満足度★★★★
そういえば・・・
あの後、元バイト君はマスターになったのかしら
観劇から2週間が経って、ふとそんな錯覚を起こす
通りすがりのカフェでの体験。
それが、hummingシリーズの魅力。
今回は常連客を演じた俳優さんがとても色っぽく、
また行けば会えるかしら
と再び錯覚を起こす。
劇場も良いが、カフェ公演も楽しくてしょうがない。
ばしょさいこう。
カフェ公演て素敵なんだ、と初めて思いました。
何よりも喫茶店の存在自体が素晴らしく、登場人物のこの場所に対する愛情を素直に感じることができました。
ただ、演技とドラマのさじ加減にちょっぴり違和感。
観た回は快晴で、窓からさしこむ明かりが眩しいくらいでした。
雨の日の公演も観たかったなあと。
満足度★★★★
ほんのちょっぴり浮かんだ世界。
静かな住宅街の中でこんな演劇が生まれているとは。なんとも癒しです。いろんなお天気のいろんな時間帯に観てみたい。朝一番の澄んだ空気の中、お昼時の忙しない雰囲気、夕日をバックに、月夜、などなど。傘をさして外を歩く姿もいいかも。開演時間、ずらしてくれたらおもしろそうなのに。
満足度★★★
ゆる~い、草食系男子の話
こういう空間での演劇は体験したことがないので、
物珍しい気分でウルトラマンの街、祖師谷大蔵へ。
25名限定という、ちょっとしたプレミア感も持ちつつ、
会場(カフェ内?)へ入れば、そこはカジュアルな若者の観客ばかり。
仕事帰りのスーツ姿は、自分ただ一人・・・。
アウェイ感のプレッシャーを感じつつ、観劇。
きっと、地方から上京した女性が憧れを持つ東京の日常って
こんなんだろうなぁって思うような内容。
TVドラマとか、ファッション誌とかコミックに描かれてやすそうな、
世田谷のお洒落なカフェで、お客と従業員が顔なじみになって、
なんとなーく共に時間を過ごす・・・。
ちょっぴり刺激的で、ちょっぴりせつなくって。
流行の草食系男子っぽい、優しそうな男子と、
鼻っぱしが強く、でもナイーブ(そう)な女子の、
さりげない日常を描いた話は、
ゆる~く、非現実的。
作品の中の、どこにも、
今起こりえている未曾有の大不況や、
経済危機の香りはありません。
お洒落なカフェもいいけど、
こんなに客がいなかったら、つぶれるだろうに。
いまどき、趣味でカフェ経営なんてしている人いるのかな?って思うほど、
登場人物も含め、なんら生活感やリアルさはありません。
ま、劇場は夢を売る場所ですから、
劇場の中まで、切羽詰った気分になることもないので、
それはそれで、いいのでしょう。
それに、そういう現実感がある人は、劇場へは来ないだろうし。
60分、癒し系といいますか、少女マンガ系といいますか、
おしゃれなカフェで繰り広げられる寸劇は、
夢見る若者たちには、とっても居心地が良さそうです。
そう、ホットチョコレートとシフォンケーキを楽しむ趣味の人には。
疲れたアラフォー世代の僕的には、
甘酸っぱい青春時代を思い出す?ちょっぴり照れくさいような内容でした。
ビールと枝豆が好きな趣味の人には、かったるいなぁ(汗)