満足度★★★★★
予感が的中しなければと願います!!
『ムサシ』 と『きらめく星座』のセット販売なんて、阿部さんに失礼です。
前田亜季さんは風格が出てきましたね。
満足度★★★★
第5場がやはり白眉
10年ぶり6度目(に加えて戯曲も読んでいるし)ということで内容はよく憶えていて、印象的なシーンや台詞などは舞台で演じられる前に脳内で再生されたりもするが、中でも初演時(85年9月)から感銘を受けている「人間についての広告文」を筆頭として名場面・名台詞のオンパレードな第5場がやはり白眉。また、10年前と同様に、源次郎のような人物を作り上げてしまったあの当時の教育に大いなる疑問(とはちょっと違うか)を感じる。(←これは第5場限定ではないが)
満足度★★★★
やっぱり、こまつ座はハズレがないな。
今回も、「太鼓たたいて笛ふいて」「兄おとうと」同様の生ピアノ演奏の音楽劇。
少し違うのが、音楽学生?という役で後藤浩明さんが演技もしつつ、
要所要所で舞台上のピアノを弾く。
はっきりとした主役がいない分
話が、「太鼓~」「兄おとうと」に比べるやや弱いように感じた。
上演時間85分+85分で、長くないというと嘘になるが
特に後半部分はあっという間だった。
阿部 力さん、他のメンバーに比べると
やや歌、演技ともに硬かったかな?
満足度★★★
ひたむきにひたすらに
いのうえ脚本の持ち味と私は感じている“人間賛歌”が、静かに
けれどひたむきに演じ上げられていて胸打たれました。
どんな時も、諦めないことで希望や奇跡は起きるかもしれない!
真摯に作品を創り上げようとしているキャストとスタッフの取組み。
ひびいて伝わってきました!
満足度★★★★★
作:井上ひさし自身の経験を元に、第二次大戦開戦1年前のレコード店「オデオン座」に集う人々の人間模様。
井上ひさし作のこまつ座公演、銀河劇場とは珍しいです。
ホリプロとの共同のためでしょうか。
昭和15から16年、浅草のレコード店「オデオン座」に集う、明るくたくましい、個性豊かな人々。
「紙屋町さくらホテル」にも通じる、一般市民の目線での戦争が題材です。
次々に描かれる騒動は、大きなことではないけれど、何が起きても明るく楽しく歌い飛ばしてしまう家族が楽しいです。
愛華みれ さんの元SKDのお母さんのおおらかさと明るさ、
最近立て続けに舞台に出ている前田亜季さんもよかったですが、
何といっても相島一之さんの生真面目な傷痍軍人の役。
まじめでコミカルな面と、国に対して一途なゆえの苦悩が良かったです。
この役が、当時の普通の日本人だったのではないかと思います。
満足度★★★★
素直に「とてもいい舞台を観た」と言える
戦争というのは、ある日突然やってくるのではなく、日常とつながってじわりとやってくる。
舞台となるオリオン堂にも戦争がじんわりとやってくる。
歌好きで明るい家庭がどうなっていくのかを悲壮感なしで描いているだけに、哀しみは増す。
台詞1つひとつが、それこそきらめいていたり、ずっしりとした重みがあったりするのだ。
かなり大げさに書けば、舞台の、芝居の楽しみというものが、すべてそこにあるようにすら感じた観劇だった。