悪趣味 公演情報 悪趣味」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
41-45件 / 45件中
  • 観ました
    吉祥寺のときは演出が大味な気がしていたけど、かなり細かい部分まで行き届いていた印象。適度に伏線を回収しないという感覚がいい塩梅。

  • 200909061400
    200909061400@シアタートラム/終演後PPT有

  • そうか、家族か・・・・!
    じっくり作りこまれた柿ワールド。

    これまでの作品に比べてスピード感は若干減じられている印象がありますが、その分重すぎず抜けのあるおどろおどろしさが醸成されていて・・・。

    そこに暮らす家族の姿が浮き彫りになっていきます

    役者の凛としたお芝居に目を見張り、魑魅魍魎が跋扈するような山村の空気を描写する力に瞠目し、いくつもの突き抜けたウィットに引き込まれ・・・。

    あっという間の100分間でした。





    ネタバレBOX

    終演までは舞台に展開する表現たちの
    切れと鮮やかさに目を奪われていましたが
    トークショーを観ているうちに
    中屋敷一流のデフォルメが次第に解かれて
    作品の核にある家族という感覚からの
    ある種の切なさに浸されていることに気が付きました。

    因習や近すぎる人間関係などの肌触りを
    今様の描写に染め替えていく
    中屋敷作劇・演出の非凡さに瞠目。

    河童に物語を語らせることや
    主たる物語からの逸脱、
    パロディ感に溢れた休憩などからも
    作者の内心の移ろいが
    細微に伝わってくるようで・・・。

    お腹一杯楽しんで、
    あとから霧が晴れるように見えてくる
    作り手の内にある物語の原風景に
    息を呑みました。

    余談ですが、マリオ音のネタがたまらなくおかしくて・・・。
    前述の数秒休憩などの仕組み系、
    役者の表現、素の力技、
    アドリブなども軽重とりまぜて、
    いろいろとあとを引く部分が満載でした。
  • あんしんしてみれるげきだん。
    相変わらず面白かった。もはやクオリティの高さが約束されてる劇団なので安心して観れます。ただ今回は物語を投げてないのだから、登場人物(台詞で言われるところの「メインの脇役」)も最後まで描いても良かったのでは、と思ったり。美術中心にスタッフワークのレベルが高い。要するに演出のレベルが高い。

  • 悪い趣味だ
    ツボったのはゾンビの村長。
    セリフと関係のないところで脳みそを齧る描写がなんとも愛おしい。
    ほくろの位置が変わるなどの伏線を放り投げる痛快さといい、柿の、中屋敷くんんのパンク・ロック感は、80年代中期におけるブルーハーツに通ずる。

    一瞬、「誰にでもできる」と錯覚させてくれる。
    ここがすごくパンクなのだ。
     
    現代アートのヒトツの課題である
    「インタラクティヴ性」
    を存分に楽しんだのだが。アフタートークを聞くと真逆のことを言っていた。
    うーん。
    楽しい。これからも柿について悩みたい。

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