ファウスト第一部 公演情報 ファウスト第一部」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★

    ちょっと・・・
    長かったです。

  • 満足度★★★

    演技力が・・
    会場に入った瞬間、これはいい!と思った。
    照明の灯った、ホールの中央の丸い敷物の上が舞台。
    客席がそれを三方から取り囲み、ピアノ、ギター。役者がホールの端の椅子に座っている。雰囲気がとてもいい。
    けれど、これだけは言っておきたいのだけれど、古典は演技力のある役者じゃないとキツイ。
    私は、役者にそこまで演技の上手さを求めません。魅力や面白さ、何か一つでもいいところがあればそれでOK! けれど、それは現代劇の場合。
    古典は、ほんとーーーーーに上手い役者がやらないとちっとも伝わってこない。ほとんどの方が実力不足だった。

    ネタバレBOX

    演出は、魔女の厨房?のシーンや、神の台詞を複数の役者に喋らせるところなど、なかなかステキなところもいくつか。
    けれど、立ちっ放しで会話するシーンがあまりにも多いので動きが少なく、何度も停滞した空気になる。
    役者さんとお客さんの間の熱の差も埋めがたく、結構寝ている方もチラホラ。円形の舞台は他のお客さんの顔も見えてしまうので、よっぽど面白くないと興ざめしてしまうことが多い。

    役者の台詞に合わせて、ギターとピアノの生演奏をするという発想はかなり素晴らしかった。
  • 満足度★★★

    マジメな取組
    テキスト読解も演出もマジメなため
    面白くなるまでかなり時間がかかった

    生き残った戯曲だから面白いのは当たり前で
    それ以上の何かは発見できない

    蜷川さんが演る意義以上の意味か熱意を!

  • 満足度★★★★

    空間演出が綺麗でした
    初めてのアレイホール、作品の雰囲気にマッチしていて不思議な空間体験でした。
    「ひたすらテキストに向き合い、戯曲の息遣いを丁寧に表現する。」というコンセプトを事前に読み、あえて戯曲そのものはもちろんあらすじを知ろうとはせず、ぼんやりと知っているイメージだけで観劇してみることに。事後wikiにあたってみたところ、確かに戯曲に誠実に向き合って表現されたのだなぁという印象でした。
    なにせ「ゲーテ」なので、重々しく難解なのかな?という不安はあったものの、意外にわかりやすく、長時間ながら最後まで興味を持続して観劇できました。
    以下、ネタばれにて。

    ネタバレBOX

    正面の最後列(とはいえ3列目)で少し段差が付いている座席を選んだのですが、舞台面がほぼフラットなため、低い位置での表現や、意味ありげに移動されたりする小道具などがほどんど見えず、最前列の方がくみとれたのだろう細かな(繊細な?)演出意図がくみとりきれなかったのは、非常に残念。
    ピアノとギター系の生演奏は概ね作品世界にマッチしていたのですが…全体が環境音楽のような感じだったのに、何故かポピュラーな楽曲「Sing sing sing」…これはいきなり違和感でした。カフェで「作品世界にちなみまして」とドイツビールをセレクトされていたこだわりに比して、何故?(笑)
    この曲のセレクトと共に、後半のマイクパフォーマンスは言葉がほとんど聞き取れず、その場面以外の均一な雰囲気とはマッチしていなかったのがもったいない感がありました。
    他の方も書かれていますが、最大のマイナス印象は主役三人の衣装。岩波書店刊の由緒ある訳を生かした台詞回しと、現代風?(なのか?)な衣装がまったく合っていなくて、特に最も象徴的な存在であるはず(べき)なメフィストーフィレスに、あの衣装でところどころ文語めいた台詞を語られると、無意味に可笑しくなってしまったりで、ものすごく俗物に見えてしまい…途中、いやメフィストを俗物に見せることが、実はこの舞台の斬新な演出意図なのか?と深読みしてしまうほどでしたが。(違いますよね?)
    ファウストの登場時の付け髭も、ちょっといただけなかったな。若返ってからの衣装の色使いも。
    グレーテヒェンの衣装は清純な感じは出ていましたが、やはり現代風な女の子チックに見えてしまいました。
    ともあれ、膨大な台詞に真摯にとりくまれた演者には拍手。
  • 満足度★★★★★

    音楽の使い方
    場面や役者のセリフとシンクロしたピアノとエレキギターの生演奏、酒場の客やグレートヘンの歌が良かった。既成のCDから適当な曲を流すよりも、はるかに効果的だったと思います。『ファウスト第二部』も楽しみです。

    ネタバレBOX

    後半のファウストの衣装、ルパン3世をほうふつさせました。
  • 満足度★★★★

    雰囲気◎
    wikiでストーリーをなぞってからの観劇。
    ファウストと言えば悪魔メフィストーフェレスと契約しこの世のすべての知識を授かる代わりに四肢を裂かれて死んだというどこまでもイッちゃった人で、狂気に満ちたおどろおどろしいお話かと思いきや、
    意外に純愛ストーリーだった…。

    第一部ではファウストの悲劇性が薄く、むしろグレートヒェンに感情移入してしまう構成なので、第二部が観てみたい。
    あの有名な台詞も是非。

    ネタバレBOX

    舞台美術の雰囲気がよいです。

    ファウストが結構軽いノリで、メフィストも上品な老紳士風味で描かれてるので、ダークな部分が少なく、逢瀬の方が重点的に描かれてる感じ。
    母親を毒殺したとか嬰児を水に沈めたとかは台詞で説明されちゃう。
    あぁちょっと肩すかし。

    しかしとにかくきっちり真摯に戯曲に向き合ったんだろうなぁという印象。

    ただワルプルギスの夜のマイクパフォーマンスだけは理解不能でした…。
    グレートヒェン役の佐山花織さんが素敵でした。
    なんといっても歌がお上手。狂った時に歌うマザーグースの歌の薄ら寒さといったら。

  • 席はゆったりめ。
    まさか3時間もあるとは思ってもみなかったので、予定を入れていたため前半しか観られず申し訳ない、すみません。なので全体的な雰囲気だけでコメントすると、もの凄く真面目な取り組み、主役の衣装が気になる、音楽との共同作業は気持ちが良い、直球のように感じましたが、私の頭なので、台詞を追いかけるのがわりと大変でして。けど詳しい人にはなんの苦痛もないはず。
    床に敷いてる丸い布?皮?はこの会場のものなのか、用意したものなのか、作品にぴったりで素敵です。背中が痛いので座布団かなにか欲しいですね。

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