、必ず感動できるお話なのです。今の世の中、斜に構え、当たり前を退屈とか、マンネリとか言って端におきたがる人々などが流行のようですが、でもでも、そんな人々などお構いなしに、この作品はまっすぐに心に訴えかけてきます。もちろん日本最高とはいいません。そうでないことはチラシを見たらわかります。が、そんなことはどうでもいいのです。とにかく感動させられました。出演者の皆さんが必死でもがいてらっしゃることも素敵でした。こんなに一生懸命なストレートな魂をぶつけられたのは久しぶりです。皆さんがひとつの魂で結びついていることに気づかされたとき、その演出された絆というか連帯感に私は感動させられたのかもしれません。
満足度★★
まぁ・・・・
エンターテイメントなら、エンターテイメント一直線で貫き通してほしかった。ラテンダンスも三味線も和太鼓も、一つ一つをとればすごかったけど、それがうまく芝居と噛み合っていない。勿体無い。
ストーリーもかなり強引で、しかも一つ一つのシーンが無駄に長い感じがした。強引なら強引なりにテンポ良く進めていかないと、お客さんは「もういいよ」って離れてしまう。だから役者が必死に叫んでいても、「このシーン前も見たなぁ」と思って、しらけてしまう。
ネタも演出も80年代の匂いが充満しているので、昔を懐かしみたい方には良いかと。
満足度★★★★
純粋な気持ちに、思わず涙
縁あって、劇場へ足を運びましたが、
正直、全く期待していませんでした。
アリとキリギリスの目立たない方だし、売れないアイドルだし、
アニメっぽい題材だし。
これが、以外や以外、心に響いてきました、泣けました。
最初の20分位は想像を外れない、
三文芝居でしたが、竹本孝之(いやー、わっかいなぁ。もう40代半ば
じゃない、髪も多いし腹も出てないし、往年のアイドルの姿を
守っていた!てか、まだ芸能界にいたんだ!ちょっとビックリ)
が登場したあたりから、グっと面白くなっていた。
この芝居、とにかく役者がまじめに真剣に、役柄に
取り組んでいる、だから感動が伝わるのだ。
確かに、芝居はクサい、台詞はツマる、テクニックからすれば、
全然ダメなんだろう。
だけど、伝わってくるのだ、その気持ちが、せつなさが。
非常に全てのキャストは地味だし、
舞台装置も手作り感満点、
なんともチープな感じがするのに、この感動はなんだろうか。
等身大の思いが、嘘でない思いが、
きっと劇場を温かい空気で包んだからでしょう。
四季や、老舗劇団が、とかくテクニックに走って、
滑舌よく、だの、大げさな芝居だの、無感情な淡々とした芝居、
それが芝居として、あるべき姿と、
メディアやマスコミの力を利用して文化の押し付けをされそうな
昨今。
この作品を四季流で上演なんかしたら、ゾっとする。
こういう作品を、全国公演、芝居が身近でない地域の人に
見てもらいたいなぁ。四季が妨害するか。
難を言えば、あと15分、短くしてほしい。
ちょっと主要な登場人物が多いし、クライマックスも間延びしている。
そして、芝居の代金も、3500円程度だったら
みんなに◎でオススメするでしょう。
満足度★★
うぅむ
内容は国営放送でも問題ないくらいに平和な作品。
子供劇のような悪人も改心する系のハッピーエンド。
屈折したぼくには物足りなかった‥
役者さんが出てくると会場から拍手と歓声が上がり、
見せ場の後には喝采の拍手が起こり、
暗転中にはお隣の人とおしゃべりを楽しみ、
また、携帯開いて時間などを確認する人達。
きっと、そういう演劇があってもいいと思います。
ぼくには合わないけど。