Silent Scenes 公演情報 Silent Scenes」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ■約100分■
    沈黙を強いられる、あるいは人々が沈黙しがちな状況下で展開される静かなドタバタ騒ぎ。テーマにあまりそぐわない一編があったり、終章が分かりづらかったりとアラはあるものの、パントマイムという禁じ手だらけのストイックな表現分野で、沈黙という難しいテーマに取り組み、笑わせたり唸らせたり、ここまで魅せる100分間を作り上げたのは見事。

    ネタバレBOX

    図書館、表と裏、ある男の一日、エレベーターの4編(もっとあったかも…)を序章と終章で挟み込む構成。
    「ある男の一日」はある男の一日が何度も繰り返し演じられ、都度都度リミックスされていく一編。リミックスの妙により、もともとは別々だった食べるシーンと嗚咽シーンが接続されて笑いを生んだり、巧く作られてはいるものの、沈黙というテーマからは逸れていて、これがために作品全体の一貫性が削がれてしまったきらいあり。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    緻密なノンバーバルシアター。とても良い。
    無言劇は有言劇と比べて、視覚情報が主になるため、動きにより一層注意を払わなければいけないと察するが、しっかりと今見るべきところを押さえられており、こちら側の想像力を掻き立ててくれる。
    言葉なしでも、芝居や人物描写がしっかりしており、深いところまで連れて行ってくれた。
    マイムの技術もしっかりしている。安心感。
    また必ず観たい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    良質で上品なパフォーマンスでした。

    ネタバレBOX

    パントマイムの技量を活かした二人コント集。

    良質でお上品でしたけど、そこまでという感じで、物足りなさを感じました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    マイムがベースのパフォーマンスだけに無言だが「無音」ではなく、BGM、効果音、生声でも唸りやシーッ(BESILENTの意)など賑やかだ。二人組が大道芸よろしく登場し、客いじり(拍手の要求)から徐々に「見せる」無言劇仕立てのエピソード集へ。
    マイム出身(恐らく)の二人が演劇的表現に魅せられ、あるいは開拓の地平を見出したのだとしたら納得。技術を披露するパフォーマンスから、人が出会う風景を表現する「演劇」に踏み込んでいる。そのための技量が開拓されている、と見える。ただしマイム=形を作る技術の上に演劇を構築する作業は伝統芸能でも余程な事ではある。何が言いたいかと言えば、「芝居」として見る限り、気になる隙間がある。無言の表現として「ここまでやった」芸は披露され拍手は起きたが、「演劇」に踏み込んだ以上「演劇」を見たくなる。ここで言う演劇とは、別役実の言うそれに近い。
    神は細部に宿る。人間の存在はどのように切り取ろうとも切り取られた「実(じつ)」が放つリアルの魅力がある。演劇を観たいのはそのリアルとの接点を観たいからで、折角おかしな人間の様が描写されるならそこに人間のディテイルが欲しい。目、口、鼻と輪郭を描けば人だと分かるが、もっと陰影が欲しくなるのだ。

    ネタバレBOX

    例えば図書室のシーン。
    一人がテーブルの一角で読書し、時々笑いを漏らしている。当然、そこへもう一人が登場。演劇ならば、その男が「なぜ先客の隣席に座ったか」は重要だ。ただ目についた席に着いた、のか、空いてる席がなかったので仕方なく隣席に座ったのか、席の面子を吟味して選んだのか、いつも座ってる席だからか・・。その如何によって、隣に座られた男の方も反応、視線が変わって来るだろう。
    また、音を立てた時に気遣う相手は誰か。普通の解釈なら向かいの席に人はいるだろうから、向かいに視線を向け、少し会釈する位はあるだろう。もっと大きい音なら周囲が気にしていないか、窺うだろう。
    やがて隣人が「面白そうに読んでいる本」が気になり出し、覗き見をしようとするあたりから「笑」の展開となる。が、そもそも沢山の本を持ってテーブルの一角を占拠したのに、他人の本が気になるという現象が何から起きたのか、例えば資格試験の勉強でもしようとしたが、身が入らず他の事が気が行ってしまう、あたりが妥当だろうが、それならそのように見えたい。そこから本をミットに見立ててのキャッチボールは、シュールなマイムの世界となる。実際に二人が図書館で「マイム遊び」をやったのかキャッチボールをやったかは不問で、観客はボールがミットに収まる音が実に似ているので面白くて笑う。だが演劇的には、リアルベースのやり取りの延長に、全く周囲の人を気にしない二人だけのマイムの狂騒曲へ展開しても全然いい。むしろ前段が演劇的であれば、そこからの「逸脱」の瞬間がはっきり判るだろう。私はそこで笑いたい。メンソーレ演劇的快楽の世界へ。
    舞台は95分、飽きずに見られたのは技術の賜物には違いないが。
  • 実演鑑賞

    #ゼロコ
    #SilentScenes
    演劇とパントマイムの中間といった感じ。マイムのコメディ要素を抽出して巧く演劇に寄せていて楽しかった。マルセル・マルソーも観ているため、マイムの精度は目を瞑り、演劇としての楽しさを味わいたい。
    これは作り手の問題ではないが、客席に過剰に反応する人や、妙なタイミングで反応する人がいると興醒めしてしまう。これはコメディの宿命なのかな⁉️

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2021/06/11 (金) 19:00

    初見のユニット。男性2人によるパフォーマンス。面白い。
     パントマイム等の動きを元にした、角谷将視、濱口啓介によるフィジカルシアターデュオ、だそうで、ノンヴァーバルでのパフォーマンスの90分。オープニングアクトの後、「図書館」「ある男の1日」等、タイトルに応じたテーマ性・ストーリー性のある演技で見せ、笑わせてくれる。技術的に高度なことをするワケではないが、構成の妙で笑える演技になっているものの、こうするんだろうな、と伏線が読めてしまうものの結構あった。
    https://www.zeroko.net/wp-content/uploads/2021/01/P_ME3628-1-scaled.jpg
     常連のお客さんと覚しき観客が結構いて、いつものアゴラとは若干雰囲気が違っていた。それほど面白いと思わない場面でも大声で笑うなど、「いいお客さん」に恵まれているのだろうか。

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