朝ぼらけ 公演情報 朝ぼらけ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Azukiワールドは久々に周囲にすすり泣きの聞こえる舞台だった
    みな熱演、好演だったが、障害のある翼役の山中雄輔は圧巻だった
    田中愛実は翼との結婚を反対するお兄さんに食って掛かるシーンが迫力あったし、団員、常連はいつも通りきらりと光るものを見せた
    毎回感心するが舞台転換の照明や音楽も秀逸
    相変わらずチケットも凝っていた

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    初見の劇団。贔屓劇団が増えれば勢い開拓の機会は減るが、口コミメディアお陰で冒険が出来る。モロ師岡以外知った名はゼロ、ただ美術担当が知った名で若干背中を押されて観劇。
    根のいい人間に遭遇した時の如くで、最後にはあれこれの不足も許してしまう感じ。浸透圧でぐぐッと台詞の入ってきた瞬間が2か所、キーとなった役の貢献も好印象であった。

    ネタバレBOX

    知的障害を持つ人が中心的存在のお話で、自閉症の息子(翼)のために自宅の庭に八百屋を開業した家族(母、父、弟、姉とその夫)と、ご近所さん(野菜を仕入れに来る農家の青年、常連客、隣のキャバ嬢、同じく自閉症で強度の息子と母、離れて暮らすその姉、翼の幼馴染み等)、弟の同級生男女、担任らの日常生活圏に、ある日若い女子がバイトに応募して来る。障害に対する差別、対立と、理解の経過がエピソードを通して描き出される。
    自閉症者の二人の形象が、行動の背景を認識させるレベルまでに迫っていて好感が持てる。自分の目には「それはしないかな..」と思える行動があったりもするが、支援学校を卒業して数年?まだ二十代青春盛りの翼青年の太い幹は見えた。芝居の性質上、リアルを求めてしまうが、障害と健常の境界を消して残る「翼」という人格を形象して示す事もあり得ただろうか。
    前半一番厳しかったのは、出産したばかりの姉と翼の不和の原因になる一件が、これ程愛情に満ち障害理解のある家庭では起こり得ないプロセスで起きてしまう所で、翼は赤児が寒くないようにとタオルケットで顔まで覆ってしまうが、これだと「人」と認識した相手を正しく可愛がる行為ではなく、お人形遊びの道具と同等。ネグレクトと真逆な関わりをしただろう家族が彼に「リスクなく委ねる」領域がどこまでかを見誤る事は考えにくい。
    例えばそういった事や、他の人物の行動線に細かな逸脱はそこここにあって、前半の疲れ具合は実は半端でなかったが、それ以上に知的障害、自閉症との接点でのあるあるが盛り込まれ、何より恋物語の成就によって示される「人って何」「生きるって何」へのドラマの回答は、予期せずして力強かった。
    最後の最後の場面に文句を付ければ、総員集って翼の弟と友人の漫才コンビの立ち位置が、想定されている家屋の柱(及び壁)の後ろに当たるミザンスであった事。漫才は聞かせずサイレントになるのは淋しいが予測範囲、ただリアルの追求は放棄しないでほしいな、と。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    自閉スペクトラム(連続体)症とは、「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」の三つに分類される。その中で知的障害を伴う者を「自閉症」と現在では呼んでいるらしい。(この辺、定義が不明確な為、はっきりしていない)。障害者の兄弟姉妹である、「きょうだい児」と云う言葉を初めて知った。

    障害のある息子(山中雄輔氏)の自立を促す為に自宅を改装した八百屋で働かせているモロ師岡氏一家。そこにバイトで田中愛実(あみ)さんが入ってくる。知的障害者への偏見、蔑視、敵意がそこら中に渦巻く世間。そこで織り成す日常の物語。

    自閉症の山中雄輔氏、更に重度の暴力を伴う自閉症のマナベペンギン氏の熱演。『聖者の行進』のイメージからか、いしだ壱成、そしてキャラクター的に香取慎吾を想起。ピョンピョン飛び跳ねるポゴダンスは甲本ヒロトの痙攣ダンスを思わせる。嘗てブルーハーツがNHKに出た際、観ていたファンの母親が「こういう人達も一生懸命頑張っているのねえ」と涙ぐんだエピソードを思い起こす。

    安未紗さんがエロいキャバ嬢みたいになっていた。思えば寺山修司作品以外の彼女を初めて観た。これはこれで魅力的。常連のお客さん役宮永薫さんが綺麗だった。

    ネタバレBOX

    周囲で軽度の知的障害者が結構働いていて、彼等の行為にうんざりする現実がある。彼等を見ていて思うのは、人に好かれる嫌われるは知能の問題ではなく、個々の人間性なのだろうと云うこと。
    自分は偏見の塊の為、この手の作品に素直に感動することが出来ない。(何某かの障害があるのかも?)。ただ、隣の男性客が声を震わせて号泣するような作品であった。障害者から目を背けずに真っ直ぐに一つずつ何度でも少しずつでも心を通わせていこうとする現実的な物語。気の遠くなるような苦悩の果てにほんの少しの笑みが零れる。介護と一緒で自分の身に降りかからないと(自分の物語だと自覚しないと)本当の意味では理解は出来ないのだろう。正解は無い。あるのは日常だけ。モロ師岡氏が言う名台詞。「未来を考えていたら私達は生きていけないのですよ。今日一日を生きていって、その先にあるのが未来なんです。」

    この手の作品で一番衝撃を受けたのが、韓国映画『オアシス』(イ・チャンドン監督)。重度の脳性麻痺のヒロインとの恋愛話なのだが、もうこのジャンルでこれ以上の作品は作れないのではないか?と思った。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    自閉症の持つ家族日常の話!
    障害の理解者と理解うすさをきっちりと描かれていた
    この家族は優しいく暖かく仲の良い家族
    いろいろと苦労はしたのだろし大変
    近所方も理解ある方に助けて普通に生活は出来ているし障害や普通人の違いはあるけど、同じ人に過ぎない
    普通お酒飲むし恋もする
    障害だろが同じ目線が大事!

    普通ていったいなんだろと考えてしまう
    濃厚な2時間でした
    いろいろと勉強なる作品でした
    心が打たれて涙がとまらなくなりました
    素敵な作品でした

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