humming3 公演情報 humming3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    またマスターは所在なげに
    面と向かって明かせないけど、ちゃんと理由はあるの。

    ネタバレBOX

    それでも、いつか冷めてしまうことがあるかと思うと、おそろしい。
  • 満足度★★★★

    そういえば・・・
    あの後、元バイト君はマスターになったのかしら

    観劇から2週間が経って、ふとそんな錯覚を起こす
    通りすがりのカフェでの体験。
    それが、hummingシリーズの魅力。

    今回は常連客を演じた俳優さんがとても色っぽく、

    また行けば会えるかしら

    と再び錯覚を起こす。
    劇場も良いが、カフェ公演も楽しくてしょうがない。


  • 繋がる時間の重なり感
    登場人物の今に、つながる時間のやわらかい印影が
    そこはかとなく感じられる・・・。

    ここちよく、少しだけ切ない時間に浸されました

    ネタバレBOX

    何気ないカフェのひとときに
    浮かび上がってくる登場人物たちの時間の広がり

    ナチュラルで
    どこかルーズでちょっと意地悪で・・
    でも表層的な具象から広がる登場人物たちの過ごしてきた時間や
    これから歩いていく道が
    終わってみるとしっかり観る者の心に残っている

    タイトルのとおり
    それぞれの重なり方や共振の仕方が絶妙で・・・。

    板倉チヒロが支配する時間に見事にやられました。
    観る側のバランスが崩されるわけではなく、すっとそのまま引きこまれる。
    うまいなあと思います。
  • ばしょさいこう。
    カフェ公演て素敵なんだ、と初めて思いました。
    何よりも喫茶店の存在自体が素晴らしく、登場人物のこの場所に対する愛情を素直に感じることができました。
    ただ、演技とドラマのさじ加減にちょっぴり違和感。
    観た回は快晴で、窓からさしこむ明かりが眩しいくらいでした。
    雨の日の公演も観たかったなあと。

  • 満足度★★★★

    ほんのちょっぴり浮かんだ世界。
    静かな住宅街の中でこんな演劇が生まれているとは。なんとも癒しです。いろんなお天気のいろんな時間帯に観てみたい。朝一番の澄んだ空気の中、お昼時の忙しない雰囲気、夕日をバックに、月夜、などなど。傘をさして外を歩く姿もいいかも。開演時間、ずらしてくれたらおもしろそうなのに。

    ネタバレBOX

    カフェという設定を利用したお話だけど、現実ではなくどこかドラマめいている。けど大きな事件があるわけじゃなく些細な日常。そのバランスに入り込めればあとは場の力で浮かび上がれる。

    ポかリン所属の中島美紀さんや日下部そうさんにしても、客演の板倉さんにしても、癒しのキャラでは決してない。脚本自体も優しいわけじゃなく、自分でも気づかなかった感情の揺れみたいな部分を茶漉しで漉すように丁寧に拾い上げていて、かなりビターな味わい。なのに根っこに植えつけられるのは温かい種なんですよね。どうしようもないやるせなさを真正面から受け止めている正直な感じが甘酸っぱく懐かしい。

    中島さんの未亡人キャラはかわいらしさと色香とが混ざり合って素敵でした。カフェを訪れる女の子役の小杉美也子さんも背伸びしてる感じが愛しい。

    終演後のカフェタイム、おいしいと噂のハンバーガーなどの食べ物が注文できないのはちょっと残念。
  • 満足度★★★

    ゆる~い、草食系男子の話
    こういう空間での演劇は体験したことがないので、
    物珍しい気分でウルトラマンの街、祖師谷大蔵へ。
    25名限定という、ちょっとしたプレミア感も持ちつつ、
    会場(カフェ内?)へ入れば、そこはカジュアルな若者の観客ばかり。
    仕事帰りのスーツ姿は、自分ただ一人・・・。
    アウェイ感のプレッシャーを感じつつ、観劇。

    きっと、地方から上京した女性が憧れを持つ東京の日常って
    こんなんだろうなぁって思うような内容。
    TVドラマとか、ファッション誌とかコミックに描かれてやすそうな、
    世田谷のお洒落なカフェで、お客と従業員が顔なじみになって、
    なんとなーく共に時間を過ごす・・・。
    ちょっぴり刺激的で、ちょっぴりせつなくって。

    流行の草食系男子っぽい、優しそうな男子と、
    鼻っぱしが強く、でもナイーブ(そう)な女子の、
    さりげない日常を描いた話は、
    ゆる~く、非現実的。
    作品の中の、どこにも、
    今起こりえている未曾有の大不況や、
    経済危機の香りはありません。
    お洒落なカフェもいいけど、
    こんなに客がいなかったら、つぶれるだろうに。
    いまどき、趣味でカフェ経営なんてしている人いるのかな?って思うほど、
    登場人物も含め、なんら生活感やリアルさはありません。

    ま、劇場は夢を売る場所ですから、
    劇場の中まで、切羽詰った気分になることもないので、
    それはそれで、いいのでしょう。
    それに、そういう現実感がある人は、劇場へは来ないだろうし。

    60分、癒し系といいますか、少女マンガ系といいますか、
    おしゃれなカフェで繰り広げられる寸劇は、
    夢見る若者たちには、とっても居心地が良さそうです。
    そう、ホットチョコレートとシフォンケーキを楽しむ趣味の人には。

    疲れたアラフォー世代の僕的には、
    甘酸っぱい青春時代を思い出す?ちょっぴり照れくさいような内容でした。
    ビールと枝豆が好きな趣味の人には、かったるいなぁ(汗)

    ネタバレBOX

    会場に入って、普通に座ろうと思ったら、
    カフェ部分は、そこは舞台で、座っている人は役者さんでした。
    「桟敷になるんですが、大丈夫ですか?」ってスタッフに言われて、
    スーツなので「大丈夫じゃないです」と言ったら、
    席を作ってくれました。コートや荷物も預かってくれ、
    なかなか良く出来たスタッフさんです。

    前の亭主が死んで10年、という女主人
    その割には、ちょっと若いようで、違和感・・・
    あと、そんなに、いろんなお客さんに口説かれるほど
    魅力的かなぁ

    ま、あのミュージシャンくずれ(?)の男の子が、
    マスターになって、このカフェを継いだら、
    きっと1年もたずに潰れるだろうな(!)


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