公演情報
「夜会行」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
冒頭の少ない台詞である人物の内面を想像させ、次いでコロナ禍でのホームパーティーのお手本を示してから「ある立場」の人々の悩み……というより苛立ち・憤りを分かり易く説得力をもって描く。だもんである人物の「ダメさ」が不腹立たしいこと。そういえば「後味が悪くない」のは鵺的では珍しいかも?(笑)
実演鑑賞
満足度★★★★
久しぶりの新宿御苑&劇場に鵺的「夜会行」を鑑賞。
男女がキスをする映画が奇異な目で見られた時代があったそう。
この夜会行の世界が、ありふれたもの、で、あるべきで、ありふれたもの、であった。
頭デッカチになりがちだけど、多分考えてはダメなんでしょうね。ありのまま感じるが良いのだと。
#高木登
#青山祥子
#奥野亮子
#笠島智
#ハマカワフミエ
#福永マリカ
実演鑑賞
満足度★★★★★
遅ればせながら感想を。
いろいろ考えさせられる内容でした。
いつの間にか、あの場に自分もいるような気になる臨場感。彼女たちのリアルさ。
素晴らしかった。
私は高木さんと同年代なのですが、あの話を私と同年代の男性が書いたということに衝撃を受けました。心からの拍手と感謝を送りたい。
うまく言葉になりませんが。
彼女たちの明日が明るいものであるようにと願わずにはいられない、そんな切なく愛おしい物語でした。
実演鑑賞
満足度★★★
面倒くさい人々の面倒くさい会話劇。
すぐに傷付くし怒り出す。あまり関わりたくない方々だ。まあ、お互い様(笑)
私にそういう嫌悪感を抱かせたというのは女優さん達の演技が的確であったことの証だろう
実演鑑賞
満足度★★★★★
ティザービジュアルなど事前情報を見た時に感じた「鵺的っぽさが全然なさそうだなぁ」といった期待値を、180度ナナメ上で裏切ってきた作品。
良い意味でちゃんと鵺的だった。
・「このあとどうなるんだ」というワクワク
・「今すぐ止めてくれ。ここから出してくれ」という、心を引き裂かれるような揺さぶり
・「わかるわかる」という登場人物への感情移入
・「言及されていること、抽象度の高い普遍的なテーマだなぁ」という思考回路へのアクセル
自分の中での「面白いなぁと思う要素」がてんこ盛りになっていた作品。
言語化出来ない感覚的なものだが、世界観というか雰囲気にどんどん引き込まれてしまい、気がついたら「どっぷり浸かれた」演劇体験が出来て、足を運んで本当に良かった。
「対人関係のあり方」を掘り下げる物語と自分には映った会話劇。
劇中で取り上げられた問題の多くが「性的マイノリティに限らない」普遍性のあるもので、「異性愛・ストレート・男性」の自分でも感情移入出来る場面が何度もあった。
登場人物それぞれ、様々なタイプの「他者への間合いのとり方・関わり方のぎこちなさ」を擬人化したようなキャラクターで、「ああ、自分にもそういうとこある」と引き込まれてしまった。
そんな「ぎこちない」人たちが(利己的ではないものの)「よかれと思って」投げ掛けた言動が交錯し、糸がもつれるように進んでいく展開。
「こうしたほうがいい」と他者に行動の変容を迫るのも「よかれと思って」。
「他者を巻き込まず、自分だけで穏便に済ませたい」も「よかれと思って」。
「ありがた迷惑な言動は取りたくない」「人様に迷惑はかけたくない」という姿勢を是する自分(そんな人間関係観を他者にも望んでいる)には、感情が揺さぶられる要素が多かった作品。配信が始まったら何度も視聴したい。
実演鑑賞
満足度★★★★
本当に才能に溢れた人間はこの世にいるんだなあと思い知らされる舞台。これを観る事が出来ただけで当面自分の幸運に感謝。色んな若手女優に今作を観て貰いたい。アンテナがビリビリする筈。
サンモールスタジオの小さなステージで演ること、立地条件、全てが計算され尽くしている75分。
「神は細部に宿る」と云うが、音に徹底的に拘り抜いている。ベランダの掃き出し窓が開いていて風が静かに吹き込んでくる。レースのカーテンが優しく揺らめき、外の道路から街の音がずっと微かに聴こえている。客席からは見えない洗面所の音、携帯電話の声の音量、絶対にこうでなくてはならないであろう設計。
オープニング、福永マリカさんがベランダ越しに外をぼんやりと眺めている。笠島智さんはキッチンで料理の準備。
福永の誕生会に集まる友人達。コロナ禍のホーム・パーティーと云うことで、全員マスク姿のまま。五人の会話劇を表情はほぼ目だけという荒業で成立。実際にワインやビールを飲み、おつまみを食べ、とにかく部屋の美術から小物からリアリティーを徹底。彼女の部屋、今その場にいる感覚に陥る。
ほぼすっぴんの福永マリカさんの目の表情が猫の目の様にくるくる変わり釘付けになる。笠島智さんの凛とした立ち姿。奥野亮子さんとハマカワフミエさんの口論の見事さ。青山祥子(さちこ)さんの引きがあるキャラ。
複数の女性客の啜り泣く声や堪えきれない嗚咽、客席は段々と作品世界に取り込まれて行く。
ラスト・シーンの切なさ。ウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』を観賞した後の何とも言えない気分を久し振りに思い出した。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/07/01 (木) 19:00
スゴイものを観た気がする。観るべし(前売券完売だが当日券で是非)!
レズビアンの新田(笠島智)が恋人の笑里(福永マリカ)と住む部屋が舞台。笑里の誕生日を祝うためレズビアン仲間が集まる。遼子(奥野亮子)と廣川(ハマカワフミエ)が来るが、話題の中心は廣川の新しい恋人の理子(青山祥子)。集まった5人は取り留めのない話を続けるが、30分ほど経って新参者の理子の問題が話題になると…、という展開。スケールの大きな作劇が続いた鵺的だが、今回は小劇場ならではの会話劇を展開し、70分強の舞台は基本的にリアルタイムで進む。5人のキャラクターが際立っているし、力量ある魅力的な女優陣が演じることでそれはよりハッキリする。誰が言うことももっともで、誰が正しいと言うわけでもなく、それぞれの生き方は認められるべきだと思える。レズビアンの話と思っていると、もっと普遍的な人間の生き方の話になっているあたりが見事である。珠玉の台詞が並ぶ。
こういう芝居が観たい。☆15くらい付けたい気になる。