公演情報
「「SEVEN・セブン」「岸田國士恋愛短編集」」の観てきた!クチコミ一覧
映像鑑賞
満足度★★★★
岸田國士が目当て。日が取れず配信を鑑賞したが環境よし、岸田戯曲の繊細な空気感を堪能した。「恋愛」と括られた戯曲3つの内「恋愛恐怖症」「チロルの秋」は正に男女の現在進行形の恋愛が描写され、言葉の密度が高い。いずれも二度と訪れない瞬間のヒリヒリと痛く心地よく悲しく滑稽な駆け引きを役者は演じ、恋愛の純度を高みに押し上げた作りであった。最後の「命を弄ぶ男」は飛び込みやすい線路に訪れた二人の男が登場人物で、自死へ駆り立てた動機に女との関係がある。両名ともがメロドラマ一本作れそうな苦い悲恋物語を語るが男らの滑稽さが芝居としては救いとなり、余韻の中に人生の情感が籠る。
「命」「チロル」の生舞台は初めて。繊細な機微に寄り添う音楽も効果的でキーボードの生演奏と最後に明かされた。
実演鑑賞
満足度★★★★
#SEVEN #セブン
#オフアトリエ企画
7人の女性によるモノローグ。告白とエピソードの連続。イヴ・エンスラーの『ヴァギナ・モノローグス』を思い起こした。
女性が強いられてきたことの理不尽さ。その恐怖の歴史は想像をしても及ばない。それをわかっているのだけれど……恐怖を煽るような演出は好ましくない。男である自分がいま、別の恐怖を感じていることも自覚している。
声を上げられない人々が、声を上げられるようになるまでの葛藤。性差による暴力はダメだ。ただ、人類のこれからの恋愛はどこに向かっていくのだろうか……と漠然と考えている。
#山崎美貴 さんを堪能。そして #つかもと恵子 さんの言葉の深さが味わい深かった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
#岸田國士恋愛短編集
#文学座
#初日
#恋愛恐怖病
一瞬で #下池沙知 さんに恋をした。そこに座ったお嬢様はしっかりと箱に入れられて綺麗に育っていた。彼女は雄弁な白目を持ち、男女の友情と恋の境界線で綱引きをしてみせる。ちょっと鼻にかかるイイ声で言葉遊び。あんなに心を擽る「おやおや」なんて聞いたことがない。「さぁ、どうぞ」なんて言ってキラッキラの瞳を向けて、八重歯から悪戯っぽく恋の罠を仕掛けられたら抗えるはずがない。二の足を踏む男は滑稽で愚かだ。連れ去られても後の祭り。
#チロルの秋
ユーリズミックスのアニー・レノックスのようにクールな #渋谷はるか さんに心を掻き乱される。影を纏い、神秘のベールに包まれた彼女に惚れ惚れする。コレが観たくて劇場に足を運んでいるのだということを、彼女はいつも再確認させてくれる。共演の #小谷俊輔 さんと #渡邊真砂珠 さんは、研修所57期で『わが町』からずっと拝見してきたお二人。震える組み合わせだった。